EVILや、under my skin、ニーナの為に、斜陽などは、神話や童話等から取ったような人名が入っていたり、一見無気力な人間であるかのような内容の歌詞があったりするが、その底には木下理樹さんの激情が蠢いており、聴き手には歌詞とは裏腹のような感動を与えてくれる。 ところが、今作に収録されている楽曲を呼んでみると、『左手のキキ』は「ドアを開ければ生まれ変わると分かっていても、それを拒んでここにいる。」という、一つの決意表明のような内容になっているのだが、他5作の歌詞が、「本当にもう死んでます。」と言わんばかりの歌詞がならびすぎで、かえってこの先への希望を感じられなくなってしまったのだ 三'・ω・`三