手ざわりがよい。
それだけでよいじゃないか。
それだけで愛着がわく、というものだ。
左手で、このえんぴつ削りのあまたを押さえ、
マットな質感にうっとりしながら、
右手で、これでもか、これでもかとくるくる回す。
音とにおいが周囲を彩る。
良い感じの疲れも腕に感じる。
えんぴつをなぜこの時代につかうのか。
それはね、
書くという行為じたいに愛を感じたいからだよ、
と言ってましたよ、あの人も。
はっきり申し上げると、
えんぴつを削った後のしあがりは、良くない。
そんな細かいことはいいじゃないか。
もうえんぴつをつかっている以上、
不便やラチのあかなさなんて、
覚悟の上。
重要なのは、
行為なのだ。
削る、という行為をついおこしたくなる、
えんぴつ削り。
えんぴつと生きる覚悟を持って、
この商品に挑んでほしい。
| ブランド | カール事務器(CARL) |
|---|---|
| 製品型番 | BR-05 |
| 梱包サイズ | 13 x 12.8 x 6 cm; 322.05 g |
