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農業と経済 2007年 09月号 [雑誌] 雑誌

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touten2010
5つ星のうち3.0 食の安全・安心を確保する体制はまだまだ不十分であることがわかる
2007年8月24日に日本でレビュー済み
「リスクコミュニケーション」とか専門用語が飛び交っており、食の安全・安心確保のシステムづくりを勉強している人でないと、今月号を読んでもおもしろくないだろう。全体的に「偏見にとらわれている消費者をどう説得するか」という事業者側スタンスの論者が多く、消費者の立場の人が読むと気分が悪くなるだろう。「京都府の鶏卵業者が協力して画期的なトレーサビリティのシステムを作り上げたが、他府県鶏卵も取り扱う大規模流通業者がコスト上昇の問題から受け入れに難色を示し、結局システムに協力した小売り業者は１〜２業者に留まる（有効に機能していない。）p.42-52」「沖縄の弁当業者が対応する行政側の体制が整っていない中で孤軍奮闘してISO9001HACCPを導入し、衛生管理に関するノウハウは蓄積できた（が、販売効果への効果は不明）p.53-59」等全国レベルでの行政対応の遅れが解るという点で、今月号は買い。
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