プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
殯の森 [DVD]
購入オプションとあわせ買い
フォーマット | 色, ワイドスクリーン, ドルビー, DTS Stereo |
コントリビュータ | 尾野真千子, うだしげき, 斎藤陽一郎, ますだかなこ, 河瀬直美, 渡辺真起子 |
稼働時間 | 1 時間 37 分 |
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
奈良県東部の山間の地。旧家を改装したグループホームに暮らすしげき(うだしげき)は、亡くなった妻の想い出とともに静かな日々を過ごしている。ここに新任介護福祉士としてやってきた真千子(尾野真千子)もまた、不慮の事故で子どもを亡くした喪失感を抱えて生きていた。失った者への想いとともに生きる者として、介護する側、される側という立場を超えて、少しづつ打ち溶け合っていくしげきと真千子。
ある日、二人はしげきの妻が眠る森へ墓参りへと出かけていく。原初のエネルギーあふれる盛夏の森で彼らを待ち受けていたものとは・・・。
監督・脚本・プロデュース:河瀨直美「萌の朱雀」
撮影:中野英世「青空のルーレット」
照明:井村正美
録音:阿尾茂毅「好きだ、」
美術:磯見俊裕「血と骨」「花よりもなほ」
音楽:茂野雅道「アカシアの道」「萌の朱雀」
ピアノ演奏:坂牧春佳
<海外STAFF>
Executive Producer:Hengameh Panahi
Supervising Sound Editor:David Vranken
France Editor:Tina Baz
◎「萌の朱雀」(カンヌ国際映画祭カメラドール受賞)、「沙羅双樹」(同映画祭コンペ部門正式出品)の河瀨直美監督作!
◎撮影:中野英世(第62回毎日映画コンクール撮影賞受賞)
◎フランスでは全国60館一斉公開!世界30カ国以上で大絶賛の嵐!
◎TV、新聞〔特典映像〕 「殯の森を生きて~1000年の春日杉から始まった命の物語」
特製ブックレット付き デジパック仕様、雑誌等へ大量パブリシティ露出!
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 19 x 14.2 x 1.6 cm; 181.44 g
- EAN : 4988066158728
- 監督 : 河瀬直美
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー, DTS Stereo
- 時間 : 1 時間 37 分
- 発売日 : 2008/4/25
- 出演 : ますだかなこ, 斎藤陽一郎, 尾野真千子, 渡辺真起子, うだしげき
- 字幕: : 英語
- 販売元 : NHKエンタープライズ
- ASIN : B001393BRG
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 56,120位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,827位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ともあれ、尾野真千子の存在感です。この作品には美し過ぎて気が散るのです。
美しいことも織り込んでの作品、なのでしょうが、僕はちょっと尾野真千子に気を取られ過ぎました。
ただ、『自分の感情を出してはいけない…と感じながら生きる』 ということの辛さが、
少なくとも、感覚的には理解できる…という人にしか分からない映画だと思います。
普通の人間であれば言葉なり感情なりで表現するはずの、
悲しみ、怒り、痛みなど、自分に起こった全ての事を、
自分の中に圧し込めて生きている様がリアルに描かれており、
そこをどう受け取るかによって、冗長であったり、素晴らしかったりする映画です。
これからご覧になる方は、
『当然、泣いたり叫んだりすべき状況にもかかわらず、
表現されなかった悲しみ、痛み、苦しみ』に注目し、
その『悲しみ、痛み、苦しみ』は、何処へ行ってしまったのか…
という想像力を働かせながら見るようにしてください。
決して、難しく評論しなければならないような映画ではなく、
単純に、真摯に、その人が生きている様を撮ろうとした作品です。
そう言う意味で、役者の演技に★一つ。奈良の美しい自然の映像に★ひとつ。
でも、きれいすぎて、まっすぐすぎて、恥ずかしいくらいだ。
きっと、これがこの監督がしたかった表現なんだろうけど、独創性もなにもない。清く正しい善良な市民のための文部省推薦的な映画。
カンヌという箔がついて、監督はどうだと言わんばかりだろうが、カンヌはこの映画作家に日本の何を見出したのだろう。
人間の営みを一切合切、この大自然に受け止めてもらおう、的な表現はあまりに安易だし、人間はもっとこの自然から突き放された孤独で淋しい立場にあると思う。テレンス・マリックの「シンレッドライン」はそういう意味で、素晴らしかったと思う。愚かな人間と、自然の対比が、人間側の主観を突き抜けて、鳥瞰のような視点で描かれている。大自然の中においては、人間の営みなんて餌を運ぶ蟻の群れと同等なのだ。
でもだからこそそんな人間を愛おしく思い、温かく包み込もうとする寛容さ、が表現できたなら、素晴らしい。
今村昌平監督の「楢山節考」なんてまさにそうだ。
さらに、自然を描くという意味では、小栗康平監督という素晴らしい監督が日本にいる。
そう考えると、河瀬監督は発想がやっぱり月並みで、作文コンクールの一等賞みたいな印象だ。
尋常ではない真千子の絶叫と嗚咽にしげきは思いとどまる・・・二人が悲しみと痛みを共有できた瞬間だ。
真千子は寒さに震えるしげきの体を自分の素肌で懸命に温め、しげきは誰にも触らせなかった大切なリュックを真千子に預ける。
立枯れの巨大な神木を見上げる真千子の目尻から涙がこぼれ落ちるシーンは美しい。
枯れ枝を空に突き刺すように屹立した姿は、立枯れてもなお生命力にあふれ、清浄でさえある。
大切な存在を亡くした悲しみは消えることはないだろう。
ただその悲しみを抱きしめ、温めることによって私たちはなんとか生きていけるのかもしれない。
その悲しみは、私たちの中に生き続ける命そのものなんだと思った。
特典映像にはメイキングが入っていて、画面には現れない空気のようなものから丹念に創り上げていく過程が収められています。
尾野さんがオーディションを受けているところや、本編では使用されなかった、二人が救出されるラストシーンなど興味深かったです。
メイキングとはいっても、河瀬監督自身の手によるもので充分見ごたえありました。