最大の見どころは、第13話「人でなく、虎でなく」です。
かつてバルサに倒されたカルボが、バルサを狙い執拗に嫌がらせをし戦うように仕向けてくる。
眠ることもままならないまま、カルボと一騎打ちの果てに、バルサは「殺さず」の誓いを守れるのか!?
という展開です。
昔、古文で習った中島敦の「山月記」(何かを求めるあまり、ついに人でなく虎になってしまった)を思い出します。
妄執とでもいうのでしょうか・・・。少なくとも何も見えなくなった獣のまま、生き死にを決したくはないものです。
「本当の強さとはなんでしょうか?」
結末を見届けてください。
ちなみに初回版は7巻以降を収納するBOXつきでした。
私はこのシリーズにはまったので、この初回版で買いました。