『黒い罠』(Touch Of Evil)('58)
出演∶チャールトン·ヘストン、ジャネット·リー、オーソン·ウェルズ、ジョゼフ·カレイア、エイキム·タミロフ、ジョアンナ·ムーア、ジョゼフ·コットン、レイ·コリンズ、デニス·ウィーヴァー、ヴァレンティノ·デ·ヴァルガス、モート·ミルス、ヴィクター·ミラン、マレーネ·ディートリッヒ、ザ·ザ·ガボール、キーナン·ウィン
監督∶オーソン·ウェルズ
1940〜50年代アメリカで数多く作られたフィルム·ノワールと言われる犯罪サスペンス映画は、当時本国でも"B級"と見なされて、あまり高く評価されてなかったようだが、後世になって評価が高まった作品も多い。これもその1本と言える。
この『黒い罠』の場合、監督オーソン·ウェルズの意向に反して、映画会社側が短く編集し直したせいもあって、興行的にも批評的にもコケたそうだ。DVD(Blu-ray)は、監督の意向に沿って再編集したものだ。イギリスの新聞The Guardian紙が2013年に選んだ"フィルム·ノワールTOP10"では、第3位だったとか。(1位は『三つ数えろ』、2位は『チャイナタウン』)
アメリカ·メキシコ国境の治安の不安定そうな町ロス·ロブレス。メキシコの麻薬捜査官ヴァーガス(ヘストン)は、アメリカ人の新妻スーザン(リー)と滞在中だったが、夫妻の目の前で、土地の有力者リネカーと女が、乗車する車ごと爆殺される。現場はアメリカ側だったが、爆発物が仕掛けられたのがメキシコ側の可能性があり、ヴァーガスも、アメリカ警察とともに捜査に加わる。
アメリカ側の担当者は、数々の検挙実績を誇る腕利きのクインラン警部(ウェルズ)。強引な捜査で知られ、事件絡みの負傷の後遺症で片脚不自由なクセ者で異形の巨漢警部は、正攻法捜査のヴァーガスを最初から疎んじていた。
一方で、麻薬組織グランディ·ファミリーと裁判で係争中のヴァーガスを敵視する組織のボス、ジョー·グランディ(タミロフ)は、新妻スーザンに圧力をかけたり、部下がヴァーガスを襲撃するなどして、服役中の弟の釈放を迫っていた。
爆殺されたリネカーの娘婿サンチェス(ミラン)を犯人と疑うクインランは、部下のピート(カレイア)らとともに家宅捜索を行い、残りのダイナマイトを"発見"する。だが、発見場所を先に捜索していたヴァーガスは、警部の証拠捏造ではないかと疑惑を抱く。
クインランへの疑惑を膨らませたヴァーガスは地方検事補シュワルツ(ミルス)とともに、警部が手掛けた過去の事件の資料から、度重なるデッチ上げ捜査の実態を暴こうとする。
その動きを察知したクインランは、ヴァーガスを共通の敵とするグランディを抱き込み、スーザンを冤罪の罠にハメて、ヴァーガスを事件捜査から遠ざけようと企てる。ホテルで一人待つはずのスーザンが、何者かに拉致されたことを知ったヴァーガスは、グランディ·ファミリーのチンピラたちの溜まり場に単身で殴り込むが……。
有名なファースト·シーンの数分間に及ぶ長廻しの流麗なカメラワークは言うに及ばず、天才映像作家オーソン·ウェルズの面目躍如というべき見事な映像技法の連続だ。
その一方で、原作小説をウェルズ監督自ら脚色したというプロットは、さほど複雑ではない。この映画の約10年前、彼が監督·主演したフィルム·ノワールの傑作『上海から来た女』が、二転三転ヒネリの利いた物語だったのと比べると、至ってシンプルなストーリーだ。
この映画で特筆すべきは、ウェルズ自ら演じたクインラン警部というキャラクターではないだろうか。前述の『上海から来た女』の"青年役"から約10年しか経っていないとは信じられないほどの見事な"老けメイク"だ。当時40代前半とは思えない。相撲取りみたいな巨体の"ボディメイク"も凄い。(実際、もっと年取ってからは本当に大デブになっていたが……)
主役は、この当時('50年代後半)『十戒』『ベン·ハー』『大いなる西部』などの大作映画で、大物ぶりを発揮していたチャールトン·ヘストンなのだが、悪役のウェルズに完全に喰われてます。
脇役陣も印象的だ。『上海から来た女』のリタ·ヘイワースのようなファム·ファタール(魔性の女)はいないが、クインラン警部の昔馴染みの酒場のマダム役のマレーネ·ディートリッヒが、少ない出番ながら存在感抜群で、物語の結末にアクセントを添えている。
もう一人、'70年代にはスティーヴン·スピルバーグ監督の『激突!』でのほぼ一人芝居や、TV人気シリーズ『警部マクロード』の主役の暴走刑事をやることになるデニス·ウィーヴァーが、モーテルの夜間従業員役で出演。'70年代の彼からは想像もつかないニューロティックでエキセントリックな痩せぎすの青年役を怪演しています。
黒い罠 (ユニバーサル・セレクション第4弾) 【初回生産限定】 [DVD]
¥1,240 ¥1,240 税込
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フォーマット | ドルビー, 字幕付き, ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | オーソン・ウェルズ, オーソン・ウェルズ.チャールトン・ヘストン.ジャネット・リー.ジョゼフ・キャレイア.エイキム・タミロフ.ジョアンナ・ムーア.レイ・コレインズ.デニス・ウィーパー.モート・ミルス.ヴィクター・ミラン.マレーネ・ディートリッヒ.ジャ・ジャ・ガボール 表示を増やす |
言語 | 英語, スペイン語 |
稼働時間 | 1 時間 46 分 |
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- オーソン・ウェルズのフォルスタッフ HDマスター [DVD]オーソン・ウェルズ、キース・バクスター、ジョン・ギールグッド、ジャンヌ・モロー、イングリッド・ピット、マーガレット・ラザフォード、マリナ・ヴラディ、ワルテル・キアーリDVD
商品の説明
【国境の町に渦巻く、陰謀の影】
【一人の男が、悪との対決に臨む!】
アメリカ国境近くの町を訪れた、メキシコ政府の犯罪捜査官ヴァルガス(チャールトン・ヘストン)。偶然にも、ダイナマイトを使った爆殺事件に遭遇した彼は、新妻スーザン(ジャネット・リー)をホテルに戻し、単身捜査に乗り出す。だが、米国側の捜査官クインラン(オーソン・ウェルズ)の登場で、事態は思わぬ方向へ。証拠捏造を厭わない悪徳警部である彼が、不正を暴こうとする邪悪者ヴァルガスの口を封じようと、スーザンの誘拐を計画し・・・。
<映像特典>
予告編
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, スペイン語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4582131189510
- 監督 : オーソン・ウェルズ
- メディア形式 : ドルビー, 字幕付き, ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 46 分
- 発売日 : 2007/10/11
- 出演 : オーソン・ウェルズ.チャールトン・ヘストン.ジャネット・リー.ジョゼフ・キャレイア.エイキム・タミロフ.ジョアンナ・ムーア.レイ・コレインズ.デニス・ウィーパー.モート・ミルス.ヴィクター・ミラン.マレーネ・ディートリッヒ.ジャ・ジャ・ガボール
- 字幕: : 英語, 日本語, タイ語
- 販売元 : ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- ASIN : B000TDVOOO
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 297,744位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 10,807位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 29,350位外国のドラマ映画
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2022年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年7月26日に日本でレビュー済み
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オーソン・ウェルズ脚本・監督によるアメリカのフィルム・ノワール。脚本の大筋はウィット・マスターソンの推理小説『Badge of Evil』(1956年)に基づいている。
ワンショットの長回しや18.5mmの広角レンズによる撮影などの技巧を凝らした芸術的な映像が特徴。
オープニングのワンショットの長回し(3分20秒)は非常に有名。
アメリカとメキシコの国境地帯が舞台で、警察の腐敗や人種差別などのテーマを扱っている。
新婚旅行でメキシコの国境沿いの町にやってきたメキシコの麻薬捜査官、ミゲル・ヴァルガス(チャールストン・ヘストン)と妻のスーザン(ジャネット・リー)は、国境のアメリカ側で車が爆発炎上するのを目撃する。爆殺されたのは地元の建設業界の有力者、ルディ・リネカーと連れの女だった。
ヴァルガスはアメリカの警察署長、ハンク・クインラン(オーソン・ウェルズ)とともに事件の捜査を開始する。
クインランは若いメキシコ人を容疑者として連行するが、ヴァルガスはクインランが証拠を捏造したことに気づき、クインランを告発しようとする。一方、クインランはヴァルガスの口を封じるためにスーザンの誘拐を企てる。
本作は本国アメリカでは興行的に失敗に終わったが、ヨーロッパでは観客の支持を獲得し、1958年のブリュッセル万国博覧会の国際映画祭で、アンドレ・バザン、ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーなどの批評家たちによって最高賞に選出された。
現在ではウェルズの最高傑作の一つ、フィルム・ノワールの傑作の一つとして広く認められている。
公開以来、ウェルズの意向に反して再編集された96分のバージョンが上映されていたが、1998年に、ウェルズが残したメモに基づいて再構成された111分のバージョンが公開された。
マレーネ・ディートリヒが、ジプシーの占い師のような娼家の主人ターニャを演じている。
音楽はヘンリー・マンシーニ。
ワンショットの長回しや18.5mmの広角レンズによる撮影などの技巧を凝らした芸術的な映像が特徴。
オープニングのワンショットの長回し(3分20秒)は非常に有名。
アメリカとメキシコの国境地帯が舞台で、警察の腐敗や人種差別などのテーマを扱っている。
新婚旅行でメキシコの国境沿いの町にやってきたメキシコの麻薬捜査官、ミゲル・ヴァルガス(チャールストン・ヘストン)と妻のスーザン(ジャネット・リー)は、国境のアメリカ側で車が爆発炎上するのを目撃する。爆殺されたのは地元の建設業界の有力者、ルディ・リネカーと連れの女だった。
ヴァルガスはアメリカの警察署長、ハンク・クインラン(オーソン・ウェルズ)とともに事件の捜査を開始する。
クインランは若いメキシコ人を容疑者として連行するが、ヴァルガスはクインランが証拠を捏造したことに気づき、クインランを告発しようとする。一方、クインランはヴァルガスの口を封じるためにスーザンの誘拐を企てる。
本作は本国アメリカでは興行的に失敗に終わったが、ヨーロッパでは観客の支持を獲得し、1958年のブリュッセル万国博覧会の国際映画祭で、アンドレ・バザン、ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーなどの批評家たちによって最高賞に選出された。
現在ではウェルズの最高傑作の一つ、フィルム・ノワールの傑作の一つとして広く認められている。
公開以来、ウェルズの意向に反して再編集された96分のバージョンが上映されていたが、1998年に、ウェルズが残したメモに基づいて再構成された111分のバージョンが公開された。
マレーネ・ディートリヒが、ジプシーの占い師のような娼家の主人ターニャを演じている。
音楽はヘンリー・マンシーニ。
2014年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒い罠
この作品を知ったきっかけは、ワンショットシーンが凄い映画
特集みたいなTV番組の中でした。
しかし、その当時は、日本では、これのVHSすら出ていない状況
だったので、手が出せずじまい。
そうこうしているうちに、ロバート・アルトマン監督の、
モブで出ている役者がスター揃いなのが有名な「ザ・プレイヤー」
の冒頭のワンショットシーンで、こんなやりとりがあります。
「最近の映画は、カットカットばかりのシーンを繋いで観客の
興味を維持させようとする、昔の映画では、ワンショットで観客の
興味を持続できたもんだよ。黒い罠の最初のシーンなんかは…」
(注意:自分の記憶から、適当に記述しました。)
また、ジョン・トラボルタ主演の「ゲット・ショーティ」の中では、
彼が、映画館で、この映画を見て、最後のセリフを、その場面で
呟いて、映画が終わって、劇場が明るくなった時に、自分の前の席
の人に「どうだい、いい映画だよなぁ~」と、ニンマリ。
と、一連の出来事があってから見たくて見たくて、日本で発売される
日を心待ちしておりました。
でっ!VHS(劇場公開版?)が出て、飛びつき、伝説のオープニングを
繰り返し繰り返し見返したものです。
男の手元にアナログ式のタイマーが付いた機械がアップになり。
男がそのタイマーをセットし、カチカチと音が鳴り、女性の歓声が
聞こえると、男が、それを確認し、素早くオープンカーのトランク
ルームを開けて、その機械を入れ閉める。そして音楽!
オープンカーが走り出して、街の交差点まで行き、一時停止した
時に、音楽のメインテーマが流れて、タイトルロゴが出ると。
カッコイイ!と感動したものです。
さてさて、時代はDVDとなり、この作品もようやく日本で発売されて、
当然のことながら、発売日と同時に購入!今回は、監督の意向をとり
入れた、完全版?とのことで、期待は最高潮。
がぁ!オープニングシーンで愕然としました。音楽が違ってると!
メインテーマが引っ込んで、カーラジオと街の喧騒が全面に出てる。
これでは、ワンショットシーンがある他の映画と、変わらないでは、
ないかと。(まあ、この映画に影響受けた人々が、これよりももっと
凄いワンショットシーンを撮ろうとしているわけなので、それらを
見ていると、原点が平凡に見えてしまうというわけですね。)
しかし、音声をスペイン語にすると、この部分の音楽が復活するとい
う謎仕様でした。
でまあ、監督の意向なのか、完全版を作った方の趣味なのか、よく
判らず、このBluray版が出るまで忘れていたわけです。
結果!特典「修復への道のり」で、この音楽変更は、監督の意向だっ
たのが判り、うーんと思った次第であります。
ちなみに、フランス語に切り替えると、音楽が復活する、これまた
謎仕様です。
海外版買うしかないかなぁー。
●余談●
VHSの頃に映画好きのやつに、これを見せたら、「チャールトン・ヘストン
って、こんなに黒い肌だっけ、靴墨でも塗ってるんじゃあないの?」
てな感想を聞いたんですが、今回、本当にメイクして黒くしているのが
分りました。それが、どうした!と言われそうですが、何だか何十年ぶり
の真相解明にちょっと感動したわけですよ。
この作品を知ったきっかけは、ワンショットシーンが凄い映画
特集みたいなTV番組の中でした。
しかし、その当時は、日本では、これのVHSすら出ていない状況
だったので、手が出せずじまい。
そうこうしているうちに、ロバート・アルトマン監督の、
モブで出ている役者がスター揃いなのが有名な「ザ・プレイヤー」
の冒頭のワンショットシーンで、こんなやりとりがあります。
「最近の映画は、カットカットばかりのシーンを繋いで観客の
興味を維持させようとする、昔の映画では、ワンショットで観客の
興味を持続できたもんだよ。黒い罠の最初のシーンなんかは…」
(注意:自分の記憶から、適当に記述しました。)
また、ジョン・トラボルタ主演の「ゲット・ショーティ」の中では、
彼が、映画館で、この映画を見て、最後のセリフを、その場面で
呟いて、映画が終わって、劇場が明るくなった時に、自分の前の席
の人に「どうだい、いい映画だよなぁ~」と、ニンマリ。
と、一連の出来事があってから見たくて見たくて、日本で発売される
日を心待ちしておりました。
でっ!VHS(劇場公開版?)が出て、飛びつき、伝説のオープニングを
繰り返し繰り返し見返したものです。
男の手元にアナログ式のタイマーが付いた機械がアップになり。
男がそのタイマーをセットし、カチカチと音が鳴り、女性の歓声が
聞こえると、男が、それを確認し、素早くオープンカーのトランク
ルームを開けて、その機械を入れ閉める。そして音楽!
オープンカーが走り出して、街の交差点まで行き、一時停止した
時に、音楽のメインテーマが流れて、タイトルロゴが出ると。
カッコイイ!と感動したものです。
さてさて、時代はDVDとなり、この作品もようやく日本で発売されて、
当然のことながら、発売日と同時に購入!今回は、監督の意向をとり
入れた、完全版?とのことで、期待は最高潮。
がぁ!オープニングシーンで愕然としました。音楽が違ってると!
メインテーマが引っ込んで、カーラジオと街の喧騒が全面に出てる。
これでは、ワンショットシーンがある他の映画と、変わらないでは、
ないかと。(まあ、この映画に影響受けた人々が、これよりももっと
凄いワンショットシーンを撮ろうとしているわけなので、それらを
見ていると、原点が平凡に見えてしまうというわけですね。)
しかし、音声をスペイン語にすると、この部分の音楽が復活するとい
う謎仕様でした。
でまあ、監督の意向なのか、完全版を作った方の趣味なのか、よく
判らず、このBluray版が出るまで忘れていたわけです。
結果!特典「修復への道のり」で、この音楽変更は、監督の意向だっ
たのが判り、うーんと思った次第であります。
ちなみに、フランス語に切り替えると、音楽が復活する、これまた
謎仕様です。
海外版買うしかないかなぁー。
●余談●
VHSの頃に映画好きのやつに、これを見せたら、「チャールトン・ヘストン
って、こんなに黒い肌だっけ、靴墨でも塗ってるんじゃあないの?」
てな感想を聞いたんですが、今回、本当にメイクして黒くしているのが
分りました。それが、どうした!と言われそうですが、何だか何十年ぶり
の真相解明にちょっと感動したわけですよ。