イントロ曲を含めても6曲で計20分未満というやや短めの構成の作品であるが、
このコンセプトアルバムには Sotte Bosse の魅力がぎっしりと詰まっている。
今回のカバー曲は宇多田ヒカルの『SAKURAドロップス』ただ1曲のみであり、
前作『moment』以上に Sotte Bosse のオリジナル曲の存在感が強い。
珠玉のオリジナル曲『ひらり』から紡ぎ出されて展開される春のイメージは、
やはり Sotte Bosse 風にかわいらしく『瞳カメラ』で締め括られる。
既に Sotte Bosse の魅力を知る人にも、そうでない人にも、春のお散歩に連れ
て行くのにぴったりの作品ではないだろうか。