WashingtonはBothellという町出身の、death cab for cutieのgt, producerとして知られるchris wallaによる1st solo album。
これはその日本盤。
indie-popの裏方として歴の長いchris wallaによる、彼だけのエッセンスで作り上げられた、非常に個人的な1枚。裏方として培われてきた彼の全てを凝集した、非常に審美的であり1つ1つの音が大切に扱われています。
彼の音に対する美的感覚は、名producerのソロ活動と言うよりも、ある1人のシンガーソングライターによる芸術的表現と言って遜色ないでしょう。
様々なartistとの関わりがあるだけあって、単なるindie-popに収まらず、power popやclassic pop、alternative rockな音も鳴らされていて、dcfcの新作の方向性を匂わす感じです。
ちなみに演奏だけでなくrecording、mixも(数曲warne livesey氏が関わってますが)殆ど自らの手によるものですが、drumにはdcfcのjason macgerrとnew pornographersのkurt dahleが関わっていたりします。
スリーブの素敵な写真は本人によるもの。