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パラダイス・ナウ [DVD]

4.1 5つ星のうち4.1 41個の評価

仕様
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新品 中古品
DVD 1枚組
¥947
DVD 通常版
¥6,640
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フォーマット 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン
コントリビュータ ハニ・アブ・アサド, カイス・ネシフ.アリ・スリマン.ルブナ・アザバル.アメル・レヘル.ヒアム・アッバス.アシュラフ・バルフム
稼働時間 1 時間 30 分

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商品の説明

商品紹介

あの「ピンポン」のコンビ、窪塚洋介とARATAが作品に惚れ込み、日本語吹き替え初挑戦!!ゴールデングローブ賞受賞&ベルリン国際映画祭3部門受賞作品!!自爆攻撃へ向かう、二人の若者の48時間。実際の銃撃戦のさなか撮影された全身震撼のエンターテインメント作品!!!時折ロケット爆弾が飛んでくるイスラエル占領地のヨルダン川西岸地区。自爆攻撃に選ばれた幼なじみの二人の若者、サイード(カイス・ネシフ)とハーレド(アリ・スリマン)。ハーレドは殉教することによって英雄となることを喜び、サイードは密告者の息子という汚名を晴らす為、静かにそれを受け入れた。しかし、サイードにはお互いに心惹かれあう女性と自爆攻撃を決して喜ばない母がいた。やがて決行の日、二人は髪とひげを剃り、腹には外すと爆発する爆弾が巻かれた。決行の場所へと向かう二人。しかしその途中、思わぬアクシデントが二人を離れ離れにしてしまう・・・。

レビュー

等身大の「パレスチナ」の現実がある。今はまだ「日本」の空に爆弾は降っていないが…、文化が違えども願う幸せは同じだ。 --窪塚洋介(ハーレド役)

現地でごく当たり前の日常となってる自爆攻撃の是非を問う前に、僕らは真実をはっきりと認識しなけば。この映画に参加できたことを誇りに思う。 --ARATA(サイード役)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19 x 13.6 x 1.4 cm; 181.44 g
  • EAN ‏ : ‎ 4932487023691
  • 監督 ‏ : ‎ ハニ・アブ・アサド
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 30 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/12/7
  • 出演 ‏ : ‎ カイス・ネシフ.アリ・スリマン.ルブナ・アザバル.アメル・レヘル.ヒアム・アッバス.アシュラフ・バルフム
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 販売元 ‏ : ‎ アップリンク
  • ASIN ‏ : ‎ B000WCEMLE
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 41個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
41グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラエル・ナザレ出身のパレスチナ人(アラブ系イスラエル人)で後にオランダへ移住したハニ・アブ・アサドの監督作品。四方田犬彦『テロルと映画 - スペクタクルとしての暴力』(中公新書、2015年)の中で本作「パラダイス・ナウ」のことを知り、2015年に初めて見て以来、今回が2度目の鑑賞(四方田犬彦氏には2006年刊行の『パレスチナ・ナウ』という著書があるが、同書のタイトルはおそらく本作「パラダイス・ナウ」にインスパイアされたものであろう)。

映画の舞台は、ヨルダン川西岸のナブルス市。ヨルダン川西岸とガザ地区及び東エルサレムは、現在はパレスチナ人の自治区とされている。だが、そのうち面積の最も大きいヨルダン川西岸では、パレスチナ自治政府の支配権が及んでいる地域は半分にすぎず、残りは現在も実質的にイスラエルの占領下にあるという。ナブルスもイスラエルの占領下にある街のひとつである。いたる所にイスラエル軍の検問所があり、抵抗するパレスチナ人の武装組織の動きも活発で、市中ではしょっちゅう爆音が轟く危険なところだ。

重要な登場人物は、サイードとハーレドの青年2人とスーハという女性(いずれもパレスチナ人)。サイードは自動車修理工として働く内省的で寡黙な青年。ナブルスの難民キャンプ(すなわち第1次中東戦争で難民化したパレスチナ人の出自)で生まれ、10歳の時に父が密告者(=裏切者)として仲間(パレスチナ人)に処刑され、そのことが彼と彼の家族を苦しめている。ハーレドはサイードの幼馴染かつ親友で同じ自動車修理工場で働くが、短慮なところがあり、それが原因となり工場を解雇されてしまう。彼も父のことで何らかの傷を負い、父の世代に反発を覚えている。他方、スーハは、反イスラエル抵抗の英雄で殉教者の娘だが、抵抗にはいろんな方法があるとして、武装闘争路線には否定的な感情をもつ。長く外国で生活したことから、ナブルスでの生活しか知らない青年2人より視野が広い。

ある日、サイードとハーレドは武装組織によってテルアビブでの自爆攻撃の命を受ける。覚悟をもって、鉄条網を抜けてイスラエル領に入った2人だが、すぐにイスラエル官憲に見つかり、一度目の作戦は失敗する。ここから2人の激しい葛藤が始まる。他方、スーハは、ハーレドに対し、自爆攻撃はイスラエルに報復の口実を与えるだけで、他の方法を模索すべきだ、モラルの戦いをするのだと必死に説得する。この説得にハーレドの決意は揺らぎ、彼は自爆攻撃を止めることを決める。だが、サイードは、人としての尊厳を踏みにじられ、来る日も来る日も侮辱され、無力に生きるだけの人生を脱するために、再び自爆攻撃の決意を新たにし、ハーレドの説得も虚しく、自爆攻撃を実行する。

本作で描かれているような自爆攻撃はいかなる意味でも肯定するつもりはないが、彼らをそうした行為へ駆り立てる絶望的な背景や環境があるという事実には目を向けなければならないと思った。おそらく、この映画もそうした意図で制作されたのだろう。

なお、映画の中でスーハがサイードに「日本のミニマリスト映画みたいな人生よ」と言うシーンがあるが、本作のオフィシャルサイトでのアブ・アサド監督のインタビューによれば、このミニマリスト映画とは青山真治監督の「EUREKA(ユリイカ)」(2001年公開、出演:役所広司、宮崎あおいほか)なんだそうだ。映画を観ていてもスーハがどういう意図でこのセリフを言ったのか、よく分からない(たぶん肯定的な意味なのだと思うが)。その答えを得る意味でも「EUREKA」はぜひ観てみたい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月13日に日本でレビュー済み
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・現代を生きる日本人には理解しにくい自爆テロを行う人々の心理が描かれている
・心理描写など十分に見応えのある作品だが、映画としてのストーリー性はあまりない
・基本的に戦闘シーンやグロテスクな表現はない
・微妙に古い映画なので解像度を最大まで上げても画質は荒い
2022年2月12日に日本でレビュー済み
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先が読めず、面白いストーリー。
イスラエルを憎むパレスチナ人が、何故イスラエルを憎むのか、何故暴力的な手段で対抗しようとするのか、その心理などがリアルに伝わってくる。様々な立場の人、意見から、考えさせられること、学ぶことが多い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年3月5日に日本でレビュー済み
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 パレスチナ人監督ハニ・アブ・アサドさんの「Parradaise Now」を鑑賞。この監督の作品は「オマールの壁」に続き2作目。

 時期はイスラエルとパレスチナの分離壁がない時代なので、ちょうど私がイスラエルでビジネスを行っていた頃の物語。

 その当時、エルサレムの友人宅に招待され、その日は泊めてもらうことになり、翌朝家族と朝食を一緒にとっていたら、近所で突然と自爆テロがあり、驚いてテーブルの下に家族とともに身を屈めたことを憶えています。またその日は、テルアビブに移動し、ユーザーと打ち合わせをしていたら突然と大きな爆発音があり、それもバスにより自爆テロでした。さらに、エルサレムのモリヤホテルに戻り夕食を済ませ、翌日の帰国に備えてパッキングをしていたら、すぐ近くでバスの自爆テロがあり、飛び跳ねてしまいました。結局その日は、バスによる自爆テロが3回もあり、多くの人が亡くなった訳です。

 当時の私は、ビジネスで接点のあるイスラエル人の意見を鵜呑みにする無知な日本人でしたから、自爆テロを起こすパレスチナ人のことは考えたこともなく、オスロー合意が成され、両者が歩み寄ったときですら、パレスチナ人のことをそれほど意識的に考えることはありませんでした。
 しかし、ヘブロンで狂信的な極右の医師がモスクで祈る多くのパレスチナ人を乱射し(マクペラの洞窟事件)、ラビンさんが暗殺されたころから、少しづつイスラエルとパレスチナの両方のことを考えることになり、自分が日本人であることを改めて自覚したことを鮮明に記憶しています。

 この映画の主人公は自爆テロを起こす側のパレスチナ人で、最後のシーンはイスラエル兵がたくさん乗ったバスに同乗しているシーンで終わります。分離壁で自爆テロは減ったのでしょうが、パレスチナ問題が前進した訳でもなく、抑え込まれたパレスチナ人は同化の道か、自立の道かを迫らていています。彼らがどの道を選ぶのかは、2021年5月の総選挙と7月の大統領選で見えてくるのでしょうが、こういう時代があったことを忘れてはいけないと思います。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年10月16日に日本でレビュー済み
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アレンジの花がキレイ
階段からの撮影はセンスホブデス
最後は一人で帰ってしまう
タイヤの空気圧を「THE気にしすぎ」
西側のアサルトライフルが斬新
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年5月22日に日本でレビュー済み
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イスラエルの神は人殺しを容認するのか?何を人に教えているのか?神の目的は?
2019年10月13日に日本でレビュー済み
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なんともやりきれない。だが現実とは、そんなものなのだろう。

 ユダヤ人が二千年もの間、国を持てずに放浪し差別を受けてきた歴史には同情するが、
建国以来の強硬な占領政策は憎しみの連鎖を重ねていくばかりに思えてしまう。
 彼らが戦争に勝利したので相手を踏みつけにする権利を得たとし、
国なき民族を作る事を是とするのであるならば、
彼らは放浪の歴史からいったい何を学んだのだろう?
弱肉強食?
負の感情しか生み出さない差別・逆差別という遺産しか得なかったのだろうか。
そんな疑問に駆られてしまう。
 戦国時代の一向一揆を髣髴とさせる、
宗教的熱狂を武器とせざるを得ない圧政下のレバノンの人々の姿。
宗教が政治と関わった時の危険さ危うさは、歴史を見れば明らかであるので、
それについてはここでは触れない。
 感じ方は人それぞれであろうが、私にはささやかな家庭を守ろうとしながらも、
腹を痛めた子等を失う恐れと必死に戦う母親の、
無力さを堪えるしかない悲しみが、嫌というほど胸に迫ってきた。

 この映画を観て、亡国の民の悲しみがどれほどのものかを感じとり、
日本人にも同じ境遇に陥る可能性がある事を
危機感を持って認識して欲しい。
持って欲しい。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年5月14日に日本でレビュー済み
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パレスチナ人監督による日本人が知らない世界を垣間見えました。2021から完全にイスラエルとの同化政策が完了しつつあることを考えると、この作品がレガシーになるのだと思い☆4にしました。勉強になった。