企画モノなので全く期待せずに、ただ課長が好きなので、購入。
ところがコレが、非常に良くできている!!
1つ1つのゲームはファミコン時代を思わせるような小粒のものだが、
だからと云って、やり応えが無いか、といえばそうでは無い。
だからと云って、懐古的であるか、といえばそうでばかりも無い。
近代のゲームが発展と共に捨ててしまった、
「記号を動かすゲーム」ならではの良さを持たせて復活させている。
・グラフィックはほどほど(昔を思わせる程度で悪くはない)。
・操作性は近代風(操作性の悪さでバランスを調整していない)。
※ただし、古典を意識させる為、わざと悪くしている箇所は若干あり。
・説明書を見ずともプレイできる設計。
・かといって奥浅い訳でもなく、奥深すぎはしない。
あえて難点を上げるならば「音楽がどうしようもなくショボイ」。
懐古には、懐古独特の名曲があるのだが、
いまいちそれらを彷彿させるまでには至らないのが残念である。
いっそその点も「インスパイアだ」と割り切ってくれれば良かったのだが。
総じて言うならば「番組ファンにはより楽しめる」作品であろう。
いわゆる「やりこみゲー」にちょっと疲れてきた
私のようなゲーマーには、かえって新鮮で有り難い。
番組を知らないファミコン世代のファンにも、割とオススメの一品である。