ゼロの焦点 [DVD]
フォーマット | ドルビー, 限定版, ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 西村晃, 野村芳太郎, 南原宏治, 高千穂ひづる, 有馬稲子, 久我美子 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 35 分 |
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メーカーによる説明
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
135
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価格 | ¥2,345¥2,345 | — | — |
製品仕様 | DVD | DVD | DVD |
発売日 | 2013/1/30 | 2009/9/26 | 2005/11/26 |
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988105054189
- 監督 : 野村芳太郎
- メディア形式 : ドルビー, 限定版, ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 35 分
- 発売日 : 2009/9/26
- 出演 : 久我美子, 高千穂ひづる, 有馬稲子, 南原宏治, 西村晃
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 松竹
- ASIN : B000RG9LWA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 150,202位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,364位日本のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
3 星
佳作
清張の原作と映画化作品を比較してみると映画の方が勝るというのは殆どない中この作品はましな方だったと思う むろん原作には及ばないが、昭和の風景がリアルタイムで見られることは価値がある。かなり以前に見たので忘れてしまったが一つ印象にあるのは、鵜原(南原幸治)が東京出張から帰るシーンで泉屋のクッキー缶の包みを抱えていたこと。昭和30年代の人気菓子だった。40年代はヨックモック。それから、芥川さんの主題曲が、のちの「砂の器」にそっくり似すぎだと思った。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
意外な人物が探偵役で、先の読めない展開に引き込まれた。
ふだん二時間ドラマを見ないせいか、本当に崖っぷちでしゃべるんだ…と、妙な感慨があった。
とはいえ、見終えた後に何か釈然としないものが残る。
見合い結婚でごく短い新婚生活。夫を愛しているようには見えなかった。なので禎子がなぜ執念深く真相究明に動いたのか、よく分からなかった。
能登半島が、今の感覚で言えば北海道へ行くような距離感で、驚いてしまった。
が、劇中に登場した地方の鉄道路線は廃線となっているそうで、現代の方が交通の便は悪いのかもしれない。
ふだん二時間ドラマを見ないせいか、本当に崖っぷちでしゃべるんだ…と、妙な感慨があった。
とはいえ、見終えた後に何か釈然としないものが残る。
見合い結婚でごく短い新婚生活。夫を愛しているようには見えなかった。なので禎子がなぜ執念深く真相究明に動いたのか、よく分からなかった。
能登半島が、今の感覚で言えば北海道へ行くような距離感で、驚いてしまった。
が、劇中に登場した地方の鉄道路線は廃線となっているそうで、現代の方が交通の便は悪いのかもしれない。
2023年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久方振りの「白黒映画」。 どんよりと厚い雲が垂れ込める冬の日本海の景色・・・暗い暗い印象。
SLが牽引する「上野発ー金沢行」の夜行列車。(今や、夜行列車自体"滅亡寸前"の状態です。)
いやはや、"懐かしい映像"の数々、新幹線開通後では"絶対に味わえない「懐かしき時代」"の原風景ですね。
兎に角、其の時代(1960年代)を彷彿させる映像に否応なく引き込まれつつ見終わった次第です。
一言書かせて貰えれば、「憲一の兄(西村晃)」が久子さんに化けた「佐知子(高千穂ひづる)さん」の"嘘"を見抜けなかったのは、恐らく久子さんの情報は聞いていたとはいえ、実際に面会するのは初めてだった(初対面)という事だと思いますよ。 例え兄弟とは云え、「憲一氏」が立川の警察官時代に得た”個人情報の詳細"を容易く話す訳は無いと思いますよ。(特に久子さんの"黒歴史"とも云える情報なのですからね。)
此の事より、気になったのは「佐知子さん」が自分でハンドルを握って"自動車運転"していることです。
あの時代(昭和36年:1961年)に日本女性が自ら"自動車運転"する人々は極めて稀少な事ですし、「自動車運転=米軍関係」と結び付けられる"胡散臭い情報”との認識さえ有りますのでね。 然も「佐和子さん」は金沢のレンガ会社の社長夫人です。派手過ぎる行動に些か"隠して来た黒歴史"を自ら暴露し兼ねない危険性さえ感じました。
「佐和子さん」、"隠す程に現る"ですよ。自分から"黒歴史"を暴露しては元も可も無いのです。
行動は慎重に、自重自重、派手過ぎる行動はNGです。
斯様に思いました。
SLが牽引する「上野発ー金沢行」の夜行列車。(今や、夜行列車自体"滅亡寸前"の状態です。)
いやはや、"懐かしい映像"の数々、新幹線開通後では"絶対に味わえない「懐かしき時代」"の原風景ですね。
兎に角、其の時代(1960年代)を彷彿させる映像に否応なく引き込まれつつ見終わった次第です。
一言書かせて貰えれば、「憲一の兄(西村晃)」が久子さんに化けた「佐知子(高千穂ひづる)さん」の"嘘"を見抜けなかったのは、恐らく久子さんの情報は聞いていたとはいえ、実際に面会するのは初めてだった(初対面)という事だと思いますよ。 例え兄弟とは云え、「憲一氏」が立川の警察官時代に得た”個人情報の詳細"を容易く話す訳は無いと思いますよ。(特に久子さんの"黒歴史"とも云える情報なのですからね。)
此の事より、気になったのは「佐知子さん」が自分でハンドルを握って"自動車運転"していることです。
あの時代(昭和36年:1961年)に日本女性が自ら"自動車運転"する人々は極めて稀少な事ですし、「自動車運転=米軍関係」と結び付けられる"胡散臭い情報”との認識さえ有りますのでね。 然も「佐和子さん」は金沢のレンガ会社の社長夫人です。派手過ぎる行動に些か"隠して来た黒歴史"を自ら暴露し兼ねない危険性さえ感じました。
「佐和子さん」、"隠す程に現る"ですよ。自分から"黒歴史"を暴露しては元も可も無いのです。
行動は慎重に、自重自重、派手過ぎる行動はNGです。
斯様に思いました。
2023年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安くなったので購入。
モノクロ映像でDVDより画質はまし。
結婚した主婦が旦那の失踪を探っていく、刑事や探偵物とは違う。
最後の断崖での真相のやり取りが見せ場でしょうね。
当時を考えるとよく出来たお話と思います。
現代的にはちょっと味気ない気もしますが、初めて見るサスペンスものとしてはいいかも。
モノクロ映像でDVDより画質はまし。
結婚した主婦が旦那の失踪を探っていく、刑事や探偵物とは違う。
最後の断崖での真相のやり取りが見せ場でしょうね。
当時を考えるとよく出来たお話と思います。
現代的にはちょっと味気ない気もしますが、初めて見るサスペンスものとしてはいいかも。
2024年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
蒸気機関車が北陸へ。能登半島。胸キュンな光景でした。
内容は本とは少し違うし端折りが多い。立川の光景を期待してましたが無かった。
内容は本とは少し違うし端折りが多い。立川の光景を期待してましたが無かった。
2023年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
推理ものはあまり興味がなく、小学校の頃に夢中になって読んだ江戸川乱歩以来だったのですが、一つ一つピースが埋まっていくのが面白いですね。全部が繋がっているわけですよ。私は開始30分過ぎた頃、立川署で鵜原の元同僚の話でピンときました。世間は狭いとはこのことですね。元パンパンという少し引いたような、口封じの為にしれっと人を殺めたのかと思わせる模写でしたが、終盤になると彼女らの宿命のような侘しさや苦悩、事件よりもそこがポイントのように描かれています。こんなに古い映画を鑑賞したのは初めてですが、美男美女で演技が上手いし、見応えある映画でした。
2022年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は原作先読み派で、ほとんどの場合、映画版は物足りなく思うのだけど、この作品は原作より良くできてると思う。ストーリーも多少変えてあるが、違和感のない脚本です。
2023年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画の撮影の素晴らしさに驚かされました。川又昂、後年の「疑惑」等ではいい加減な印象が有ったのですが、これほどモノクロの撮影、構図の美しさ、光量のバランスが良くて認識を改めさせられました。海岸で働く有馬稲子が南原宏治の帰宅に気が付く。海岸を走る有馬、俯瞰気味の構図で南原の前で転ぶ有馬、の二人の影は長く伸びていて、次のカットでは逆光の太陽を背景に寄り添う二人の姿。この流れには感心しました。ここには人物の背景に有る後ろ暗さと対照に、自然の下の愛情の単純さが感じられます。
松本清張はあまり好きでは無くて、それは昭和年代の市井の普通に働く人々の隠したい過去を掘り起こし、いかにも人間の持つ哀しさはこうしたものですよとしたり顔をしている印象が有るからです。それを何度も何度も繰り返すのはジャーナリズム的な領域で、本来純文学志向のある松本が根底にそうした人を見る目に客観性が有り、自身はそこに属していない、けれど思想的な深さも無いと言う印象が有ったからです。後ろ暗い市民の自殺は疑うべきであり、つまり自身は失敗を犯す側ではなく、それを明かす側であると言う、のぞき見感覚から逃れていないのです。この客観性は映画の中で、久我美子が代行しています。私は子供の頃からなんとなく久我に良い印象を持ってなかったのですが、それは何か根底に他者に対する厳しさを感じていたのです。
例えばこの映画の久我の行動の動機は何かと感じるのです。それは南原に対する愛情ではないと思うのです。結婚して一週間でいなくなる夫、これは戦時中であればリアリティが有った、ところがそうした背景の無くなったはずが自分だけが過去に戻される感触、この違和感が自分のものか夫のものかを決定したいと考える。ところが実際は夫よりもさらに奥の、知らざる戦後の立川の娼婦によって決定されている。そうした事情を知りたいか、ある時代を共有した共感で見て見ぬふりをして沈黙するかの違いは大きいと。この罪悪感は私のものでは無いと言いたい欲求、これが松本清張が久我に代行させる動機の様な気がするのです。
久我が崖の上に一人立つ時、芥川也寸志の特徴的な抒情的BGMが流れるパターンが繰り返されます。「砂の器」等を先行して観ている経験が有ると、このBGMが先行して松本清張的思考を予告している様にも感じました。
この映画は「砂の器」よりかなりコンパクトに語られるバランスが良くて、ストーリー上の過去の事情が省略されています。それは戦後の売春婦の存在の記憶がまだ生々しい物であったとも言えると感じます。
あと誤解されている方がいますが、 西村晃が車中で受け取るウィスキーは久我の推理の映像で、旅館内で手渡すものは高千穂ひづるの述懐の映像ですね。
西村が死ぬ際、火鉢の灰を跳ね上げる所や、車中の有馬の死に顔を車外からとらえるカットの素晴らしさだけでも私は忘れられないなと思いました。
松本清張はあまり好きでは無くて、それは昭和年代の市井の普通に働く人々の隠したい過去を掘り起こし、いかにも人間の持つ哀しさはこうしたものですよとしたり顔をしている印象が有るからです。それを何度も何度も繰り返すのはジャーナリズム的な領域で、本来純文学志向のある松本が根底にそうした人を見る目に客観性が有り、自身はそこに属していない、けれど思想的な深さも無いと言う印象が有ったからです。後ろ暗い市民の自殺は疑うべきであり、つまり自身は失敗を犯す側ではなく、それを明かす側であると言う、のぞき見感覚から逃れていないのです。この客観性は映画の中で、久我美子が代行しています。私は子供の頃からなんとなく久我に良い印象を持ってなかったのですが、それは何か根底に他者に対する厳しさを感じていたのです。
例えばこの映画の久我の行動の動機は何かと感じるのです。それは南原に対する愛情ではないと思うのです。結婚して一週間でいなくなる夫、これは戦時中であればリアリティが有った、ところがそうした背景の無くなったはずが自分だけが過去に戻される感触、この違和感が自分のものか夫のものかを決定したいと考える。ところが実際は夫よりもさらに奥の、知らざる戦後の立川の娼婦によって決定されている。そうした事情を知りたいか、ある時代を共有した共感で見て見ぬふりをして沈黙するかの違いは大きいと。この罪悪感は私のものでは無いと言いたい欲求、これが松本清張が久我に代行させる動機の様な気がするのです。
久我が崖の上に一人立つ時、芥川也寸志の特徴的な抒情的BGMが流れるパターンが繰り返されます。「砂の器」等を先行して観ている経験が有ると、このBGMが先行して松本清張的思考を予告している様にも感じました。
この映画は「砂の器」よりかなりコンパクトに語られるバランスが良くて、ストーリー上の過去の事情が省略されています。それは戦後の売春婦の存在の記憶がまだ生々しい物であったとも言えると感じます。
あと誤解されている方がいますが、 西村晃が車中で受け取るウィスキーは久我の推理の映像で、旅館内で手渡すものは高千穂ひづるの述懐の映像ですね。
西村が死ぬ際、火鉢の灰を跳ね上げる所や、車中の有馬の死に顔を車外からとらえるカットの素晴らしさだけでも私は忘れられないなと思いました。