Parenting is the only love story that to end successfully, means that the participants must ultimately leave each other.
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↑アメリカの映画祭のパンフレットでこの映画について書かれていたこの1文がこの映画の主題を表していると思いました。
ラストシーンで、これまでずっと厳しかったお父さんが「ここに残れ」と初めて優しい目で言う→息子は「えっ?いや、ついていくよ」と親を気遣う、という流れが泣かせます。父も息子もお互いを思いやっていることが、せつないほど伝わってきます。でも最終的に父も息子も同じ決断をします。
この家族の愛は離れても絶対に心の奥でつながっているでしょう。
私の人生で一番大好きな映画です。久しぶりに見直すとまだ幼い弟の存在があることで兄が「旅立ちの時」であることが際立っています。それ以外にも祖母がジュリアードの教授で、母が元々は良家の子女であった娘がピアノの才能を捨てて反戦過激運動に加わったことで音楽の夢を諦めていたけれど、その才能が息子に受け継がれていた、というさりげない設定が、この物語にリアリティを与えています。
リバーとマーサが実際につきあっていたことから(この映画撮影で付き合い始めた?)、キスシーンなどはめちゃめちゃリアルでちょっと子供と見るのが困難なのが玉に瑕かもしれません💦
旅立ちの時 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | クリスティン・ラーティ, シドニー・ルメット, マーサ・プリンプトン, ナオミ・フォーナー, リバー・フェニックス |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 56 分 |
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登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988135596222
- 監督 : シドニー・ルメット
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 56 分
- 発売日 : 2007/12/7
- 出演 : リバー・フェニックス, マーサ・プリンプトン, クリスティン・ラーティ
- 字幕: : 英語, 日本語
- 言語 : 英語 (Mono)
- 販売元 : ワーナー・ホーム・ビデオ
- ASIN : B000XG9P5W
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
2 星
ケースがバキバキ
ケースがバキバキでした(泣)送料無料ではないしもう少し丁寧な配送がよかった。DVDが無事だからまあいいけど。リバーを拝むのが楽しみです。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年10月5日に日本でレビュー済み
リバーフェニックスという俳優そのものから
引き出される物語性(演技を超えた雰囲気)とでも言えばいいのでしょうか? 適切な言葉が見当たりませんが、彼の魅力はやはり彼だけのものだと改めて再認識します。
スタンドバイミーを知る方、知らない方、派手さのない慎まやかな本作は家族の愛情だったり、葛藤だったり、夢だったり、何気なく誰もがその時を感じた感覚を思い出すはずです。
若い方にも本作を観る事で、
もちろんリバーやマーサの魅力に気づくでしょうし、自分自身をどこか照らし合わせて感じるものがあるのだと思います。
隠れた名作と呼ぶには、
あまりに儚い俳優人生だっただけに、
今なお惜しむ気持ちが込み上げます。
引き出される物語性(演技を超えた雰囲気)とでも言えばいいのでしょうか? 適切な言葉が見当たりませんが、彼の魅力はやはり彼だけのものだと改めて再認識します。
スタンドバイミーを知る方、知らない方、派手さのない慎まやかな本作は家族の愛情だったり、葛藤だったり、夢だったり、何気なく誰もがその時を感じた感覚を思い出すはずです。
若い方にも本作を観る事で、
もちろんリバーやマーサの魅力に気づくでしょうし、自分自身をどこか照らし合わせて感じるものがあるのだと思います。
隠れた名作と呼ぶには、
あまりに儚い俳優人生だっただけに、
今なお惜しむ気持ちが込み上げます。
2013年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「12人の怒れる男」などの傑作群を持つ
名監督ルメットによる1988年作。
当時はほとんどヒットしなかったらしい。
黒澤明監督のオススメ映画100に含まれていたので
購入した。
結果、
良かった。
音楽の先生が授業中にマドンナのヒット曲を
流したり、
主人公(リバーフェニックス)が先生のうちに侵入し
ピアノを弾いたことについて先生が
学食で「マンスフィールド!二度と無断侵入はゆるさん!」
と叱った後、「、、、ピアノのことについては
考えておく」
とフォローすると、
となりの女性教員がニコッとするところ、
などが良い。
全体に、音楽があふれてるところが良かった。
プロットは、親の価値観と子どもの夢が衝突する
という、スタンダードな設定である。
青春を描いたものとして、
最高の出来になっている。
こりゃあ、黒澤百選はぜんぶ見なあかんなあ
名監督ルメットによる1988年作。
当時はほとんどヒットしなかったらしい。
黒澤明監督のオススメ映画100に含まれていたので
購入した。
結果、
良かった。
音楽の先生が授業中にマドンナのヒット曲を
流したり、
主人公(リバーフェニックス)が先生のうちに侵入し
ピアノを弾いたことについて先生が
学食で「マンスフィールド!二度と無断侵入はゆるさん!」
と叱った後、「、、、ピアノのことについては
考えておく」
とフォローすると、
となりの女性教員がニコッとするところ、
などが良い。
全体に、音楽があふれてるところが良かった。
プロットは、親の価値観と子どもの夢が衝突する
という、スタンダードな設定である。
青春を描いたものとして、
最高の出来になっている。
こりゃあ、黒澤百選はぜんぶ見なあかんなあ
2010年9月20日に日本でレビュー済み
老ボルシェビキの両親に育てられた、というのだから父親の革命家志向はDNAのなせる業。それなりの確信犯だった筈。母親がいくら正義のための行動だったと強弁してもそれはちと嘘くさい。ピアニストとして有望であった金満家の娘に正義と愛を騙って仲間として釣りあげる、などというのは活動家がよく使う方法。一方、自分たちが指名手配されることが判っていながら何故子どもをもうけたのかは謎だ。しかも長男がこの年17歳、ということは、爆破行動の前に懐妊していた勘定だ。子どもと共に逃亡生活を続ける方がより危険な筈。そう考えると、むしろ父親には市民生活に溶け込む手段として子どもを使う心算があったのではないか?一貫した父親の冷徹な判断、反体制振りは尋常ではない。一家の生活のかなりの部分を革命支援組織が支えているようだが、それも現実の米国社会では考えにくい。むろん映画は虚構であるとしてもこの作品の「挙動不審さ」は実はかなりなものなのだ。
この話は現在進行形であり、両親がナパーム弾の開発拠点を爆破したのが1971年。そして長男17歳、1988年の内容現在でこの映画が公開されている。「いちご白書」のもとになったコロンビア大学での州兵を巻き込んだ学内闘争が68年、ヴェトナム戦争への米軍の介入が本格化する最中(さなか)のこと。以降焼夷弾を改良したナパーム弾が雨霰のごとくヴェトナム・ラオス・カンボジア一帯に降り注ぎ、一帯は焦土化した。そして戦争の終結は1975年。その後さらに13年もの間4人に増えた家族は逃亡を継続していることになる。
長男が本当にピアノの才能を磨きにジュリアードに進学したかどうかは依然不明、というのが正しい見方ではないだろうか。子どもが一人前になったら自首する、という両親の言葉も疑わしい。その前に捕えられて収監される可能性の方が依然高いのだ。
「旅立ちの時」は迎えたが、うまく旅立てるかどうかは実は映画公開時点では誰にも判らない。ただ、連邦警察の追跡を受け続ける限り、一家のもがきと苦しみはどこまでも続く。一歩間違えばかつての「同志」ガスと同じ悲惨な最期も考えられる。大学受験年齢の長男を連れた逃亡生活は最早困難だ。一家にとって長男を切り離した身の処し方が必要だった、というのがニュージャージーでの別れの真相ではなかったろうか。
日本の映画観賞者たちの政治音痴ぶりは相当なものと言えよう。
この話は現在進行形であり、両親がナパーム弾の開発拠点を爆破したのが1971年。そして長男17歳、1988年の内容現在でこの映画が公開されている。「いちご白書」のもとになったコロンビア大学での州兵を巻き込んだ学内闘争が68年、ヴェトナム戦争への米軍の介入が本格化する最中(さなか)のこと。以降焼夷弾を改良したナパーム弾が雨霰のごとくヴェトナム・ラオス・カンボジア一帯に降り注ぎ、一帯は焦土化した。そして戦争の終結は1975年。その後さらに13年もの間4人に増えた家族は逃亡を継続していることになる。
長男が本当にピアノの才能を磨きにジュリアードに進学したかどうかは依然不明、というのが正しい見方ではないだろうか。子どもが一人前になったら自首する、という両親の言葉も疑わしい。その前に捕えられて収監される可能性の方が依然高いのだ。
「旅立ちの時」は迎えたが、うまく旅立てるかどうかは実は映画公開時点では誰にも判らない。ただ、連邦警察の追跡を受け続ける限り、一家のもがきと苦しみはどこまでも続く。一歩間違えばかつての「同志」ガスと同じ悲惨な最期も考えられる。大学受験年齢の長男を連れた逃亡生活は最早困難だ。一家にとって長男を切り離した身の処し方が必要だった、というのがニュージャージーでの別れの真相ではなかったろうか。
日本の映画観賞者たちの政治音痴ぶりは相当なものと言えよう。
2020年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりにリバー・フェニックスの映画見たくて購入しました。
昔映画館で母と見た記憶があって、もう一度2人で見返しましたが懐かしさも相まってとても良い!
家族と自分の夢の間で葛藤する様をリバーが繊細に演じています。泣けます。是非!
昔映画館で母と見た記憶があって、もう一度2人で見返しましたが懐かしさも相まってとても良い!
家族と自分の夢の間で葛藤する様をリバーが繊細に演じています。泣けます。是非!
2019年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
故リバー・フェニックスが大好きで特にこの作品が一番好きでした。
レンタル店にも置いていなくてこちらで販売されていて助かりました。
ありがとうございます。
レンタル店にも置いていなくてこちらで販売されていて助かりました。
ありがとうございます。
2006年1月30日に日本でレビュー済み
リバー・フィニックスの繊細な演技が随所に観られる秀作です。
彼は本作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
崩せない家族の絆、大切な恋人、ピアニストになる夢。十代の多感な、それでいて親の運命に生まれながらにして引きずられている複雑な家庭環境を背景にした役柄を彼はとても自然に演じています。彼が劇中で演奏するベートーベンもとても素敵です。
13年前に亡くなってしまった俳優リバー・フェニックスですが、彼を知らないという方に是非この作品を観て頂きたいです。
欲を言えば、特典映像として本作品の予告編が観たかったです。
彼は本作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
崩せない家族の絆、大切な恋人、ピアニストになる夢。十代の多感な、それでいて親の運命に生まれながらにして引きずられている複雑な家庭環境を背景にした役柄を彼はとても自然に演じています。彼が劇中で演奏するベートーベンもとても素敵です。
13年前に亡くなってしまった俳優リバー・フェニックスですが、彼を知らないという方に是非この作品を観て頂きたいです。
欲を言えば、特典映像として本作品の予告編が観たかったです。
2023年9月8日に日本でレビュー済み
イデオロギーのために爆破テロ事件を起こし、普通の市民になりすまして逃亡生活を続ける一家。という話の設定が意表をつくが、そこで展開されるドラマは、普遍的といってもいい思春期の恋愛であったり、親子の情愛を描くもので、たいへん感動的。出演者が皆、良くて。リバー・フェニックスとマーシャ・プリンプトンの初々しいカップルに泣かされる。マーシャの実生活のお父さんは、キース・キャラダインなんですね。とにかく二人の思春期のころの微妙な心の動きを表現した姿(演技とは言いたくない)に心動かされた。一家の母親を演じるクリスティーン・ラーティと父親のドラマにも涙した。ラーティ、熱演にして名演だと思う。この人、ビル・フォーサイス監督作「シルビーの帰郷」に出ていた人なんですね。ジャド・ハーシュ扮する父親も、微妙に好感がもてるようなもてないような。この感じがラストの感動をもたらす。ジャド・ハーシュ好演です。逃亡一家の幼い次男を演じる子供もいい。1988年のシドニー・ルメット監督作。堅実な演出がこの映画を隠れた名作足らしめている。ちょっと変わった題材のためか、地味に思われて、観る人が少ないとしたら残念なこと。それにしてもリバー・フェニックス。惜しい俳優を若くして亡くしたものだと思う。
リバー・フェニックスのことをちょっと調べてみたら、両親がカルト教団に入っていて、子供のころは、一家で各地を転々としていたらしい。なんだか、この映画の設定と境遇が似ているような気がする。リバーという名前は、エルマン・ヘッセの「シッダールダ」からとられている。ご両親はアウトロー志向のヒッピーみたいな人だったのかな?。「イージーライダー」に出てくるコミュニティみたいな生活をしていたのかな?とか勝手に想像してしまった。リバーがドラッグの過剰摂取で亡くなったことを想うと、子供時代の体験が何かしらの影響を及ぼしていたのかな。あと、リバーとマーシャ・プリンプトンは、実際に恋愛関係にあったそうで、なるほど迫真の演技だったわけですね。この二人、ピーター・ウィアー監督、ハリソン・フォード主演の「モスキート・コースト」でも共演しています。
リバー・フェニックスのことをちょっと調べてみたら、両親がカルト教団に入っていて、子供のころは、一家で各地を転々としていたらしい。なんだか、この映画の設定と境遇が似ているような気がする。リバーという名前は、エルマン・ヘッセの「シッダールダ」からとられている。ご両親はアウトロー志向のヒッピーみたいな人だったのかな?。「イージーライダー」に出てくるコミュニティみたいな生活をしていたのかな?とか勝手に想像してしまった。リバーがドラッグの過剰摂取で亡くなったことを想うと、子供時代の体験が何かしらの影響を及ぼしていたのかな。あと、リバーとマーシャ・プリンプトンは、実際に恋愛関係にあったそうで、なるほど迫真の演技だったわけですね。この二人、ピーター・ウィアー監督、ハリソン・フォード主演の「モスキート・コースト」でも共演しています。