スケッチブック~full color's~ 第1巻 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 花澤香菜, 平池芳正 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 50 分 |
商品の説明
商品紹介
ARIAのアニメーションスタッフが再集結!大人気の“ほんわか”コミックスが新たな癒しをお届け!
ちょっと心地よくて、ちょっと懐かしい 新感覚“ほんわか”アニメーション、早くもDVDリリース!!
★小箱とたん先生の大人気コミックがTVアニメ化! 「スケッチブック」は4コマ漫画コミックの超人気作!
「あるある」と頷けるほのぼのとしたネタの面白さと個性豊かで多彩なキャラクターが人気!
★大ヒット作「ARIA」シリーズのスタッフが再集結!癒しの世界観、キャラクターを見事にアニメ化!
監督は平池芳正、シリーズ構成・脚本には岡田麿里、そして佐藤順一が監修を務める!
★癒しの世界を演じるのは、超豪華キャスト陣!
主役を演じる花澤香菜をはじめ、田村ゆかり、小清水亜美、浅野真澄といった実力派人気声優が勢揃い!
★音楽も超“ほんわか”!癒しを彩る名曲揃い!劇中音楽にはヒーリングミュージック界の第一人者、村松健を起用!
オープニングは新人とは思えない存在感に満ちた歌声を持つ清浦夏実に、
エンディングには今作では声優も務め、「ユーフォリア」のヒットでもお馴染みの牧野由依!
【初回生産特典】
1.特製カレンダーカード(1・2月)
2.カレンダーカードホルダー
※初回特典は数に限りがございますので、ご注文はお早めに。初回限定版をご希望の場合、単品でのご注文をお願いします。
他の商品とあわせてご注文されますと、それらの商品の発送可能時期によりましては、初回特典付をお取り置きできない場合がございますので、ご了承ください。
【毎回特典】
1.小箱とたん先生描き下ろしジャケット
2.ピクチャーレーベル
3.映像特典:ピクチャードラマ(岡田麿里シナリオ書き下ろし)/club AT-X(TV未放送ロングVer.)
【収録話】
第1話/第2話
【ストーリー概要】
梶原空、高校1年生。描いておきたい、想いがあります
主人公。とっても無口な女子高生。好きなもの。散歩と猫とスケッチブック。
学校の裏山。のんびり写生大会。通学路のノラ猫たち。フシギな生態。
放課後の美術室。ちょっと変わった先輩たちの、すごく妙な創作。虹。花火。夕焼け。
誰の毎日にもある小さな発見やミニ事件をスケッチ。描き出される一瞬一瞬にたくさん笑って、ちょっぴり感動…?
【メインスタッフ】
■原作:小箱とたん「スケッチブック」(連載「月刊コミックブレイド」マッグガーデン刊)
■監督:平池芳正
■シリーズ構成・脚本:岡田麿里
■キャラクターデザイン・総作画監督:杉本功
■監修:佐藤順一
■衣装デザイン:吉川美貴
■美術監督:田尻健一
■色彩設計:坂本いづみ
■撮影監督:伊藤邦彦
■編集:坪根健太郎
■音響監督:鶴岡陽太
■音響制作:楽音舎
■音楽:村松健
■音楽制作:flying DOG JVCエンタテインメント
■アニメーション制作:ハルフィルムメーカー
■製作:full color’s(マッグガーデン/松竹/メディアファクトリー/AT-X/TYO)
(C)2007 小箱とたん/マッグガーデン・full color's
Amazonより
小箱とたんの人気4コマ漫画を原作に『ARIA』のハルフィルムメーカーが制作、『Solty Rei』の平池芳正が監督したほんわか青春TVアニメーション・シリーズのDVD第1弾。Page.01「スケッチブックの少女」無口で人見知り、そして猫と絵を描くのが好きな高校1年生の梶原空(花澤香菜)ら美術部部員は、顧問の春日野先生(広橋涼)から“今一番興味があるもの”を描くよう命じられる。果たして空が選んだものは……? Page.02「いつもの風景」いつもと違う方法で家を出た空は、いつもと違う1日が始まるのを予感する。そして放課後の美術室で……。何気ないエピソードのひとつひとつを丁寧に積み重ねながら、その何気ないことの幸せ感をじっくりと堪能させてくれる。『ARIA』とはまた一味違った、ヒーリング系アニメの秀作の誕生である。村松健の音楽も画面にぴったり合っている。(増當竜也)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4935228074907
- 監督 : 平池芳正
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 50 分
- 発売日 : 2008/1/25
- 出演 : 花澤香菜
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : メディアファクトリー
- ASIN : B000XUSQ0I
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 192,577位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 33,873位アニメ (DVD)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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原作を点とするならば、アニメ版は線や面といった性質が強いです。
原作の四コマはネタ部分だけでおしまいなんですが、アニメ版はその前後や、それを取り巻く環境がしっかりと描かれているので、良い意味で原作の補完がなされている作品になっています。
原作至上派の方でも、このアニメ版ならば、原作の+α的なコレクターズアイテムに入るんじゃないでしょうか。
惜しむらくは、こんな作品がたった六巻分しかない現実…。
いわれの無いバッシングを浴びていた覚えがある、とても不幸な作品です。
単体で見れば、ARIAとは違う楽しみ方ができたと思うのですが・・・。
ちなみに原作最新刊では、アニメ版オリジナルキャラだった『みなも』が表紙を飾り、本篇にも
ちゃっかり登場しています。このいい感じな緩さを味あわないのは、勿体ないですよ~。
何気ない日常の中にある小さな出来事、小さな幸せを丁寧に拾っていく事
いつか来る別れを予感しつつも、友人たちと共に居る今を大切にしたいと願う事
社会人になった今忘れかけていた、あの頃の懐かしい感覚を見事に思い起こさせてくれました
村松健さんによる劇中音楽や主題歌もすばらしい
今の世の中、こういうアニメがまだ作られていたという事をとても嬉しく思います
もちろん、「原作の完璧な再現以外のアニメ化は認めない」などというのは間違いであろうし、そもそも四コマのアニメ化に原作どおりの展開を期待するのは無理なことである(なにかにつけて「原作原作」と言い立てるのは問題であろう)。ただそれ以前にこの作品の場合、アニメスタッフが原作の方向性そのものを捉え間違えているように思える(猫パートは除いて)。アニメ『スケッチブック』においては明らかに、ゆったり、まったり、のんびりしたイメージを醸成すること、癒しの効果を狙って演出すること、「いい話」としてまとめることを目指している。だが原作はむしろ個性的なキャラクターが繰り広げる様々な可笑しみ(それは「あるある」とうなずくようなありふれたものだったり、ありえないような(シュール(?)な)ものだったり、キャラクターの個性を生かしたものだったりと色々である)によって成り立っており、それに交えて主人公の空のまったり、のんびりした様子も(しばしばそのような可笑しみの一部として)描かれているのだ(もちろん出張版の雨の日に山に行くエピソード(アニメなら第4話)のように、空の目線から描かれた話もあるにはあるが)。原作では可笑しさや面白さのなかにのんびりした様子が織り交ぜられているのに対し、アニメではそののんびりゆったりした調子が主軸に据えられ(しかも「癒し」「空気」にまで拡張され)、その主軸に沿って「いい話」としてまとめられ、(原作にあるような)面白みや可笑しみは合い間に挟まれるアクセントとしてしか扱われていないことが多くなってしまっている(以前あるブログでこのアニメについて「合い間に挟まれるギャグが雰囲気を損なっている」と書いていた人がいたが、もともとはそのギャグこそが主なものなのだ)。また原作『スケッチブック』の特徴の一つに、ありふれた言葉や物事に異なる視点を当てるネタ(たとえば「茶色」はなぜ日本茶の緑色ではなくあの色なのかと根岸がキレてみせたりなど)があるのだが、そのような面白さや視点は「ありふれた日常」にコンセプトを置いているアニメにはほとんど全く反映されていない。独特の可笑しさ・面白さにこそ原作『スケッチブック』の個性があるにもかかわらず(もちろん空のゆったり感も個性の一つではあるが)、可笑しさ・面白さではなくゆったり感や「癒し」を中心に据えた時点で、このアニメにおける方向性が(そして捉え間違いが)定まってしまったのだ。
とはいえ「多少の方向性の違いがあっても、良い作品としてまとまっていればいいではないか」という向きもあると思う。だがこの方向性の捉え間違いが、単なる雰囲気の違いというだけにとどまらない弊害を生んでいる。キャラクターの個性が十分に発揮されていないのだ(アニメでも発揮されているではないかと言う人もいるかもしれないが、それはもともとのキャラクターの個性がとても強いため、アニメでのさほど多くない登場場面・描写でもある程度は(だが十分とは言えない程度に)伝わるからである)。たとえば佐々木樹々は原作ではナイスなボケをよくかます面白いキャラクターだが、アニメでは雰囲気に合わないのかそれが全く活きておらず(そもそもボケる描写そのものが無い)、地味な役回りにとどまっている。他のキャラクターの可笑しさ(根岸大地のキレ具合、神谷朝霞の工作及び暴走具合、空閑木陰の摩訶不思議な様子など)にしても、(アニメでは「空の目線で描かれたゆったりほんわかとしたいい話」が中心となるために)出番が多くないせいもあって「物語にアクセントをつける脇役」「話の筋の合い間に挟まれるちょっと面白い場面」にすぎなくなっており、そのためその個々の面白さが十分に発揮されているとは言い難い。また原作では空以外のキャラクター同士の関わりあう様子や、皆で何かをする様子(たとえば豆まきや雪だるま作りなど)もいろいろと出てくるが、そのような描写も(原作ネタかオリジナルかを問わず)数が少ない。アニメオリジナルのキャラクターを出してやたらと「いい話」を演出しようとするくらいなら、もともといるキャラクターの出番(一人一人にもっと焦点を当てても良かったであろう)やそれらのキャラクター同士が関わりあう場面をもっと増やし、その面白さや魅力を発揮させるようにすればよかったのだ(個々のキャラクターをより活き活きと動かして面白さに充実したエピソードを作る道はいくらでもあったというのに、なぜかその道は模索されなかったのである)。加えて最終回では空に自分から言葉を話させて「空の成長」「一歩踏み出した様子」を演出しようとしていたが(「いい話」としてまとめようというスタッフの方針の典型であろう)、無口で人見知りの空がそのままで(その性格のままで)美術部に溶け込み皆と関わりあっているところに『スケッチブック』の良さがあるにも関わらず、(空がそのままではダメであるかのように)それを壊して「“成長”しました」的演出をする必要がどこにあるのだろうか。どうして「互いに関わりあいながらそれぞれのキャラクター(空も含めて)がそれぞれの個性を発揮して日々を送っている様子の可笑しさと面白さ」という描写が(原作ネタでにせよオリジナルでにせよ)十分に出来なかったのか、それはやはり「癒し」を中心に据えるというスタッフの基本姿勢によるものだろう。
アニメ化する方法は原作の再現だけではない、それは確かだ。だが少なくともそれは原作を“活かした”ものでなくてはならないだろうし、それを誤れば活かし間違いやズレを引き起こすことにもなる。このアニメは失敗作では全く無いが、原作を活かすことにおいては方向性を間違えたのではないかと思う。「癒し」やゆったりとした雰囲気をアニメにおいて追求することは間違いではないし、多くの可能性があるであろう(『ARIA』のような優れた作品もある)。だがそれは『ARIA』でやればいいことであって、『スケッチブック』でやるべきことではないのである。
ARIAで脚本演出をされていた平池芳正さんの監督作品。
空気系アニメですが、心に何か残してくれる。
心が温かくなる作品です。テンポも良いし、見ていて飽きません。
だというのにひとつの主軸を作り、オリジナルストーリーをメインに原作4コマを混ぜ合わせていく。あまりアニメ向けの作品でないだけ見事でした。
キャラクターの多さで個性を出し切れなかった子もいますが、大健闘だと思います。
特に『花澤香菜』さんがリアル空なのが笑えます♪