名盤でしょう。
ビートルズへの敬愛を溢れるほどに感じるアルバムです。
ニルソンのデヴュー作として1967年にリリースされました。
1967年といえば、あの「サージェント・ペパーズ・・・」が発表された年でもあります。
本作もホーンセクションの使い方や弦楽器をアクセントに取り入れるなど、
ビートルズ的マナーが随所に盛り込まれ、楽しく、美しいメロディは正に「端正」という表現がぴったりな、
サージェント・ペパー・シンドロームの1枚です。
M5、M7では曲中にビートルズ・ナンバーをメドレーしており、
ソフトサイケに仕上げているところも好感が持てます。
音が複層的に入り組んでおり、ヘッドフォンで聴くと、その作り込み具合が更によくわかると思います。
ニルソンはその後、アルバム「プシー・キャット」でジョン・レノンとの共演を果たすこととなります。
(残念ながら、二人とももうこの世にはいませんが・・・ちなみにM2の「1941」はニルソンの誕生年だそうです)
もっと多くの人に聴いていただきたいアルバムであり、ミュージシャンです。