鳥獣戯画の大ファンである老母のために購入。
天眼鏡で丁寧に読みながら、「面白いねぇ~」と言っていました。
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美術手帖 2007年 11月号 [雑誌] 雑誌 – 2007/10/17
鳥獣人物戯画絵巻
登録情報
- ASIN : B000WGY9MW
- 出版社 : 美術出版社; 月刊版 (2007/10/17)
- 発売日 : 2007/10/17
- Amazon 売れ筋ランキング: - 256,976位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鳥獣戯画―国宝絵巻 (双書美術の泉 6) とあわせて、うさぎ年が迫る2010年12月末に購入いたしました。
対談形式の楽しい解釈、ためになる説明で、高校の日本史以来知ってて知らなかった鳥獣人物戯画絵巻のことが、もう一歩身近になったような気がいたします。
対談形式の楽しい解釈、ためになる説明で、高校の日本史以来知ってて知らなかった鳥獣人物戯画絵巻のことが、もう一歩身近になったような気がいたします。
2010年6月13日に日本でレビュー済み
雑誌としては決して安くないお値段ですが、
この絵巻が大好きで、対談も面白そうなので読んでみました。
絵巻についての掲載頁は紙面の半分にも満たないですが、やっぱり買って良かったです。
冒頭20頁程が対談とそれに伴う絵巻のディテール紹介、甲・乙・丙・丁それぞれの巻の解説、
次に識者へのインタビューやコラム、かなり詳しいQ&A等に計60頁程となっておりまして、
本書でのこの特集そのものは全部で80頁程です。まるまる一冊ではありませんのでご注意ください。
(もちろん、日頃この雑誌を愛読されている方はとっくにお分かりかと思いますが。)
絵巻の複製を眺めながらの、しりあがり寿氏と美術史家の山下裕二氏との対談ーと言うか談笑?ーが面白いです。
細かい部分まで観察・吟味し、描いた人やその制作状況や作中の出来事にあれやこれやと思いを馳せ、
ああでもないこうでもないと語るその様子がとても楽しいです。
今まさに水中へ飛び込まんとする兎のこの重心のかかり具合がイイね〜とか
(確かに、この兎の身体描写は本当に巧いですよね!)、
あ、この辺の木の描き方は何かもうやる気ないっぽいよね、
安心するなぁ、800年以上前にもやる気のない人がいたんだと思うと、とか、
猿か狐に何かされたのか、ひっくり返った蛙の横に落ちているオモダカの葉っぱを
「これはダイイングメッセージですね」とか、読みながらおかしくて仕方ありませんでした。
これが電車とか人前でなくてよかった…と思う程です。怪しい人になっちゃいます(笑)
もちろん、これらは興にのって話している内容ですし、
個々の解釈にも違いがあるでしょうから大真面目に受け取る必要はありませんが、
でもこの愉快な絵巻を眺めていると、(そうかもな〜)と思ってしまうから不思議です。
そういう幅広い解釈や少々の想像の暴走も許してくれる、そんな懐の深い作品にも思えます。
鳥獣人物戯画絵巻は、描かれた背景や元の形、作品の来歴、そして肝心の作者は誰なのか等々、
様々な事柄の大部分は未だ謎のままですし、そういった事ももちろん気にはなりますが、何よりもまず、
(これ面白いなぁ~)と思うその感覚が、800年以上経っても変わらず共有出来る不思議さの様なものが印象深いです。
なぜか蛙が弥勒菩薩だったり、それに向かって経を唱えるお坊さんが猿だったりと、
この絵巻にはカリカチュア的意味合いや、あるいはもっと深い何かもあるのでしょうけれど、
でもきっと昔の人もまずは大笑いしたに違いない、きっとそうに決まってます。
作者もこれ結構ノリノリなんじゃ・・・でなきゃ画面があんなに愉快になる筈がない!ーと勝手に思っております。
同じ様にこれを見て笑ったり、ツッコミを入れたりした人がいたのかもしれないなぁ~と思うと、
遥か昔の人達に親近感がわいてきますね。初お披露目の時とか、どんなだったのかな。
猫を怖がって物陰に隠れる鼠や、何かおかしくてたまらないのか地面をべしべし叩いて笑い転げる蛙の描写には、
時がこれだけ移り変わっても確かに繋がっている何かを感じました。
この絵巻が大好きで、対談も面白そうなので読んでみました。
絵巻についての掲載頁は紙面の半分にも満たないですが、やっぱり買って良かったです。
冒頭20頁程が対談とそれに伴う絵巻のディテール紹介、甲・乙・丙・丁それぞれの巻の解説、
次に識者へのインタビューやコラム、かなり詳しいQ&A等に計60頁程となっておりまして、
本書でのこの特集そのものは全部で80頁程です。まるまる一冊ではありませんのでご注意ください。
(もちろん、日頃この雑誌を愛読されている方はとっくにお分かりかと思いますが。)
絵巻の複製を眺めながらの、しりあがり寿氏と美術史家の山下裕二氏との対談ーと言うか談笑?ーが面白いです。
細かい部分まで観察・吟味し、描いた人やその制作状況や作中の出来事にあれやこれやと思いを馳せ、
ああでもないこうでもないと語るその様子がとても楽しいです。
今まさに水中へ飛び込まんとする兎のこの重心のかかり具合がイイね〜とか
(確かに、この兎の身体描写は本当に巧いですよね!)、
あ、この辺の木の描き方は何かもうやる気ないっぽいよね、
安心するなぁ、800年以上前にもやる気のない人がいたんだと思うと、とか、
猿か狐に何かされたのか、ひっくり返った蛙の横に落ちているオモダカの葉っぱを
「これはダイイングメッセージですね」とか、読みながらおかしくて仕方ありませんでした。
これが電車とか人前でなくてよかった…と思う程です。怪しい人になっちゃいます(笑)
もちろん、これらは興にのって話している内容ですし、
個々の解釈にも違いがあるでしょうから大真面目に受け取る必要はありませんが、
でもこの愉快な絵巻を眺めていると、(そうかもな〜)と思ってしまうから不思議です。
そういう幅広い解釈や少々の想像の暴走も許してくれる、そんな懐の深い作品にも思えます。
鳥獣人物戯画絵巻は、描かれた背景や元の形、作品の来歴、そして肝心の作者は誰なのか等々、
様々な事柄の大部分は未だ謎のままですし、そういった事ももちろん気にはなりますが、何よりもまず、
(これ面白いなぁ~)と思うその感覚が、800年以上経っても変わらず共有出来る不思議さの様なものが印象深いです。
なぜか蛙が弥勒菩薩だったり、それに向かって経を唱えるお坊さんが猿だったりと、
この絵巻にはカリカチュア的意味合いや、あるいはもっと深い何かもあるのでしょうけれど、
でもきっと昔の人もまずは大笑いしたに違いない、きっとそうに決まってます。
作者もこれ結構ノリノリなんじゃ・・・でなきゃ画面があんなに愉快になる筈がない!ーと勝手に思っております。
同じ様にこれを見て笑ったり、ツッコミを入れたりした人がいたのかもしれないなぁ~と思うと、
遥か昔の人達に親近感がわいてきますね。初お披露目の時とか、どんなだったのかな。
猫を怖がって物陰に隠れる鼠や、何かおかしくてたまらないのか地面をべしべし叩いて笑い転げる蛙の描写には、
時がこれだけ移り変わっても確かに繋がっている何かを感じました。