今年は数多くの雑誌で落語が特集された。CDが付録についたものも複数あった。確かに落語ブームであり、古くからの団塊の世代中心のファンのみならず、若い落語ファンにも「特集落語」は売りのキーワードあったのかもしれない。私にしてもほとんど購入してしまっていた。しかし、まさに玉石混合であり、その雑誌の「特集」の扱いも様々。CDだけでも儲けもの、という雑誌もあったが、CDの付かないこの雑誌が、今年に限れば質・量ともに「特集」という名に値十分の内容で最優秀賞といえるだろう。歴史をしっかりと解説、小三治師匠インタビューを初めとした噺家へのスポットライト。末広亭、鈴本など寄席の裏舞台を含む丁寧な紹介。代表的な噺の簡潔で当を得たレビュー。各パートの執筆者も「任」であり、十分に保存版の価値あり。

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男の隠れ家 2007年 12月号 [雑誌] 雑誌 – 2007/10/27

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