コマンダンテ COMANDANTE [DVD]
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 色, 字幕付き |
コントリビュータ | フィデル・カストロ, オリバー・ストーン |
言語 | 英語, スペイン語 |
稼働時間 | 1 時間 40 分 |
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商品の説明
アメリカが上映を拒絶した問題作!
20世紀最高のカリスマ フィデル・カストロ VS 「JFK」「プラトーン」の鬼才 オリバー・ストーン
★ハリウッド屈指の“社会派監督”・オリバー・ストーンがキューバの最高司令官(コマンダンテ)フィデル・カストロに真っ向から挑むドキュメンタリー映画!
★チェ・ゲバラの死から、キューバ危機の真相まで、今初めて明かされる驚嘆の真実!
★3日間にわたるインタビューで、20世紀最高にして真のカリスマ指導者の内面に鋭くせまる!
★「不都合な真実」「エンロン」に続く、2007年ドキュメンタリー映画の最高傑作!
★2003年ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品作品
★2003年サンダンス映画祭 オフィシャルセレクション正式出品作品
【作品概要】
アメリカ社会の権力構造とメディアの暴力に取り組んできたハリウッド屈指の「社会派監督」、オリバー・ストーンが、アイゼンハワーからブッシュまでの歴代米国大統領10人と渡りあってきた世界でもっとも象徴的で、圧倒的な存在感のある伝説のキューバ最高指導者フィデル・カストロに迫った歴史的ドキュメンタリー。
監督自身がインタビュアーを務め、3日間にわたるインタビューと30時間以上の撮影から
半世紀にわたる政治の変動と戦いつづけてきた「ちいさな強国」の指導者の素顔が今はじめて世界に向けて映し出されるー。
【収録内容】
ハリウッド屈指の社会派監督オリバー・ストーン自らインタビュアーをつとめ、アメリカと国交を持たぬ隣国、キューバの最高指導者であり、20世紀最後の革命家フィデル・カストロに真っ向から挑む、1対1の真剣勝負。
同志チェ・ゲバラとの悲しい別離や一触即発の緊張が全世界に拡がったキューバ危機の真相、そしてヴェールに包まれた私生活に及ぶまで、容赦ない質問を投げかけるオリバーに対し、ナイキと映画「タイタニック」が大好きなどお茶目な一面をみせつつ、ある時は真摯に答え、またある時はうまくかわすカストロとの会話の攻防。COMANDANTE(司令官)であり続けるカストロ議長の本当の姿に迫るドキュメンタリー。
【封入特典】
ブックレット
【映像特典】
劇場予告編
【キャスト】
フィデル・カストロ
オリバー・ストーン
【スタッフ】
監督:オリバー・ストーン 「プラトーン」 「JFK」 「ワールド・トレード・センター」 撮影監督:ロドリコ・プリエト 「バベル」 カルロス・マルコヴィッチ 音楽:アルベルト・イグレシアス 「ナイロビの蜂」
【DVD仕様】
2003年/アメリカ・スペイン合作/カラー/本編100min/16:9アメリカン・ヴィスタ/ドルビーデジタル5.1ch/片面二層/音声:英語・スペイン語/字幕:日本語字幕/MPEG-2/NTSC
※仕様は変更となる場合がございます。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, スペイン語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4582224462261
- 監督 : オリバー・ストーン
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 色, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 40 分
- 発売日 : 2007/12/5
- 出演 : フィデル・カストロ, オリバー・ストーン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1), スペイン語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B000VKL6HK
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 67,043位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 445位外国のドキュメンタリー映画
- - 6,105位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
しかし、キューバで行われた彼のインタビューを記録した(だけ)のこの映画は、正直いって圧巻です。
なぜ、「独裁者」である彼が、なぜ、これほどまで、人気があり、尊敬され、愛されるのかが、よく分かります。
いい意味でも悪い意味でもプロパガンダの名手であるオリヴァー・ストーンが、彼にしてはとてもストレートに
撮っているのも好感が持てます。
すべてのアメリカ人に見てほしい1作です。世界は平和になるでしょう(笑)
なぜか海外ドラマコーナーにあったのが不思議・・・
話して動くカストロをリアルタイムで見ることはもうないかもしれない今日では、
なかなか貴重な映像かとおもう。カストロやキューバに興味があるなら見てみるべき映画。
米国的資本主義社会の歪が大きくなりつつある今、
決してユートピアではないにしろ、社会主義国として確固たる国を築いているキューバは、
小国ではあれど、資本主義への大きなアンチテーゼを投げかけている。
革命後のキューバの創造主にして、
左派政党が台頭している近年のラテンアメリカにおいて、
生ける伝説と言えるほどの厳然たる影響力を持つフィデル・カストロ。
彼をとらえようとする試みには心惹かれる。
以下、期待していた分批判が多くなってしまった。
おもしろかったと思う人は読まないほうがいいかも。
しかし内容に関してはいまひとつ。
フィデル・カストロという人物を十分伝えられていなかったのではないだろうか。
果てしなく長い演説で有名(ノンストップ5時間以上で通常運行)なカストロへのインタビューだが、
存分に語っているという印象はなかった。
以前、別の対談形式のインタビュー映像を観たことがあるが、
インタビュアーの1つの質問にたいして、20分くらい語りまくる。
それはときにユーモアを交え、博識さを垣間見せ、透徹した情勢観を説き、
そしてなによりキューバへの真摯な愛に満ちていた。
決して一問一答形式でインタビューできる人物ではないはずだ。
抽象的な受け答えの後には、まだまだ補足やら具体例やらが続いたのではなかろうか。
そしてそこらへんこそおもしろいと思うんだけどな。
手元にひとつカストロの演説があるので引用してみたい。
2000年9月、国連ミレニアム・サミットに参加するため、
ニューヨークを訪れた際、ハーレムで行って会場を沸かせた演説。
『私は国連への訪問を4回取消された事がある。
最初は国連の近くのホテルから放り出された。
だから、2つ選択肢があった。
まずは、国連の庭にテントを張ることだ。
山地の中から出てきたゲリラ戦士として、そんなことは、
私にはたやすいことだった。
そして、さもなくばハーレムに向かうことだった。
私はただちに決心した。「よし、ハーレムに行こう。
なぜなら、そこは私の最高の友人たちがいる場所だからだ・・・』
とりあえず一国の最高権力者の選択肢としてキャンプはねぇよ、と笑ってしまう。
話すのが好きというだけあって結構おもしろい演説をする人なのだ。
映画でももっと語らせたらよかったのに。オリバーは話しすぎだ。
さらに質問もどうでもいいような内容がいくつか。
カストロの恋愛事情とか誰が知りたいというのか。
しかも「プライベートは分けているから」とさらっとかわされている。
じゃあ、カットしとけよそこは、と思ってしまう。
「カストロの素顔に迫る」なんて銘打って好きな女優だの恋愛遍歴だのバイアグラだの品のない方向に走るのはどうなんだ。
それでおもしろいのなら、ともかく「ふうん」で終ってしまうのが残念。
あと時々映る壮年の男、カストロの若い頃に似ている彼はカストロの長男フィデリートなのだが、
映っている割にほとんどしゃべらない。これもカットされてしまった部分なのか。
彼、名前の紹介すらなかったかもしれない。ところどころ不親切だ。
「30時間以上の撮影」から厳選した100分のはずなのだが、取捨選択を間違っているのではないか。
残りの28時間40分がぜひ観てみたい。
まず、同じ小国共産党の政権でありながら、北の怖い将軍様とはえらい違いだと思ってしまった。貧しいながらも国民に愛されているフリではなく、ほとんど無防備(多分)で近距離で歓迎されるほど愛されていて、インタビュアー(オリバー・ストーン)の際どく、一国の長に失礼なんではないかと思うほどの質問に、怒らずにユーモアを交えて真摯に答える様に驚いた。共産主義の独裁国家というのはもっと恐ろしいものだと思っていたが、キューバというのはちょっと違うかもしれない。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ を観てても思ったのだが、魅力ある国だなと感じた。
キューバにどんな見えない問題が山積みされているかはよく知らないので安易には言えないが、貧しくても、際限ない欲で地球を壊しかねない資本主義にとらわれない、人間らしい魅力ある国を創るのは、もしかしたら可能なのではないかとこの映画とブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ を観て思った。
一般の日本人の捉え方もそんな意識だろう。独裁者というと、どうしてもA・ヒトラーやムッソリーニを想起しがちで、
一歩間違えると、カストロも同じ見方をされる。
歴史は簡単に書きかえることができる。
書物しかなかった時代は本当に簡単だったが、映像や音が開発された20世紀以降は、イメージ誘導によるものが
多くなった。
だから日本のニュースや教科書で教えられる歴史を鵜呑みにしていると、本当の世界観&世界史はわからない。
フィデル・カストロは、ナイキのスニーカーを履いている(笑)。反米の革命家ならばそんなもの履かない。
キューバ危機の際のコメントは、それこそ新事実のオンパレードだ。
HBOで配信できなかったのは、当時(あの)ブッシュ政権だったこともあるが、それ以上に「歴史に修正」が入る
ことを恐れたのだろう。まあ、現代はDVDもユーチューブもあるから、観るのに苦労はしない訳だが。
これはこれでカストロの言い分を100%信用するものではないが、米ソの狭間で苦しんだ告白は、本作を観ないと
わからない。攻撃による放射能汚染から国民を守らなければならない、と力強く語る姿勢は、今日でこそ観る価値がある。
利権に負けておかしな対応をする日本とは大違いだ。
キューバにはカストロの銅像も肖像もない。旧ソ連や北朝鮮の模様、または今に残る大日本帝国の同様な事例を考えると、
カストロが「コマンダンテ」と慕われる理由もよくわかる。
あの国民の歓迎の仕方は、我々が通常行うエキストラを集めての「芝居」とは明らかに違うものだ。
30時間収録した中での100分なので、本当はそれ以外のシーンやO・ストーンのインタビューなども観たい
ところだが、残念ながら特典映像は予告編のみだ。
まさに「いま」観返すべきドキュメンタリーだと思う。星は4つです。
今のキューバがあるのは、
この人の手腕によるものなのでしょう
目的のためにはリアリストにもロマンチストにもなれる
非常に矛盾した人格者(もしくは誠実な嘘つき)
政治家の見本みたいです
彼に比べると、
日本の首相はもとより、
期待先行のアメリカ大統領もまだまだ甘いと思われます
(厳しいからこそ、人物が育つのかな)
「もう一度生まれても、同じ状況に生まれて今の自分と同じ様になるだろう」フィデル
こんな風に断言出来る人生を送りたい。