1970年4月10日、あの“伝説のライヴ”が記念すべき40周年に蘇る。
魅力、興奮、衝撃・・・。ドアーズのライヴ・バンドとしてのありのままの姿を詰め込んだ184分37秒。
「あの夜は限界寸前だった・・・」- by レイ・マンザレク
1970年4月10日に“1晩で2公演”行った伝説のボストン・アリーナ公演(観客6,000人x2回)のマスターテープが当時のエンジニアであるブルース・ボトニックのスタジオに眠っていた・・・。
この歴史に残るパフォーマンスの模様をCD3枚に余すことなく完全収録!
数あるドアーズのライヴCDの中でも、音楽的及び歴史的にも価値のある作品の登場である。
Disc1には当日のファースト・ステージ、そして日付が変わり午前0時を過ぎた頃からスタートした問題のセカンド・ステージがDisc2とDisc3に跨って完全収録されている。タイトな演奏の「ブレーク・オン・スルー」で始まり、おなじみの名曲の数々に加え、「ザ・スパイ」や「ユー・メイク・ミー・リアル」等、普段のライヴでは演奏されない曲も数曲披露。そして「ハートに火をつけて」を17分23秒も演奏し、やがてオルガンのレイ・マンザレクがギターに、ギターのロビー・クリーガーがベースに持ち換えてショウはまだまでつづく・・・。だが、いつにないハイテンションで敢行されたライヴの結末は・・・。興行時間を完全にオーバーしたことに痺れを切らした主催者が電源を切るという暴挙に出たことで幕を閉じる! 怒るジム・モリソンは聴衆の興奮に拍車をかけ、あわやマイアミの悪夢が再び・・・。