商品紹介
『浮き雲』『過去のない男』に続く、
アキ・カウリスマキ監督”敗者三部作”最終章。
2006年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式作品
友人も愛する者もいない夜警員コイスティネンは、マフィアの情婦ミルヤにだまされ、
強盗罪をなすりつけられてしまう。
1年の服役を言い渡されてしまったコイスティネンの運命はいかに…
音声:フィンランド語5.1chサラウンド(ドルビーデジタル)
★オリジナル多面ジャケット採用
【特典映像】
1オリジナル予告編
2日本版予告編
3ロケ地ガイド(静止画)
発売元:株式会社デイライト
ASBY-3923
(C)LICENSED by The Match Factory 2006,ALL RIGHTS RESERVED
Amazonより
ヘルシンキの警備会社に勤めるコイスティネンは、同僚や上司に好かれず、黙々と仕事をこなす日々。彼には家族も友人もいなかった。そんな彼に美しい女性が声をかけてきた。ふたりはデートをし、コイスティネンは恋に落ちた。人生に光が射したと思った彼は、起業のため銀行の融資を受けようとするが、まったく相手にされなかった。それでも恋している彼は幸せだった。しかし、実は恋人は彼を騙していた。彼女は宝石泥棒の一味だったのだ…。
『マッチ工場の少女』『レニングラード・カウボーイ』などの秀作を世に送り出し続けるフィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督作。本作のテーマは“孤独”。ひとりぼっちで生きる彼に起こる不幸はとても辛いものだけれど、彼は気づかないのだ、幸せの芽がすぐ側にあることを。切ない出来事のあとにジンワリ心に広がる希望、やはり“人生、捨てたもんじゃない”と思わせてくれる、やさしさで包み込むような物語が心地よい。ただコイスティネンを演じるヤンネ・フーティアイネンは友も恋人もいない寂しい男を演じるには男前過ぎる気もしたけれど。寂しそうな姿が実に絵になっていた。(斎藤香)