1970年発売アルバムのリイシューCD。前田憲男編曲/指揮によるケニースミスオーケストラ(日本フィルの弦メンバー+スタジオミュージシャン+伊集加代子参加のスリー・シンガーズ)によるバカラック集。全14曲、収録時間約43分。
全体の雰囲気や楽器の音色は時代を感じるが、今でもBGMとして十分聴ける(あまり退屈せず聴ける)のは前田氏のアレンジの巧みさ故であろう。アルバムタイトルのイージーリスニング・ジャズは今でいうとラウンジ系イージーリスニングか?
バカラック/デヴィッドの定番曲に混じって、あまりカヴァーされることの少ないT-7,12,14も含まれている。特にT-7,14の2曲は、1969年発売となったバカラック名義のA&M2枚目のアルバム"make it easy on yourself"に書き下ろされたインスト曲。このころからバカラックの曲はフュージョンっぽい曲調を帯びてくるのだが、ヒット曲じゃないこの2曲を取り上げた前田氏のセンスに感服する。
気軽に聴けるラウンジ・バカラック集