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続・姿三四郎<普及版> [DVD]

大河内傳次郎 (出演), 藤田進 (出演), 黒澤明 (監督) 形式: DVD

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フォーマット	ブラック&ホワイト, 字幕付き
コントリビュータ	月形龍之介, 藤田進, 大河内傳次郎, 河野秋武, 黒澤明
稼働時間	1 時間 22 分

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商品の説明

商品紹介

【黒澤明DVDコレクション】
*映像特典を簡素化・お求めやすい価格でリリース!
(THE MASTERWORKSシリーズとは別商品です。)

前作「姿三四郎」の大ヒットを受けて急遽製作された続編。右京ヶ原の対決で敗れた檜垣源之助の2人の弟からの果たし状を受け取った姿三四郎は、単身彼らの待つ雪の天狗峠に向かうのだった。

レビュー

黒澤明の監督デビュー作『姿三四郎』の大ヒットを受けて急遽製作・公開された続編。三四郎に敗れた檜垣源之助の下に、兄の敵討ちをするため弟の鉄心と源三郎が上京して来る。ふたりからの果たし状を受け取った三四郎は、彼らの待つ雪の天狗峠に向かう。 -- 内容（「DVD NAVIGATOR」データベースより）

登録情報

アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
EAN ‏ : ‎ 4988104044723
監督 ‏ : ‎ 黒澤明
メディア形式 ‏ : ‎ ブラック&ホワイト, 字幕付き
時間 ‏ : ‎ 1 時間 22 分
発売日 ‏ : ‎ 2007/12/7
出演 ‏ : ‎ 大河内傳次郎, 藤田進, 月形龍之介, 河野秋武
字幕: ‏ : ‎ 日本語
販売元 ‏ : ‎ 東宝
ASIN ‏ : ‎ B000VI03UI
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

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とも

つまらなかった。

2019年7月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

自分が見た三四郎ﾄﾞﾗﾏとはちがって余り感動しなかった。作品が古いからか？
ｾﾘﾌがはっきりききとれなかった。むかし見た竹脇無我のが良かった。

あまり感動しなかった。作品が古いからか？台詞がはっきりききとれなかった。昔みた竹脇無我のが良かった。

2021年5月17日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

続篇も良い。むしろ、前作の泥臭さが抜け、エンターテインメント色が強くなり、洒脱で楽しめる。（映画では、総じて続篇の方が、エンターテインメント色が強くなるようだ。例えば、「忍びの者」「続忍びの者」のように）。
印象に残るシーンは２つ。三四郎が異種格闘技戦を観戦するシーンと、かつてのライバル檜垣源之助が三四郎を訪ねるシーン。
前者は、三四郎表情と場内の熱狂とを短いショットでつなぎ、モンタージュの効果で、ドキュメンタリーのようだ。観ている者は、自然と興奮してくる。後者は、前作で敗れて以来、やつれた姿になった檜垣源之助が、かつての因縁は捨て、三四郎としみじみ語り合うシーン。檜垣の敗者の美学が漂う。

三四郎は、雪山の決闘で、檜垣の弟たちに勝つ。しかし、三四郎は敗れた相手にも人情をかけ、弟たちを改心させる。彼は、もはや感化を与える側の人間になった。

役に立った

荒野の狼

字幕をオンにして鑑賞したい作品　人物描写は前作より浅い

2021年4月20日に日本でレビュー済み

1945年5月公開の白黒映画で音質は悪いので字幕をオンにしてみるのがお勧め。82分と短く、決闘シーンが多く人物像の描かれ方は、前作の「姿三四郎」に較べると浅い。前作に登場する人物の多くが登場するが（大河内傳次郎、轟夕起子、高堂国典）、前作より魅力的なのは、前作のライバル檜垣源之助（演：月形龍之介）で、本作では人間的な深みをみせている。
三四郎はボクサーと空手（唐手）家との対決なため、しっかりと組むということがない。ボクサーは上半身が裸なので、決め手となる技も山嵐に似た足のさばきではあるが、袖を持たずに腕を持っての投げ技となる。檜垣の弟の鉄心との対決はクライマックスで、雪山での対決。特典映像のインタビューなどによると大変な撮影だったようであるが、雪が深いので、柔道の投げ技の効果に疑問を持ってしまう。鉄心が嬌声を張り上げる場面がほとんどで、両者が組み合ったりというシーンはきわめて少ない。前作同様に、アクションシーンとしては、他の格闘技映画の名シーンには及ばない。
鉄心の弟の源三郎は、精神に問題がある役どころで、手に「狂い笹」を持つなどしているが、黒沢が狂言の要素を取り入れた最初の作品になったと特典映像では説明されている。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

fiderio

藤田進のこの笑顔に勝るものはない。

2015年2月16日に日本でレビュー済み

耐えて耐えて、耐えて、最後に動くというのちの仁侠映画のステレオタイプを体現する姿三四郎。

強敵と戦うこと以上の重圧、さらには柔道創設に伴う各流派の存亡にまつわるすべての責任を一身に背負わされる。

前作以上に悩みぬく三四郎であるが、この「続」の価値は、そんな苦悩とひりつく戦闘時の緊張感もさることながら、
三四郎が戦いの前に座禅を組み、和尚が寝ている姿を見たときに見せる表情に集約されるといっていい。

戦争と横並びで語ることができない、人間が真に求めるもの、人間が真に共感しうるものがここにある。

藤田進のこの笑顔に勝るものはない。

役に立った

Ken

大東亜戦争（かっこはつけませんよ、私は）の末期でも・・・・・

2014年7月6日に日本でレビュー済み

昭和20年5月公開。大東亜戦争の末期でも、こんな娯楽映画が日本全国で公開上映されていたことが、現在の感覚からすると不思議に思える。3月の東京大空襲をはじめ主要都市が次々に空襲され一般市民の死傷者が激増し、沖縄では4月に上陸した米軍と絶望的な地上戦を闘っていた最中。沖縄戦は6月23日に多くの軍人・民間人に死傷者を出して終結している。このように国家の崩壊が旬日の後に迫る予感の中でも、人々は映画を観ていた。このことに私は感じ入る。どんな時でも、人間は日常の営為を止めたりはしないのだなぁと。「虎の尾を踏む男達」も昭和20年8月に撮影されていたというが、その活力が不思議でもあり、頼もしくもある。

雪の山小屋。長年の敵を前にして熟睡する三四郎（藤田進）の無邪気さ。寝ながら微笑む顔。この映画は結局この場面だけで忘れられない輝きを持つ。三四郎の無垢な心。黒澤自身の生真面目な人となりそのものではないか。檜垣（月形龍之介）の人間性の表現も含めて、単なる二番煎じの映画では済まされない迫力が、実はこの作品にはあるんですよ。必見！

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ともぱぱ

ヒーロー物の続編を面白くするために、黒澤監督はどう工夫したか。

2008年8月28日に日本でレビュー済み

ヒーローが挑戦者との戦いを繰り返す作品の続編を作る場合、挑戦者も主人公も前作より強いことが要求されるというインフレーション問題にうまく対処できないことが多いのだが、さすが黒澤監督、この続編も一流の娯楽作品に仕立てている。まず、前作は柔道対柔術がメインだったが、本作は異種格闘技戦、つまり柔道対ボクシング（相手は米国人）と柔道対唐手（字幕でこう表記している）を中心にすえ、インフレ問題を上手に避けている。三四郎が米国人をやっつける場面は当時の観衆にうけただろう。雪の中での唐手との戦いも、長いカットをうまく使い、白と黒の対比が引き立ついい場面だ。しかし、我々は腰のすわった三船敏郎という素晴らしい俳優を知ってしまっているから、唐手との戦いの場面にいささか物足りなさも感じる。

本作は名台詞が多い。自分の強さが多くの人を潰していると悩む三四郎を諭す師範・矢野正五郎はもちろん、和尚がいい味を出している。道場の掟を破って戦いに臨む三四郎に対して言う、「道のための形は道のためにくずれても構わん」は、武道の心を説く本作一の名台詞だ。そういう素晴らしい先達に恵まれた三四郎は、敗者から精神に正しい光を得たと感謝される。この武道家同士の心の響き合いが清々しい。映像的にはフィルムの状態のせいか、薄暗い場面が多く、正五郎、三四郎、和尚達の闇に溶け込むような動き、そして一転して明るい場面の光が印象的だ。表情のアップも多く、紅一点小夜も含めて出演者はいい顔をしている。前作で敗れた檜垣源之助だけは痛々しいが名演技だ。その役者・月形龍之介は弟鉄心との二役を演じ、彼の怪しさはそちらに出ている。しかし、前作ほどの怪しさはない。このように、前作と比べると一長一短だが、続編を手堅くまとめた監督の手腕の冴えは十分感じられる。

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カンパネルラ

台詞が聞き取れないのは、黒澤映画の後年作品に至るまで変わらず

2018年6月29日に日本でレビュー済み

当時は録音技術も今のようではなかっただろうが、台詞が何を言っているのか聞き取りづらい。脚本を書いた黒澤監督の耳には、補われて全て聞き取れているのだろうが、初めて視る視聴者には聞き取れない。
藤田進は、あの独特の言い回しをする笠智衆と同じイントネーションである。二人の故郷は異なるようだが、余り耳にしない訛りである。映画として、訛りを直さないままにした理由は不明。

「姿三四郎」「續姿三四郎」とも、話の運び方がまずく眠くなる。演技も芝居がかっている。対戦相手の娘が父親の勝利を祈願する姿を、三四郎が見て勝負に迷ったり、柔術が柔道によって蹴散らされて柔術家が食えなくなったと聞かされ、三四郎が強い自分のせいだと苦にしたり、テーマも共感を呼ばない。奇声を発し続ける、雪山の果し合いも、眉毛のつながったナマハゲとヤマンバの兄弟も、コントのようだ。

2014年3月22日に日本でレビュー済み

昔観た時には、続編と言う事で余り評価していなかった作品だったが、今回見直したらめちゃ面白い。1945年作。
ここには黒澤監督の特別の思想は入っていないが、娯楽に徹した作品と割り切ってみればこんなに楽しさ溢れる作品も少ないのではないか。
この作品からアイディアを頂戴したようなTVドラマ、漫画なんて数多くあるのではなかろうか。
格闘のシーンの演出が素晴らしい。

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