まず、このインストゥルメンタルは、弦楽器とピアノを中心とした、誰にでも聞きやすい
ホームクラシック風にアレンジされていることが挙げられる。
最初のメリッサのように、もとのメロディラインがすぐに判る曲も多いが、
オリジナル・メロディが何だったのか判りにくい曲もいくつか含まれている。
アレンジは単なるライト・クラシック風ではなく、いわゆるクラシック名鑑にでも登場しそうな、
名曲中の名曲とのコラボや、著名作曲家の作風をていねいになぞったアレンジが施されている。
3曲目のReady Steady Goは、冒頭がバッハの無伴奏、後半にG線上のアリアとのコラボが楽しめる。
他にも、ベートーベンあり、ビゼーあり、ショパンありと、なかなかにぎやか。
こんなクラシックもありかな?と思う1枚だ。
初めに元のメロディを追って聞いた後は、どのクラシック作曲家風に味付けされているか、耳を澄ませて聞き比べ、楽しんでみてほしい。