CooRie、1年半ぶりのニュー・アルバム。セルフカバーアルバムを含めれば
この作品で4枚目のアルバムになるが、この人の音楽は出すごとに洗練されていってる
感じがする。もちろんこのアルバムの出来は最高だ。
1曲目のタイトル曲「旋律のフレア」でいきなり少し声を変えて唄っていることから
まず驚くのだが、この曲はクーリエ史上一番クールなのでは?と思うほど
「格好いい」というイメージが先行する少々冒険的な楽曲。
また「探し物」という曲は今まででもかなりディープなバラード。
声の感じもちょっと違う風に聴こえたのだが・・・となかなかに今までとは違う色も
打ち出している楽曲が複数あるのでかなり新鮮に聴ける。
また歌詞とメロディも本当にいい。クーリエの良さは知ってるが、知ってる人でも
ちょっと驚くほど今回のメロディは非常に磨きがかかっており、また作品の流れも
アップとミドルを上手い具合に混ぜ込んでいるので本当に小気味良く聴ける。
また「探し物」の歌詞はかなりいつもと違う感じなのでそこら辺も注目して欲しい。
全体的にスラッと聴けてしっかり印象に残るアルバムである。
固定観念などを一切捨てて聴いてみて欲しい。
個人的に「クロス*ハート」という曲が大好き。
この曲はメロディやアレンジが流れるように美しいのと(あとテンポも速い)、
歌詞の「学んだ様な振る舞いで涙のカケラ鎧にしてた」という部分が
やたら響くから。