26年の時を越えた、ガンダム史上最強のコンセプトアルバム!
遡ること28年前となる1979年から1980年にかけて、「機動戦士ガンダム」の全43話がテレビで放送された。翌1981年からは3部作に渡って映画化され、劇場版の主題歌がオリコンチャートの上位にランクインを果たしたり、「ガンプラ」(プラモデル)の大ヒットが社会現象にまでなるなど、これまで巻き起こした一大ムーブメントの規模は、アニメーション史上最大のヒットコンテンツならでは、と言っても過言ではない。
そして作品の誕生からおよそ四半世紀後の2005年、先の「機動戦士ガンダム」の続編である「機動戦士Zガンダム」の映画化が実現。新たな解釈を交え、3部作として生まれ変わった同作品のテーマ曲すべて(計5曲)をGacktが担当することになる。その第1部となる映画「機動戦士Zガンダム~星を継ぐ者~」のテーマ曲、「Metamorphoze」のヒットは記憶にも新しい。ガンダムの生みの親である、富野由悠季・総監督とのコラボレーションは、かつて類を見ないほど親和性の高いものとなり、それ以来の友好の証として今回「歌」を贈ることになったわけである。Gacktが贈る歌とは、『砂の十字架』(劇場版「機動戦士ガンダム」主題歌/1981年)、『哀 戦士』(同「機動戦士ガンダムII~哀・戦士編~」主題歌/1981年)、そして『めぐりあい』(同「機動戦士ガンダムIII~めぐりあい宇宙編~」主題歌/1982年)という、ガンダムファンなら誰もが知っている3曲。これらをGackt流にアレンジを施し、いちからレコーディングを行った。なお、Gacktが他者の曲をフルアレンジし、カバーするのは、自身初の試みでもある。この3曲の他に、これまでGacktがガンダムとコラボレーションしてきた6曲を収録し、「機動戦士ガンダム」とその続編「機動戦士Zガンダム」における架空の舞台<宇宙世紀>上の9年間を音楽で辿るべく、その歴史年号をアルバムタイトルへ用いた。