中川信夫監督の、今は亡き新東宝での代表作です。
主人公は、メフィストフェレスのような友人に付き纏われて、恋人やヤクザなどを次々と死なせてしまいます。
そして、登場人物全員が地獄へ堕ちてしまう…。
オープニングから溢れ出すいかがわしさ。日本古来の伝承に「ファウスト」や「神曲」のイメージも融合させた世界観。
閻魔大王によって次々と暴かれていく人々の罪状。その結果としての数々の責め苦…。
「悪いことをしたら地獄へ堕ちる」という教訓を教えてくれます。
映像表現がチープだけどかなりえげつないので、観る人を選ぶ作品です。