1950年代に作られた映画のDVD化ということで、画質はどのぐらいのものか気になっていましたが・・・。
これが期待以上の鮮明さ(特に発色が鮮やか!)で、いままでDVDの画質に悩まされてきたかたにも、満足のいく画質です。
それと、映画自体が素晴らしいのは言うまでもないことですが・・・。
特典付録もまた、たいへん素晴らしい内容です。
全72ページの特典付録には、
■ダグラスサーク氏御本人・関係者のコメント(ロングインタビューもあります)
■作品の概要(スタッフリストの詳細もある親切な内容)
■本人のバイオグラフィー(これまた詳しい内容)
が収録されていて、よくある「おまけ」というレベルではなく、ちょっとした小冊子になっています。
内容の量では既発の発言集「サーク・オン・サーク」には(さすがに)劣りますが、貴重なインタビューなども収録されている、サーク氏を知るにはもってこいの小冊子です。
ボックスセットにしては1作品の単価が少々高めですが、『画質』と『付録の質の高さ』を考えると、この価格でも満足できる内容となっています。
御託はここまでにして(すみません)。
いままで観ることのできなかったダグラス・サーク氏の作品が3つも観られるというだけで、うれしいかぎりです・・・。