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犯された白衣 [DVD]

3.8 5つ星のうち3.8 4個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥15,000 ¥3,100
フォーマット ドルビー, ワイドスクリーン
コントリビュータ 唐十郎, 小柳冷子, 林美樹, 若松孝二
言語 日本語
稼働時間 57 分

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登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 2.35:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4523215015516
  • 監督 ‏ : ‎ 若松孝二
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 57 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/1/26
  • 出演 ‏ : ‎ 唐十郎, 小柳冷子, 林美樹
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ 紀伊國屋書店
  • ASIN ‏ : ‎ B000Y92A46
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 4個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年2月9日に日本でレビュー済み
初見の印象はあまりよくかった。
内容に対して感情が整理できず、この映画に嫌悪感をもったことを覚えている。

だが、しばらく(数日)経つと自分の中で不思議な印象の変化を感じてきた。

そして再度観てみるとほとんど180度印象が変わっていた。(…DVDで繰り返し観る事ができるというのは贅沢なことだ)
非常に残酷な内容であるにもかかわらず、とてもファンタジックな美しい映画のように感じた…。

なぜだろう。私自身が男だからだろうか。
女性ならこの映画どう思うのだろう?。

主人公は『美少年』とクレジットされている。
別に美少年に見えない。 …ここはつっ込みどころかもしれないが、そのアンバランスさが寧ろこの映画に逆説的なリアリティを与えているようにさえ感じる。
この映画は元来ピンク映画なのだから男性視点中心に作られているだろう。ピンク映画の枠をこえて男性の生理的な汚物(?!)まで見せられたように(私には)感じられたから、初め嫌悪したのかもしれない…。
そしてそれを(私は男だから)受け入れ美しく(?)感じたのだろうか?。性の衝動を処理しきれないまま胎内回帰願望を体現するように丸くなる幼い主人公。どこかに共感してしまう。
これはどう解釈すべきだろう。

この作品は低予算で短期間に作られた映画だという。確かに荒っぽい印象はある。
だが確かにこの作品は重大なナニかを表現している。(それは何だといわれると判らないが…)
短期間(撮影自体は三日程度。追加撮影を含めても一週間かかっていない様子)でコレを作り上げたとは!!。
このとき製作スタッフの感性がいかに鋭かったかがわかる。

ソフトは監督インタビューや詳細なブックレット(唐十郎のインタビューを含む)など、内容が充実している。
この買い物は期待以上のものだった。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月26日に日本でレビュー済み
アメリカで実際に発生した看護婦寮
での大量殺人事件(犯人はリチャード・スペック)
をモデルにした映画です。

「ある看護婦寮に、謎の美少年が侵入する。
はじめは面白がっていた看護婦達だったが、
少年が銃を持ちだして、現場は阿鼻叫喚の
地獄と化す。」

うーむ・・・・・・・・・・「実録・連合赤軍 あさま山荘
への道程」での凄まじい限りのバイオレンス描写
から若松監督に期待したのですが、
どちらかと言えば芸術性の高い映画でした。
もちろん流血シーンはありますが、
いかんせん50年程前の映画ですからね・・・・・・
ちょっと残念。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月24日に日本でレビュー済み
 本作はただでさえ短い若松作品の中でも短い部類に属し、別映画撮影のついでにスタッフ・女優を使い回し、旅館に3日半籠もって撮ったという「さすが!」のゲリラ映画です。新聞の小さな記事から想像を広げて作ったのが本作なのですからこれはもう若松イズム全開。「これぞ若松映画」と未見者に紹介する時の絶好のテキストです。その年の『映画芸術』第5位に選ばれたのも故あることです。
 映画本編は唐十郎meets若松孝二という世界観に彩られていて圧倒されます。新宿を徘徊する唐十郎とヌードのフラッシュバックに取り巻かれる幻想的な冒頭。この時点で美少年の性的オブセッションと想念の中の物語であることが暗示されます。そして銃を撃つという行為は実際には出来ぬ射精の代償行為。『タクシー・ドライバー』のトラビスと同じで、この美少年もレズビアン行為を見ても嫌悪感しか持てず、性交を促されても何も出来ません。そして膣内に本当に銃を突き刺し発砲≒射精します。彼のオブセッションはここで解き放たれ、猟奇的な行為に走りサディスティックに女をカミソリで切り刻んで「天使」を造形、そして女を口汚く罵り…。
 少女は「なぜあなた自身の血を流さないの」と難詰しますが、極めて状況劇場的なこの台詞は同時に彼が殺人者になったその理由を最も如実に示すものです。しかし彼が帰ることの出来たのは母なる海辺の光景。彼は海に向かい発砲≒射精し、裸の少女と初めて笑顔で戯れ、最後に彼は少女の膝枕で胎児の様に眠るのです。でも最後のパートカラーのシーン、彼女は消えており、少女は結局は彼の妄念の中の「理想の女性・アニマ」でしかなかったことが示唆されて終わるのです。彼に迫っているものは機動隊とこの世の喧噪。まさに時代を切り取った作品。迫力あります。あの頃の空気感を知りたい人には必見です。
〈追伸〉少女役の夏純子はデビュー作。まだ坂本道子名義でこれはレアな作品です。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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