名前さえ知らずに『laundry』をジャケ買いした日から三年半。
その後の『seat22』『SLOW EXPRESS』。
泣き、笑い、走り、叫び、立ち止まり…
planeはいつも、歌わずにはいられない気持ちを
偽らずに歌ってきたと思う。
アルバムタイトルの『ロカライザー』とは、
ある着艦コースに対して水平位置の情報指示を与えるビーコンのことらしい。
終わり方(死に方)にこだわっている。
いつかは死ぬこと、知っているから。
だけど何気ない毎日にも
生きる喜びを感じている。
矛盾相克がそのまま出ていて、
曲や歌い方も色々試して、迷って。
何だか四人がコックピットの中、操縦桿を握り締めて、
着陸地点目指して悪戦苦闘している姿が浮かんでしまった。
乱気流になんか負けんな!
死は生の終わりだから、
どう死ぬかってのは、
どう生きたかってことでは?
死に方は選べない。(自分で死ぬ人以外は)
生まれ方を選べなかったのと一緒で。
選べるのは、生き方だと思う。
生ききる…(って、文法変なのかもしれないけれど、
まあ、「走りきる」とかと同じような使い方で)
とにかくplaneには、
着陸態勢になんか入んないで!
まだまだ飛んでけー!って感じです。
(はっ、忘れてましたが、良い曲揃いです。
まとまりなんかなくたっていいんです。
いろいろな試みの振れ幅が、また良いのです!
そんで、雑誌インタビューによると、メンバーは
散々楽しんでこのアルバム作ったらしいです。
あれれー?快適飛行??)