ダーウィンの悪夢 デラックス版 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, レターボックス化, 字幕付き |
コントリビュータ | フーベルト・ザウパー |
稼働時間 | 1 時間 52 分 |
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商品の説明
半世紀ほど前、ささいな試みからアフリカの美しい湖に放たれた一匹の魚。
そこから悪夢のグローバリゼーションが始まった。
世界中の映画祭で多数のグランプリを獲得した衝撃の大ヒット・ドキュメンタリー、待望のDVD発売!!
アフリカのビクトリア湖は多様な生物が生息していたことからかつて“ダーウィンの箱庭”と呼ばれていた巨大湖。そんなビクトリア湖に、今から半世紀ほど前、外から持ち込まれた肉食の巨大魚“ナイルパーチ”が放たれた…。グローバル経済に取り込まれたアフリカの一地域で引き起こされた悪夢のような現実をセンセーショナルに描き出す衝撃のドキュメンタリー。
◆2006年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート ◆2006年セザール賞最優秀初監督作品賞受賞 ◆2005年山形国際ドキュメンタリー映画祭審査員特別賞・コミュニティシネマ賞受賞 ◆2004年ヴェネツィア国際映画祭ヨーロッパ・シネマ・レーベル賞受賞 ◆2005年アンジェ映画祭グランプリ受賞 ◆2005年パリ環境映画祭グランプリ受賞 ◆2005年ベルフォール国際映画祭観客賞受賞 ◆2005年メキシコシティ現代映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞 ◆2005年フライボルグ国際映画祭ドキュメンタリー賞受賞 ◆2005年シカゴ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞 ◆2005年テサロニキドキュメンタリー映画祭観客賞受賞 ◆2005年テルアビブ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞 ◆2005年シドニー国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞 ◆2005年イフラヴァ国際ドキュメンタリー映画祭審査員特別賞受賞 ◆2005年ワシントンシルヴァードックスグランプリ受賞 ◆2004年ヴィエンナーレウィーン映画賞受賞 ◆2004年モントリオール国際ニューシネマ&メディア映画祭NFBドキュメンタリー賞受賞 ◆2004年コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞 ◆2004年ヨーロピアン・フィルム・アワードベストドキュメンタリー賞受賞
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988102373139
- 監督 : フーベルト・ザウパー
- メディア形式 : 色, ドルビー, レターボックス化, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 52 分
- 発売日 : 2007/7/6
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B000PIT0RQ
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 67,753位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 458位外国のドキュメンタリー映画
- - 6,181位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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人道主義をうたうヨーロッパが実はアフリカを食い物にしてきた。
必死で生きる人々の姿は悲惨だけれど美しい。
ビクトリア湖周辺の貧困と搾取の構造を描くのなら、もっと多面的な角度から見るべきだろう。例えばタンザニア国内での格差や、ダルエサラームの繁栄や、そこのアフリカでも有数の大学のお坊ちゃんやお嬢ちゃんや、もっと手じかにナイルパーチの加工工場経営者のいい生活や、ビクトリア湖やそのほかの国立公園に訪れる欧州観光客や、彼らを泊めるホテルの現地従業員や、ステークホルダーは多くいるだろうに。
撮る方はかなりエグイと思って撮ったであろう魚のアラが、こちらが魚食いのせいか、全くエグくなく、その臭いや、ビクトリア湖畔の湿気や風や暑さが感じられないのは映像のせいだろうか。
また「映画」であるのならもう少しアーティスティックに撮って欲しいものだ。
何か撮る方の欧米一方通行の「正義感」みたいなものが少し鼻につく残念な映画だ。特に時間をかけて観るべきものでもないね。
ビクトリア湖に持ちまれた肉食魚・ナイルパーチを
軸に物語は進行する。
物語の舞台、タンザニアは多くの問題を抱えている。
・貧困
・食糧不足
・エイズ
・失業問題
『発展途上国などどこもこんなもんだ』と言ってしまえば
それまでかもしれないがあまりにもひどい。
ビクトリア湖で漁をする漁師達はナイルパーチを捕えて
わずかな賃金を得ている。
高価すぎて漁師達の口にはナイルパーチは入らない。
肉食魚・ナイルパーチはあらゆる他の魚を食い尽くす。
ビクトリア湖に他の魚影は見あたらない。
加工工場に持ち込まれたナイルパーチはすぐに加工・冷凍され
日本を含めたヨーロッパ・先進国に空輸される。
殺風景な空港にひっきりなしにジャンボジェットが飛来し、
飛び去っていく。
ジャンボジェットは持ち去るだけで何も運んでこない。
いや、兵器の持ち込み疑惑すらある。
ジャンボジェットのパイロットを相手に若い娼婦が相手をする。
「もっと勉強をしたい」
若い娼婦の言葉が胸を打つ。
だが生きていく為にまずは売春をしなくては生活できないのだ。
当然、エイズは蔓延する。
村のあちこちはエイズ患者だらけだ。
しかし、貧しいので治療さえろくに受けていない。
彼らの救いは宗教(キリスト教)だ。
キリスト降臨映画を野外で見せられている。
それでも牧師は言う。
「聖職者としては、コンドームの使用は推奨できません。」
この人にエイズの蔓延を防ごうという気持ちはないのか?
現地住民はナイルパーチを口にすることなく、
加工工場から出されたナイルパーチの残骸に
なんとかありつけるだけだ。
残骸を保存食に加工している現場映像がある。
ナイルパーチの残骸を稲のように日干しにしているのだが
その下の地面を数えきらないウジ虫が這い回っている。
ひどい、ひどすぎる!とても見られない。
そこを現地の女性が平気で歩きまわり、作業している。
現地女性曰く
「以前は農業をしていました。それと比べたら恵まれています。」
と平然と答えている。これのどこが恵まれているのだろうか?
映画を見て感じた事は
「バカが国を運営する危うさ」である。
確かにタンザニアは貧しい国である。
しかし、教育に力を入れ正しい国家運営をしていけば、
こうはならない。
タンザニアの国家運営にあたる人々がノータリンで
私腹ばかり肥やしているからだろう。
さて日本はどうであろうか?
昨今、日本の低迷が続いている。
原因は様々あるが一番の原因は
「バカが国を運営しているから」である。
バカが国を運営すると多くの国民が迷惑する。
良い例が「管直人」だ。
失礼だが「野田佳彦」もあまり変わらない。
日本をタンザニアのような「ダメ国家」に
絶対、絶対してはならない。
そもそも表現手法として、幸福と対比されない悲劇を提示する表現者に信憑性が置かれるものであろうか?ザウパーは、どんな陳腐な悲劇であっても使われる”奪われた幸福””悲劇の中のささやかな幸せ”という表現をとらないのはなぜか?
かれが繋げようとするのは生態系の破壊、エイズ、戦争、武器の密輸、残飯しかない貧困、売春。
もしあなたがこの映画を見たとして、どうしたくなるだろうか。ムワンザの人々に手を差し伸べたいだろうか?会いにいきたいだろうか?ヨーロッパで起きた不買反応が端的に表している。彼らは悲劇に汚染された魚を拒んだのだ。助けもしなければグローバリゼーションによる強化された格差を是正するわけでもない。
話を戻そう。なぜ私がムワンザの幸福の不在を指摘するのか。それこそがグローバリゼーションというシステムが成立するために必須だからだ。不幸の猖獗に人は集まらない。逃げるだけだ。この映画ではグローバリゼーションが、チャンスと幸福で人を呼び込み、そして不幸もまた生み出すというシステムがまったくわからない。
彼が欲した映像は薄暗い街並み、夜警の胡散臭い語り、重苦しい夕闇。そして対比されたのは綺麗なオフィスの白人(タンザニアのエリート階級のインド人だが)。それをハンディカムの画質で潜入取材を強調するのである。
パンフレットや帯の言葉につられてグローバリゼーションの悲劇という問題提起を読み取った人は、作中でザウパーが何を表現しえたのか、まずはそれを考えるべきだろう。
本作にはナレーションがなく、登場人物が自分の知っていることを漠々と述べる。(冒頭にテロップは挿入される)
『今インタビューに答えている彼は誰で、どういう立場なのか。そしてその場所は何をする、どういう意味を持つのか』等がやや判り難い。
また、字幕では圧倒的に情報量が少ないので、ドキュメンタリーこそ吹き替えを収録して欲しかった。
内容に関しては、『知っておくべき世界の現状』を上手く切り取った作品だと思う。
ここに描かれているのは、遠い異国のたった一つの具体例でしかないが、人間の本質的な利己的欲望を端的に象徴した事例である。
湖に放たれた外来魚を、日本の市場における規制緩和に置き換えることも出来るかも知れない。
そこに浮かび上がる現実は、当初考えられていた特定者の些細な利益を大きく凌駕する負の連鎖となって行く。
それでも自己に直接の被害が無ければ無視し続けるのだろうか?
冷暖房を備えた安全で清浄な地域から本作をビデオで観、アルコールを片手に疑問を問うている自分にさえ、自己嫌悪を禁じ得ない。
他の国からのトップレビュー
What I didn't like about it was that I didn't think there was story that needed to be told. You follow the fish from when it was caught to being processed to being shipped to Europe and the remaining carcases of the fish's body discarded and collected again by the poor. It was about trading food for arms to continue the war in Africa. The lives of the fisherman, the pilots, the villages, the prostitutes and everything else that revolves around these fish.
I guess I am used to really good documentaries and this seamed like this was a final project that he put together for his last year at film school. The story wasn't there and the quality wasn't there. And I have no idea where Darwin fits into all this. The title made me buy it and what a disappointment.
I was among those with the fortunate opportunity to meet the director, Hubert Sauper, in person, for a Q & A session regarding what he'd unmistakably and purely accidentally uncovered by the close of this film. In an astoundingly open and honest discussion he answered questions and talked of his experiences while making the film. He explained how he planned its beginning, then explained when and how he knew he'd have to end it and leave abruptly after innocently discovering what he'd never planned to know - and why he decided to include that revelation exactly as it played out. The minute I left the theatre I knew I'd have to own my own copy so I could watch it again. And, show others. And if I were able, I'd buy everyone a copy because I felt it was that important.
A simply ASTOUNDING film that everyone, particularly those in the USA, should see. It won awards the world over. One moment I thought I was watching a film about the fishing industry at Lake Victoria, Africa. Then prostitution, hunger, murder, and other atrocities were revealed. Just when it was about to be over, suddenly I realized the camera had picked up something else, something not meant to be known. It wasn't drugs, not murder, not suicide, not euthanasia, but something far worse, and I was speechless! I couldn't move, my brain was numb. I knew what I saw and what it meant! Mr. Sauper verified my thoughts. I left with a headache, bursting with anger, more questions, and pent up energy. This was real! I felt sick to my stomach. My husband and I crossed the parking lot silently, in deep thought, saying nothing because we were numb with the reality of what had been shown us. Instead we watched each step we took until we reached the car. It's been a few years now since that premier, but I still feel the same when I recall or re-watch this film. It's still real and still a nightmare!