内容紹介
渡辺香津美のライフワーク、ソロギタープロジェクト「ギター・ルネッサンス」。今作は森山未来主演で話題を呼ぶスペイン戯曲「血の婚礼」(ガルシア・ロルカ作/公演・東京グローブ座2007.5.3~20日他)への香津美自身の出演演奏というコラボレーションを伏線に、スペインをモチーフにした音楽を展開する。 フラメンコ基調の「血の婚礼」からの楽曲の数々に加え、フルアコ・ジャズギターアプローチによるチック・コリアの名曲「スペイン」、マイルス・デイビスの「ナルディス」などギターテク炸裂の名演を収録。 恒例となったビートルズナンバーからは「エリナー・リグビ」、J.S.バッハ・無伴奏チェロ組曲第一番からは「サラバンド」、前作ギター・ルネッサンス III[翼]での吉田美奈子のゲスト参加も話題を呼んだデュオ・コーナーは世界的なクラリネット奏者リチャード・ストルツマンを迎え、オリジナル曲「たまゆら」を披露。さらに村治香織、鈴木大介などの師匠としても知られるクラシックギター界の第一人者、福田進一とのデュオ、「禁じられた遊び」がラストを飾る。 オーディオマニアックの間で「リファレンスディスク」との評判も高い今シリーズはSuper Audio CD層を含むハイブリッド盤。サウンドアコースティックの美しさで評判の高い東京・白寿ホールの響きを捉えたDSD録音。(全15曲中、12曲(同 5.1chサラウンド音声を併録)M-02,14,15はスタジオ録音。)
アーティストについて
渡辺香津美 (Kazmumi Watanabe) 1953年東京都生まれ。17才でデビューし、現在名実ともに日本が世界に誇るトップ・ジャズ・ギタリスト。2010年「ギター生活40周年」を記念して「トチカ2010」リユニオンほか数々のイベントを展開した。生粋のインプロヴァイザーの資質を生かし、常に最先端インストゥルメンタルを創造し続け、広く音楽文化に貢献している。