この作品も9話近くになると更に謎が深まってゆく。佳境に入ったからだろうか?何故依人は茉莉を刺したのか?蒼乃と茉莉の関係は?それから蒼乃だけでなく繭子も夜禍である事が判明する。依人が蒼乃の昔の回想シーンに登場するのも不思議だ。「もしかして依人も夜禍では?」と勘ぐると更に謎が深まってゆく。ちなみに剛史は一応人間のようだ。
それからこの作品を客観的に見ると真っ当な人物が少ない作品であることが分かる。病的というか、病んでいる人物が多いのである。この点はまるで「新世紀エヴァンゲリオン」を彷彿とさせる。
残酷な運命、それがこの作品のテーマとなっているのだが、最終話になるとどのような結末となるのか興味深い。もう少しブレイクしても良さそうな作品である。