モノノ怪 四之巻 「鵺」 [DVD]
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フォーマット | 色 |
コントリビュータ | 青野武, 内田直哉, 広瀬正志, 鎌田梢, 山崎和佳奈, 小林由利, 竹本英史, 中村健治, 櫻井孝宏 |
稼働時間 | 46 分 |
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商品の説明
「皆々様の真(まこと)と理(ことわり)、お聞かせ願いたく候。」--謎の薬売りふたたび。
『怪~ayakashi~』で大反響を呼んだエピソード「化猫」のスタッフが再結集。圧倒的な映像美で描かれる怪異譚。
<初回限定版特典(予定)>
・豪華描き下ろし外箱付き
・モノノ怪シール封入予定
・映像特典(キャスト・インタビュー&設定画ギャラリー予定)
※初回限定版終了後は、外箱・封入特典の付かない通常版に切り替わります。ご了承下さい。
※特典内容・仕様などは変更する可能性もございます。
<ストーリー>
もののけの形と真(まこと)と理(ことわり)がととのうとき、退魔の剣が抜き放たれる!
薬売りの男が活躍するエピソード。
■四之巻「鵺」2話
ある夜、京の街のとある屋敷で、笛小路家の姫・瑠璃姫の婿を決するための聞香の会が催されていた。
瑠璃姫の婿にならんと名乗りを上げたものは四人。しかし、その中の一人・実尊寺惟勢が現れない。
残りの大澤廬房・室町具慶・半井淡澄の3人で聞香は開始された。瑠璃姫から課された想像以上の難題に翻弄される男たち。
しかし、それぞれが回答を決し、結果を待つ間に惨劇実尊寺の遺体は血の海に横たわっていた。
さらに、聞香の主催者瑠璃姫までが死体となって発見される。しかし、男たちは花嫁となるべき瑠璃姫が死んだにもかかわらず、聞香を続行しようと試みる。
その裏には、笛小路家に宝として伝わる香木を巡る男たちの執念があった・・・。
<キャスト>
声の出演:櫻井孝宏、山崎和佳奈、青野武、竹本英史、内田直哉、広瀬正志、小林由利、鎌田梢
<スタッフ>
監督:中村健治
脚本:ヨコテミチコ、小中千昭、高橋郁子、石川学
キャラクターデザイン・総作画監督:橋本敬史
美術監督:倉橋隆、保坂有美
オープニング・テーマ:小松亮太×チャーリー・コーセイ 「下弦の月」
エンディング・テーマ:JUJU 「ナツノハナ」
音楽:高梨康治
アニメーション制作:東映アニメーション
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- EAN : 4988126205416
- 監督 : 中村健治
- メディア形式 : 色
- 時間 : 46 分
- 発売日 : 2008/1/25
- 出演 : 櫻井孝宏, 山崎和佳奈, 青野武, 竹本英史, 内田直哉
- 販売元 : 角川エンタテインメント
- ASIN : B000UNAE7Q
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 22,659位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,940位アニメ (DVD)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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鵺に関しては、鵺がモノノ怪に至る経緯等が
最後に「やられた!(良い意味で)」感がよく、
とてもよかった作品です。
(あまり話すと本当にネタバレになるので口惜しいですが」、)
モノノ怪になるものは「人」だけでない
思いが強いものは何にでもなる。
小さいころに人形が怖かったことを思い出したりしました。
薬売りの所業をすべて見て、聞いて
「なるほど」と思える作品です。
また今までの鮮やかなカラーと違い、
白黒メインにしたのは香りをイメージしてるのだと
細かいこだわりにまたうっとりしました。
DVD発売楽しみに待っています。
それまで一貫して描かれていた極彩色の美しい世界がここでがらりとモノクロへ一転し、
「見るものによって見え方が違う」というあやかし「鵺」の謎に迫ります。
香道という実に日本らしい、典雅な遊戯を軸に展開される謎解きと、
己が存在に固執するあまり狂気にとらわれた鵺の『真』と『理』。
振り返れば「鵺」は実にわかりやすく明快な回ですが、
アニミズムな思想と概念をふんだんに取り入れた
美しきジャパニーズホラーの真髄、と言えるでしょう。
降りしきる雪がなぜか直角に曲がってゆくという遊び心も健在。
輝くような色彩が溢れだし、襖絵の動物がゆっくりと目を開く、
クライマックスの演出はまさに必見です。
くすんだ美しさ。創造性溢れるアニメーション。雪が横にツーと走る。雪の大きな結晶が舞い落ちる。俳句的とでも言おうか。声も音楽もメリハリがきいている。45分という長さも丁度よい。
OPがちょっと変わってて「おおおw」っとなりました。
あと毎回毎回そうですが、御札や天秤といったワンパターンと思われる中にも、ちょっと違いがありました。回をかさねるごとに少しずつ難しくなっているのが分かります。
そういったちょっとした違いを「楽しめる」アニメはそんなにないのではないでしょうか?
私はすでに全作品予約済みですが、この鵺は怪‾ayakashi‾の化猫のときのような新鮮も味わえます。
次はどうなるのか?これは何の伏線なのか?毎回考えるのが楽しい作品です。
このシリーズは好きなので特に問題はありません。
表現も好きですねどくどくの表現ですから・・・
アニメに抵抗がある方も見やすいと思います。このシリーズはどれも人間の欲とか、嫌な部分が現されている作品です。
どれも好きなのですが、モノノ怪シリーズの中で鵺が1番好きです。
雪がクルクル回りながら横に降っていたり、ところどころ鐘がなったり、効果が独特で面白いです。
和紙のテクスチャーと話の雰囲気がすごく合っていると思います。
本作はまた一段と素敵です。
至宝の香木を伝える家の姫を巡って、さながら竹取物語のように、四人の男が聞香で争う。
そんな人々の心の隙間にモノノ怪が忍び込む事に…。
「香道」の世界…それも、名香中の名香「蘭奢待/らんじゃたい(劇中では「欄奈待/らんなたい」)」を
絡ませるストーリー展開に、まず、とても興味を引かれました。
また、前半は色彩も画面も墨絵のように静かで、雅な世界の向こう側に、
正体のなかなか知れないモノノ怪の存在が感じられ、それが不穏に美しい。
モノノ怪と薬売りが対決する後半は、一転して、抑えられていた色彩が一気に爆発する様に、
すっかり目が奪われてしまいます。
それにしても、本作では「間」が一層絶妙です。
また、シナリオ的に「モノノ怪の鵺」の回に、何故「お香」を持って来るのか?…という所、
大ラスで「なるほど!」と分かるのですが、
(モノノ怪の所行の理由の方では無く、寧ろ)、重奏されるイメージそれ自体が狙いだと思われ、そこが本当に心憎い。
故に心理劇というより、純粋に「不思議な物語」となっていて味わい深い。
お見事!という他ありません。
最後に、
主人公の薬売りの、印象的な口上を書き留めて、このレビューをお終いにします。
あえかに儚くたゆたい消える
言葉では近づけず、けれどそこに在るもの
残るのはせつなさ……今は無い、という記憶
月並みですが、素晴らしいアニメに出会いました!
内容・映像・音ともに素晴らしいというか、ニクい!
ちょっとカルチャーショック的なアニメです。
私は弐之巻の「海坊主」から見出してハマり、壱之巻の「座敷童子」を見逃したことをかなり悔やんでおります。買うぞ〜!
前回の「海坊主」での第一印象は、画面一面の彩色があまりにサイケで、「え?」。
和紙を張り合わせたような動きは、少し「日本むかしばなし」を彷彿とさせるレトロチックな印象と斬新な印象の双方を持ち合わせています。
セル画の枚数が多かったり、いやにデジタルチックで動きが滑らかであれば美しいというわけではないのだな、と思いました。
風や雪の表現もステキです。
日本の時代モノなのに、クリムトの絵とか出てくるのも面白いですね。
どこまでも謎めいた、単純ではない深い内容も魅力の一つです。
何もかもが凝ってます。手抜きが感じられず、スタッフの思い入れをすごく感じます。
日本人ならではの丁寧な物づくりとこだわりの真骨頂!とでも言えばいいンでしょうか。
特に、この「鵺」は本当に内容が面白く(ひと筋縄では参りません!)、ラストの「終わり」の文字がジジ…っと浮き出た時には、見事な話運びと結びに感心して、深夜にも関わらず「おお〜」と一人で拍手してしまいました(笑)。
彩色も前作と打って変わってモノクロな世界で、そこがまたニクいのです。
話の核となるお香の香りを当然視聴者は聞くことは出来ません。でも、それを表現する時だけは……うーん、モノクロの背景が生きてくるのです。やっぱりニク〜い!
また、主人公の薬売りを演じる、櫻井孝宏氏の演技も物語の雰囲気にとても合っています。
声質的には、それほどクセのある特徴的な声には思えないのですが(ファンの方々、すみません)、
演技力、間合いの取り方、実に絶妙です。
静かな物言いと、モノノ怪の核心に迫る時の緩急のつけ方、戦っている時のガラリと違う咆哮(?)、見事ではないでしょうか。
妖しい、這うような喋り方は(似ている似ていないは別として)故塩沢兼人氏の口調を彷彿とさせます。(ちょっと褒めすぎか?「深みのある演技」にはまだまだの方なのかもしれませんが、この役に関してはベストな配役でしょう、おそらく。)
放送は最終話を残すばかりとなり、とても名残惜しいのですが、きっと期待を裏切らないことでしょう。
時代設定も変わるようですし、待ち遠しい限りです。