天野明の人気コミックを原作に、ダメ中学生ツナ(國分優香里)をマフィアの10代目ボスとして教育する赤ん坊家庭教師リボーン(ニーコ)の活躍を描くコメディTVアニメーション・シリーズ。そのバトル・モード全開の章第3弾。標的42「逆境をはね返す力」7つのボンゴレ・リングをめぐる争奪戦の第1戦。了平(木内秀信)はルッスーリア(湯澤幸一郎)の前に左腕を痛め、ライトの熱で脱水症状に陥ってしまい、圧倒的に不利。一度は倒れ伏した彼の前に現れたのは? 標的43「20年後の雷撃」第2戦は雷のリングの守護者同士。しかしツナ側の旗手は、何とあのランボ(竹内順子)!? 嵐の夜、避雷針の立つフィールドの上で、当然子供ランボでは相手のレヴィア(中野裕斗)に成す術もなく、10年バズーカで10年後の大人ランボ(津田健次郎)が召還されるが……。後半はかなりかっこいい展開もあり、ちと驚き。標的44「奪われた大空のリング」仲間を思うがゆえにとった行動のため、ツナは雷と大空のリングをヴァリアー側に剥奪されてしまう。次の対戦は嵐のリングの守護者同士だが、まだ技が完成していない獄寺(市瀬秀和)の技はまだ完成しきれていない……。そして標的45「怒涛の嵐戦」でヴァリアー1の天才ベルフェゴール(藤原祐規)との時間制限ありのデスマッチが始まる! 各話ともバトルは大いに白熱しつつ、ちゃんとギャグとのバランスを怠っていないあたりが良く、またツナの母(深見梨加)や京子(稲村優奈)ら女性たちが、不穏な空気を感じ始めてきたあたりも、ちょっと興味深い。バトルシーンの音楽が『ロッキー』風なのはご愛嬌。(増當竜也)