英ロイヤル・アルバート・ホールにてクラプトンの24日連続(!)公演の模様を収めたライブ・アルバムです。『4ピース・バンド』、『ビッグ・バンド』、『ブルース・ナイト』、そして『オーケストラ・ナイト』の4つのパートが収められていて、それぞれに聞き所があります。特に個人的には、『ホワイト・ルーム』と、『ベルボトム・ブルース』をよく聞くのですが、2つとも昔のバージョンよりはるかに洗練されていて(前者のギターソロなんて鳥肌者です。)、聞き応えがあると思います。
ここで少し不満を言わせていただくと、このライブでは、彼の代表曲である、『レイラ』や『コカイン』なども演奏されているはずなのに、何故!?何故収録されてないのでしょう!?DVDにも入ってませんし…。
まあでも演奏、バンドメンバー、ともに90年代の頂点を極めていた時代だと思うので、すばらしいレコードであることに違いありませんし、60年代、70年代の彼とはまた違う演奏をこれでもかというぐらい十分に堪能できると思います。