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The revolution will not be computerized

4.7 5つ星のうち4.7 14個の評価

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新品 中古品
CD, 2007/12/19 1枚組
¥100
CD, 2007/12/19 1枚組
¥6,037

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曲目リスト

1 Dub Liz
2 Dub Sorcerer
3 AAAL
4 Parla
5 Invocation
6 aroline Champetier
7 Susan Sontag
8 Betty-Go-Round

商品の説明

菊地自身のサックスと新人Tp 類家心平(urb, 他)を起用した二管に加え、リズムセクションを、クインテット・ライブ・ダブからのメンバーである坪口昌恭( Piano = TZB, DCPRG, 他)を中心に鈴木正人(bass = pepe tormento azcarar/ little creatures /sighboat)、本田珠也(ds =ケイ赤城トリオ、他)で固めたNewGroup。60 年代のマイルス・デイビスクインテット(E.S.P/Miles Smiles/ Sorcerer / Neferttiti)をマトリックスに、オーネット・コールマン、ドルフィーのジャズを引用、アブストラクトかつファンキーに、スタイリッシュにジャズを研ぎすます。

【アーティストについて】
菊地成孔(ts)
1963年6月14日、千葉県出身。音楽家、文筆家、音楽講師。アバンギャルド・ジャズからクラブシーンを熱狂させるダンスュージックまでをカバーする鬼才。1984年プロデビュー後、山下洋輔グループなどを経て、「デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン」「スパンクハッピー」といったプロジェクトを立ち上げるも、2004年にジャズ回帰宣言をし、ソロ・アルバム「デギュスタシオン・ア・ジャズ」、「南米のエリザベス・テイラー」を発表。また、ほかに初の映画音楽監督作品となった『大停電の夜に』のサントラ盤も発売中。
音楽講師としては私塾「ペンギン音楽大学」を主宰するほか、映画美学校でも教鞭を執り、さらに、最近まで東京大学教養学部の非常勤講師を務めるなど話題に。また、驚異的な博識と饒舌な文体で、エッセイストとしても高い評価を受け、音楽雑誌、ファッション雑誌、文芸誌など、多彩な媒体で活躍中。2005年12月には天王洲アートスフィアに於いて初のホール公演「天使の恥部」を大成功させ、2006年2月には九段会館で追加公演「第一回革命舞踏会」を、4月には有楽町朝日ホールで「夜の全裸」を開催。また、2006年7月にはUA×菊地成孔名義でUA とのコラボレーション・アルバム「cure jazz」を発表、9月には映画『パビリオン山椒魚』のサントラも発売するなど、精力的な活動を続けている。菊地成孔オフィシャルweb site : PELISSE (www.kikuchinaruyoshi.com)

類家心平(tp)
1976年4月27日、青森県で版画家の次男としてこの世に誕生する。小学校時代にブラスバンドでトランペットと出会う。中学時代にアンサンブルコンテスト全国大会で金賞を受賞。高校時代に父の影響でマイルス・デイヴィスの音楽に触れ、ジャズに開眼する。高校卒業後、海上自衛隊の音楽隊でトランペットを担当。国内外での演奏活動を行う。退隊後ジャズトランペットを高瀬龍一氏に師事。その後、都内ジャズクラブ等で多数のギグをこなす。2004年にSONYJAZZ から、ジャムバンドグループ「urb」のメンバーとしてメジャーデビュー。3枚のアルバムをリリースし2004年12月には「タイ国際ジャズフェスティバル」でも高い評価を受ける。現在は自身のジャズカルテット(HAKUEI KIM(piano)鉄井孝司(bass)吉岡大輔(drums))と、DJ、VJ、ペインターが入ったユニット「Landscape Jazz Orchestra」でも活躍中。「Landscape Jazz Orchestra」では、広島市現代美術館での演奏などで注目を集めている。
その他、塩田哲嗣率いる「SUPER☆STARS」(塩田哲嗣(bass)太田剣(sax)丈青(piano)みどりん(drums))、アフロビートを基調としたバンド「KINGDOM☆AFROCKS」等に参加。

坪口昌恭(p)
1964年福井県生まれ。ジャズ演奏とコンピュータ/電子楽器の双方に精通した柔軟な音楽性で、多数のライブやレコーディングに携わっている。エレクトロ・ジャズユニット『東京ザヴィヌルバッハ』を主宰し、ewe Inc.他より6枚のアルバムを発表。また、NY録音を含むソロ名義のアルバムを4枚、『坪口昌恭TRIO』のリミックス・アルバムを1枚発表。菊地成孔との共演歴は18年を超える。尚美学園大学/大学院ジャズ&コンテンポラリー分野准教授。

鈴木正人(b)
1971年6月6日生まれ、O 型。出生地:ベルリンBass Player Arranger Producer1987年、高校在学中にLITTLE CREATURES を結成。90年にシングル「THINGS TO HIDE」でメジャーデビュー。その後、渡米し、バークリー音楽院に入学。帰国後、バンド活動と平行して、ベーシスト、プロデューサーとしても活動。手掛けたアーティストは、UA、ハナレグミ、畠山美由紀他多数。2005年3月には、文筆家の内田也哉子(vo)とCOMBO PIANO の渡邊琢磨(P)と「sigh boat」を結成し、1stアルバム『sigh boat』をリリース。同年7月には、LITTLE CREATURES の約4年ぶりとなる新作「NIGHT PEOPLE」をリリースし、同月に池上本門寺・特設野外ステージにてデビュー15 周年記念イベントを行った。

本田珠也(ds)
1969年11月25日、東京生まれ。父本田竹広(P)、母チコ本田(Vo)、叔父に渡辺貞夫(As)、渡辺文男(Ds)という音楽家系に育ち、幼少の頃から自然とドラムスティックを手にしていた。1997年、子供の頃から愛聴してきたロックやファンクミュージックにジャズを融合させたグループ、"本田珠也PLANETX"を結成。ライブハウスを中心に活動し、2000年3月、東芝EMIより初リーダーアルバム「PLANETX」をリリース。2001年3月、大口純一郎トリオ、菊地雅章トリオ、ケイ赤城トリオと立て続けに3人のピアノリーダーのアルバムレコーディングに参加し、3人3様の強い個性のピアニストから称賛され、以後この3人とのコラボレートは、固く結ばれている。2003年12月、タイランドインターナショナルジャズフェスティバルを筆頭に、香港~シンセン~上海のツアーに、現地のミュージシャンと共に参加。現在、本田竹広、今村祐司、荒巻茂生、五十嵐一生等のグループで活躍する傍ら、ドラム講師も務め、作曲にも力を入れる等、精力的に活動している。

Pardon 木村(Dub Engineer)
パードン木村(electoronics, プロデュース, etc)1964年東京生まれ。1999年ヤン富田のツナミ・サウンドより『Locals』(P-VINE)でデビュー。2001年2作目『OCEAN SURFER COOL DAD BUILDING SHOPSURFBOARDS』(MUSIC MINE)、『Frozen Hawaii』(bonjour)。2002年リトル・テンポの土生<ティコ>剛と『Ticpa Stylee』(Lastrum)、DJ QUIETSTORMとの共作『PARDON TROUBLE』(MUSIC MINE)、二見裕志、塚本サイコ、山崎ごう、とのユニットVIDO『INN』(bonjour)。2004年3作目『SILLY WALE』(trieight)をパーソナルサラウンドテクノロジー(PST)録音で発表。2005年KILLER BONG との共作『KILLER PARDONG』(trieight)。ソロ活動の他にHONZI、HAKASE-Sun、スパンクハッピー、菊地成孔、野宮真貴、中野裕之、テイトウワ、一十三十一、UA、大友良英の作品に参加。映像作家Zach Liebermanとのコラボレーション『Drawn』は第10回文化庁メディア芸術祭の優秀作品として紹介される。プロデュース、レコーディングエンジニアとして、2004年AIR SCULPTURES『NEXT ROUTE』(Tuff Beats)。2005年Keison『BOTTLE』(Tuff Beats)、今野英明 meats パードン木村『UKE!TIME』(Tuff Beats)、与世山澄子『INTERLUDE』(Tuff Beats)、2006年Keison『漂流』(Tuff Beats)、マイク眞木 meets 高田漣『ROSE』(Tuff Beats)。2007年Keison『ACOUSTIC CIRCUS』(Tuff Beats)等。ライブ活動は、宇川直宏とのユニット『Pardon Ukawa』、南博、津上研太とのユニット『BGM』 トチアキタイヨウ、津上研太、迫田悠、遠藤豊とのユニット『いい波』に、アナログモジュラーシンセサイザーで参加。2006年に葉山に移住。自宅スタジオHayamaExoticaRecordingsにて制作活動中。

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14 x 13.6 x 0.8 cm; 140.61 g
  • メーカー ‏ : ‎ ewe records
  • EAN ‏ : ‎ 4948722341215
  • レーベル ‏ : ‎ ewe records
  • ASIN ‏ : ‎ B000ZLS9RK
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 14個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
菊地成孔のCDです。非常にカッコいいというか、ジャズの新らしいジャンルを築いていると言えると思います。デートコースペンタゴンロイヤルガーデンもオススメです。
2009年1月4日に日本でレビュー済み
最近露出の多い菊地成孔氏。特に執筆の文体から、ファンの好悪が極端なようですが、
良い評価も悪い評価も、きちんと音楽内容を理解した評価があまり内容に思います。
なるほど、この作品はかっこいい! そして、60年代マイルス的なサウンドを踏襲している。
でも、その奥に隠された菊地氏の本当に革新的なところになかなかみんな気づいていない。

たとえば、「Dub Sorcerer」。ベースを聞くと速くなったり遅くなったりしているように聞こえる。
これはいったい何をしているのだろう? 合わせてドラムも速くなったりしているのだろうか。
何度聞いても、空耳なのか実際そう演奏しているのかが判別付かないのでは?
これは、スタジオで「ワンツースリーフォー」で演奏しても絶対弾けない、編集を使った演奏なのでしょう。

こういった編集を巧みに使い、本来ならば各パートの演奏が微妙にあってないから
ミスマッチであるはずの演奏をマッチングさせた演奏が、とてつもなくスリリングな効果を生み出しています。
でも、編集をたいていの場合、意識的に気づくことができないが故に、
なぜスリリングなのか分からず謎めいているというかなりきわどいアルバムです。

「革命はコンピュータ化されない」だからコンピュータを使っているこの作品は革命ではない(菊地氏)、
という何ともひねくれたタイトルのこのアルバム、編集の秘密を誰にも気づかれてないのを
一人ほくそ笑んで眺めている菊地氏の顔が目に浮かぶようです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月24日に日本でレビュー済み
 モダン・ジャズへの言及をベースにダブ/ヒップホップの方法論をうっすら重ねた作品である。(バンド名に反した、この「うっすら」というところが、評価の分かれ目である。)こういう戦略の音って言葉で表現するのは簡単なんだが、「ジャズ」を成立させるバランスの置き所というのが本当に難しく、何よりもプレイヤーの腕が大前提として求められる。という具合に、非常に難易度の高い音が鳴っている点は絶対に評価されるべき一枚である。

 僕が星を一つ削った理由というのは、彼らが引用してみせた時期のマイルスというのは聴きやすさと新しさ(実験性)・格好良さを兼ね備えた黄金時代の音(=それはマイルスにとってもモダン・ジャズにとっても)ではあるんだが、この音をベースにしちゃうと結果的に「いかにも」な着地点になってしまい、このバンドの試みの実験性というのが少し削がれちゃったように思った点である。8曲目後半の割れたピアノの音なんて非常に格好良いんだし、もっとダビーでメチャクチャ乱暴な音に着地した方が個人的には好みだったが、まあ、この辺は菊池氏が一貫してこだわる「お洒落」と僕の趣味が少しズレているということの結果なのだろう。以上のようなケチは付けたものの、同時代に転がっている凡百のジャズ・アーティストの作品よりは余程刺激的であることには変わりない。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月1日に日本でレビュー済み
もしもマイルス・デイヴィスが生きていたら。
もしもマイルス・デイヴィスがダブに興味を示したら。

そんなアルバム。

サックスに絡みつく電子音。

JAZZかつ音響。

菊地成孔の実験魂は、大胆かつ繊細。

オープニングの、HipHop流儀に倣わない変態スクラッチ。
ここから音楽の冒険が始まります・・・
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月27日に日本でレビュー済み
音楽・文芸・ファッション・美食と多才な鬼才菊池成孔さんが
リーダーを務める新作です。
マイルスへの愛を隠そうともせず、これでもかという人選で、
本気で、かっこいい大人の音楽をやってます。
一聴してわからなくても、聴き続けましょう。背伸びするのも
大人になるためには必要なことですから。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月13日に日本でレビュー済み
ダブは好きだがレゲエは苦手な私にとって、ジャズ・ミーツ・ダブを思わせるグループ名にかなり惹かれた、のだが。
実際、冒頭の2曲は自分が期待した音楽に近く、かなり盛り上がった。しかし、それ以後は普通と言えば普通なジャズに
終始して(しまって)いる。
本作に限らず菊地の作品について思うのは、この人、アルバム1枚作るアイデアはあっても、どうしてもこれを作らねばならないという
カルマのようなものは無いのではないか、ということだ。レビューのタイトルは彼の著書から本歌取りしたものだが(彼は「あまり喰うな」
と言っている)、基本的にロック好きの私にとって、本作は「もっと安易に感動させてよ」と感じられてしまう作品である。
菊地がそこを丁寧に避けようとしているのだとすれば、所詮私は彼の良い聴き手では無いというだけの話だが、
私にとって彼のベスト・ワークである高橋徹也のアルバム「夜に生きるもの」を聴き直すと、彼に必要なのは業の塊の
ようなパートナーではないか、という思いが更に深くなる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月6日に日本でレビュー済み
DCPRGやザヴィヌル・バッハ、近年の諸作でも、常に新奇で挑発的なコンセプトを掲げ、
諧謔と韜晦の限りを尽くしてきた感のある菊地先生ですが、今回は、どうしたの!?
と驚くほどのストレートなジャズを展開しています。

ダブ・セクステットと名乗るからには、ずいぶんトリッキーな演奏か、と期待もしましたが、
ダブも意外なくらい控えめで、照れ隠し?と思うほどの味付け加減。
("Dub Sorcerer" では、やってくれてます)

しかし、まさに60年代マイルス・クインテットを思わせる、クールな緊張感が最高!
特に、新メンバー、類家心平(tp)がすごい!こんなに切れのあるトランペットはなかなか
お目にかかれません。カッコ良い。菊地先生のテナーも、これが山下洋輔の認めた才能
かと、改めて感服いたしました。
ジャズ回帰宣言も正念場、の真っ向勝負ですが、今後も期待できそうです。ライブが
見てみたいなあ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月29日に日本でレビュー済み
妙に管理されすぎてスポンティニアスな部分がそげ落ちてしまっている。
マイルスから大事なもんが抜けたような音楽だよ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート