史上最強の皇帝は、F1グランプリの物語の続きを最年少王者に託し、自ら玉座を降りた。
絶対君主とも云うべきミハエル・シューマッハーの不在、しかし貪欲なるF1の女神は超新星をF1の桧舞台へと誘っていた。
ルイス・ハミルトンショックは今なお止まるところを知らず、世界3大レースと呼ばれるモナコGPでは、ミハエルに引導を渡した現役王者フェルナンド・アロンソをも追い詰める……。
F1グランプリ2007のシーズンはまだ序盤、これは新しい伝説の始まりなのか、あるいは神話の序章でもあるのか。
F1はいつだって、我々を退屈にさせてはくれない。