アーティストについて
2007年初頭、今や知名度&セールス共に世界No.1の人気レーベルとなったModularよりリリースされた「Say No To Being Cool: Say Yes To Being Happy」で、一躍エレクトロ・ポップ界のトップに躍り出たThe SoftLightes。その中心メンバーであるティムとクリスチャンの2人により、より自由度の高い音楽表現を出来る場として結成されたのがel ten elevenだ。幼少期からドラムを始め、徐々にJazzに傾倒していったというクリスチャンの凄腕ドラミングの上を、Tortoise、Mogwai、Godspeed You Black Emperor、Sigur Rosといった、圧倒的オリジナリティを持ったポスト・ロック勢から多大なる影響を受けてきたという、ティムの強烈なダブルネックGt&Baサウンドが縦横無人に駆け巡るサウンドは、瞬く間にインストゥルメンタル・シーンの注目を集め、彼等は結成程なくしてYo La Tengo、The Spinto Band、Architecture In Helsinkiといった良質なインディー・バンドを多数排出しているBar None Recordsとのディールを獲得。2005年にリリースされたデビュー・アルバム「El Ten Eleven」で、シーンから手放しの賛辞を持って迎えられた。そして2007年12月、約2年振りとなる2ndアルバム「Every Direction Is North」で、彼等の評価は不動のものになるに違いない。ループの魔術師とも評される卓越したエフェクターさばきと共に鳴らされる、抜群のコンビネーションを見せるサウンドには、これまで頻繁に比較されてきたTortoise、Sigur Ros、Rat a Tat等とも違う、抜群の輝きが満ち溢れているのだから。