2006年12月28日、関西テレビ系で放映された、渋谷すばる主演、丸山隆平、安田章大、大倉忠義共演のサイコサスペンス。本作は冬休みの“関ジャニドラマスペシャル”の第二弾となり、その演技力に定評のある渋谷が“ふたりの自分”に引き裂かれる青年役を好演し、人気を博した。にぎやかで楽しい関ジャニ∞(エイト)のイメージを離れ、緊張感あふれるシリアスな物語に挑んだメンバーの表情はいずれも新鮮で、ファンとしては見逃せない。将来を嘱望される若きピアニスト・スバル(渋谷)は、女性をひき逃げした忌まわしい過去を抱えていた。輝かしい未来に昏い陰を落とす出来事を封印してきたスバルだったが、かつての恋人に再会したことで状況が変わってゆき…。精神的にじわじわと追い詰められてゆくスバルの恐怖が胸に迫る。(みき~る)