ゴジラ対メカゴジラ待望のBD化。嬉しいです。
映像特典もいくつか新規収録がありますが、本作のヒロインの田島令子さんの
2014年の新撮のインタビューがついているのも目玉のひとつでしょう。
当時の思い出を色々と語ってくれてます。
ちなみにメガロを除いてヘドラ〜メカ逆までの各作品毎にヒロインのインタビューが新規追加
されているようです。
本作の魅力は色々とありますが、まずはメカゴジラのカッコよさと強さが最大の魅力でしょう。
その存在自体がまさにスーパーウェポンたるメカゴジラが
佐藤勝の軽快かつ最高にカッコイイJAZZ風のBGMに乗って
圧倒的攻撃力を炸裂させるオールウェポン&オールレンジ攻撃シーンは何度見ても圧巻です。
中野特技監督の爆発に光学合成もノりにノってます。
ゴジラ作品といえば、本多監督のオーソドックスな演出+伊福部昭の土俗的で重厚な音楽
が定番になっていて、福田純監督のゴジラ映画って評価が低くなりがちなんですが
この作品については、福田監督の長所が最大限活かされた、テンポのいいアクション作品でもあります。
明らかに低予算のチャンピオンまつり版のゴジラ作品にあって、ゴジラ20周年記念作品として
予算もだいぶアップしたのではないか、という部分も見てとれますね。
記念作品ということもあり、平田昭彦、小泉博、佐原健二といった東宝特撮のベテラン勢に、
円谷特撮でもおなじみの、岸田森、睦五郎、草野大悟、
それにバイオニック・ジェミーやエメラルダスとして後に声優として大ブレイクし活躍することになる
田島令子も主役の一人として出ていてキャスティングも豪華。
見どころいっぱいのゴジラ屈指のエンタメ作品になっているといえます。