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「The Collections」の最大の価値はリマスターがされていない点にあります。
「The Collections」がリリースされた2008年は既にリマスター再発が流行していたわけですが、その時代にワザとなのか間違いなのか、こういった商品がリリースされたというのは非常に興味深いです。
アルバムによって異なりますが、初回プレス、もしくはそれに近いプレスの音が手に入ります。
（CDが登場したばかりのころは、プレスの度にマスターがコロコロと変わることがありました。）
80年代のマスターテープの状態が良かった時にフラットトランスファーされているので、近年のリマスター音源のような最新技術によるキレはなく、あくまでも当時のバンドが意図した音像が入っています。
音圧、音質、ダイナミックレンジがごっちゃに語られる傾向がありますが、「The Collections」については、「音圧は低い」、「ダイナミックレンジは広い」、「音質はナチュラル」です。
音圧が低いので、ボリュームを上げないと、人間の耳の特性上、悪い音にしか聴こえません。
ですので、スマホなどの他の曲と混じってしまう聴き方には向いておらず、1枚のアルバムをアンプのボリュームを上げてじっくり聴くのに最適です。
「All In」は優れたエンジニアが、今の技術でマスタリングを行った素晴らしい音源だと思います。
しかし、もはやリアルタイムで聴いた記憶とは違う印象さえ受けてしまうこともあります。
アルバムを時代に合わせて進化させたいというバンドの意図は理解できます。
しかし、80年代からのファンが、家でじっくりアルバムと向き合うのであれば、「The Collections」は最適です。
他の国からのトップレビュー
mikes
Excellent Collection for Toto Fans
2021年4月25日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
frederic vallee
bon article !
2023年3月23日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Monika F.
Perfektes Mastering
2018年7月15日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Sylvia Von Harden
Bellissimo cofanetto!
2018年4月23日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Sylvia Von Harden
2018年4月23日にイタリアでレビュー済み
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Rogelio Gómez Fernández
Colección Formidable
2013年5月14日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
