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前作は本当にメロディが耳に残り、しかもキャッチーでありながらハードさとロックンロール的なリズムの素晴らしさが際立っていたのですが、今作は全体的にもっさり・・・
路線変更の具合としては、Thriceのプログレへの変遷に似ている感じがします。
スピード感とキャッチーさがかなり失われています。
センス自体は相変わらず良いと思うのですが、頭で何度もリフレインするようなフレーズは皆無。前作のHey Man的なノリを期待すると100パーセント裏切られます。
メロディはデフトーンズ的な感じもするサウンドへ変化しています。今後プログレに行きそうな気配すら感じられます。
ただメロディは良いとして、ヴォーカルの魅力が発揮されていないです。前作はあれほどまで光り輝いていた緩急あるヴォーカルが・・・今作はしっとりしたものが多いです。スクリーム&エモーショナル！というよりは、スクリームが若干オマケになってしまったかも。
全体的に暗く、テンポの良さなどは皆無です。
全体として見ればそこまで質は悪くない。
結局は急に大人になりすぎた・・・という感じです。
でもPhobos、Let Them Dieとかはそれでもなおカッコイイ曲です。
Wiki等で見ると、既に解散したようなのですが・・・Myspaceなどはフツーに更新されてるし・・・この一枚で終わらず、次回作を切望しています。
