主役というのは多分あるのでしょうが、クラスに主役というのがあってない様に、その場面々々で主役が変わる…そんなドラマです。みんなが主役の様な。それがハロープロジェクトの肝心要な考え方の様で、何か心地良い気持ちで終わりました。これがコンサートの熱気とはまた違う、舞台の良さですね。好きです。
「楽しそうに歌ってるのを見ると何だか、こちらまで楽しくなる」は地球の法則でもある様な名セリフです。
誰が主役と言い切れない感じ…そう見つけた時、この舞台の人たちを自分は愛し始めてると分かりました。けれどそれはクオリティにも秘密があります。この舞台の5ヵ月前の第3弾の舞台より、見違える位セリフがしっかりしています。自分の役をやり切ろうとする気持ちがそうさせたのでしょう。こんな事に未成年も大人もありませんね。色んな場面が励みになる様でした。
彼女たち自身が稽古から本番までの時間を、助け合いしながら支え合ったから出来た秀作だと思います。Love never fails.と言いますが、彼女たちの関係もきっとそういう信頼し合ったものなのだろうな、と舞台から強く感じました。それが心地良さの正体だったのかも知れません。