クリムゾン・キングの宮殿
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 限定版, 2050/12/31
"もう一度試してください。" | 紙ジャケット仕様 | ¥5,500 | — |
CD, 1994/12/16
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥3,200 | ¥440 |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2009/10/28
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
—
| ¥7,268 | ¥2,090 |
CD, 限定版, 2009/10/28
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| ¥12,800 | ¥2,618 |
CD, 2001/8/10
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
—
| — | ¥635 |
CD, 限定版, 1999/12/17
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥990 |
CD, リミックス含む, 2020/3/6
"もう一度試してください。" | リミックス含む |
—
| — | ¥1,800 |
CD, 限定版, 2009/12/30
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
—
| — | ¥6,650 |
CD, インポート, リミックス含む, 2019/11/29
"もう一度試してください。" | インポート, リミックス含む |
—
| — | ¥6,954 |
CD, インポート, リミックス含む, 2021/4/2
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
—
| — | — |
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登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
- メーカー : WOWOWエンタテインメント
- EAN : 4582213912104
- レーベル : WOWOWエンタテインメント
- ASIN : B00139WPVY
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,909位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,442位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
2 星
MQATagRestorerでMQAのタグ情報を追加しても、ハイレゾになりません。
帯の情報によると「全てオリジナル・アナログ・マルチトラック・マスターからスティーヴン・ウイルソン制作による新規ミックス・マスターを使用。スペックは(48 kHz /24bit)ながらアナログ・マスターからの単純なハイレゾ・トランスファーでは得られない音世界が広がる。」とのことですが、FLAC/WAVでリッピング→MQAのタグ情報を追加し、NW-ZX300に取り込んでもハイレゾ表示がされません。foobar2000でプロパティをみるとORIGINALSAMPLERATEは44.1Khzで、いわゆるハイレゾではありません。
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トップレビュー
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2022年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
45年前に聞いたときの衝撃、聞くべき1枚。2重丸。
2020年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代にカセットに入れてよく聴いていましたが今はカセットプレイヤーがないため聴けませんでした。
ジャケットは奇抜ですが、曲は1960年代のものとは思えない素晴らしいものばかりです。
ジャケットは奇抜ですが、曲は1960年代のものとは思えない素晴らしいものばかりです。
2020年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校時代に聞いていたもの。通勤で聞こうと思いました。これは車の中で聞くものではないです。音質、演奏をキチンと聞くべき名アルバム。自宅で、真剣に音を楽しむようにします。
2015年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まぁ、ボートラのこととかは後でちょこちょこっと(笑)書くとして。
まず本編のアルバム。
最初は、A面一曲目の“21世紀の精神異常者”ばかりがFMラジオでかかっているのを聽いて、勝手にアルバムのイメージを想像していました。この曲は、すごくかっこよくて、どこか奇妙な感じもあって、好きな曲だったので、こういう曲ばかりなのかと思ってました。
念願の1st全曲を聴いたのは、高校時代(1980年代初頭)のFMエアチェックによってでしたが、その時は「一曲目以外はゆっくりの曲ばっかりで、なんて退屈なアルバムなんだろう」と思いました。同時期に2ndも全曲聴いたのですが、あまり印象は変わらず。それで「クリムゾンはまぁ、良いや」と言う感じで、しばらく距離を置くことになってしまいました。
それが、社会人になって数年後。山川健一さんが書いたクリムゾンのエッセイで、「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」と言う言葉が印象に残り、その言葉がタイトルになっているアルバム 暗黒の世界 をエイヤッと購入(1993/8/10(火))して聴いてみました。そしたらビックリ!。
一曲目の“グレート・デシーヴァー”があまりにもかっこよかった!。ものすごく感激したので、残りの曲はろくろく聴かずに、二日後(1993/08/12(木))に、4枚組ライヴBOX「 ザ・グレイト・ディシーヴァー〜ライヴ1973-1974 」を買う始末!。(同BOXは、後に二枚づつ二組に分売したものも出ている。 グレート・ディシーヴァー1グレート・ディシーヴァー2 )
このライヴ・ボックスはクリムゾンの'70年代最後期のラインナップでの演奏がみっしり詰め込まれており、これで、僕のクリムゾン熱は一層熱くなりました。
そして一ヶ月ちょっと間を置き、今度は、4枚組のアンソロジー・ボックス「 紅伝説1969-1984(ジ・エッセンシャル・キング・クリムゾン) 」を購入。(1993/9/25(土))
これはディスク1が「宮殿」全曲(一部編集によるカットあり)に「アイランズ」までの楽曲を抜粋収録(一部音源差し替えあり)。ディスク2が「太陽と戦慄」以降の楽曲の抜粋に加えて、実質的ラスト・アルバムとなった「レッド」全曲(一部編集によるカットあり)を収録。ディスク3は'80年代に突如復活したディシプリン・クリムゾン期の音源を、ディスク4はここまでの全期にまたがったライヴ音源(当時は殆どが未発表のものだった)を収録、と、実に豪華な仕様。(このBOXは増補版が後に発売されたが、それらは、未発表音源を散りばめつつも、水増し感が強く漂い、僕は手を出していない。興味ある人は「真・紅伝説」で検索されたし。)
このボックスのディスク1で初めて「クリムゾン・キングの宮殿」が超絶な名盤であることに、やっと気づいたという勘の鈍さ。このディスクでは、“ムーン・チャイルド”の後半のインプロヴィゼーション部分が全てカットされている以外は、ノーカットで「宮殿」が収録されていました。二曲目以降はテンポの遅い曲ばかり、と言う、以前の印象は間違ってはいませんでしたが、退屈だなんて、とんでもない!。どの曲もメロディアスで、グッとくる楽曲ばかりであります。有名な“エピタフ”の「混乱こそ我が墓碑銘」という虚無の漂う歌詞もぐさっと刺さりますし、“風に語りて”の美しさも筆舌に尽くしがたい。そして、ラストのタイトル曲の怒涛の展開は、何度聴いても感動!。こんなにも壮大で美しい楽曲があるなんて!。
何故にこうまでも「宮殿」に対する評価が変わってしまったのかは僕自身にもよくわかりません。言えるのは、最初に「宮殿」を聴いた時の僕は、ロックン・ロール大好き少年であり、テンポの遅い曲は余程キャッチーな曲でなければ退屈だと思っていた、と、言うことです。まぁ、「宮殿」の楽曲群が、その、「よほど」に該当しなかったの?、と、言われれば、若かりし日の過ちは誰にでも在る、と弁解せざるを得ないのですが。(^_^; 言える事は、「宮殿」を理解できるようになったのが、もし加齢による感性の変化によるものだとしたら、年をとるというのも悪いことばかりではない、と言う事。と、村上春樹風に言っておく。
こうしてクリムゾンに開眼した僕は、一ヶ月と立たぬうちにオリジナル・スタジオ・アルバムを「宮殿」から「レッド」まで揃えてしまうのでありました〜。
あぁ、長い前振りだった!。えっ、こっからが本番だよ!?。「宮殿」の魅力をたっぷり語って行こうってワケさぁ。(いや、大したことは書けなかったが。(^_^;)
まず本編のオリジナル・アルバム。
ビートルズの「 アビイ・ロード 」をチャートの首位からたたき落としたと言う伝説を生んだ名盤。でも今では、その伝説は眉唾っぽい、と言うのが定説になっている。実を言うと、このアルバム、チャートの一位になったことはないらしい。それで「アビーロード」を蹴落とすとは、口はばったいにも程があるが。ただ、そういう伝説を尾ひれをつけて伝えたくなるような傑作であることは認めてもいい。(まぁ、考えて見れば、いくら「アビーロード」が名盤だからといっても、いつまでもチャートの首位にいるわけはない。どこかで入れ替わるんだけれども、どのアルバムと入れ替わったかについては、僕は興味はない。所詮チャートなんて相対評価だし。)
クリムゾンの歴史の中でもその出来において「宮殿」は異彩を放っている。ひどい言い方をすれば、クリムゾンは、結局この1stを超えることが出来なかった。まぁ、今も『キング・クリムゾン』と名のついたグループは存続してはいるわけだが、それでも1stを超えることは金輪際ありえないだろう。
なぜ「宮殿」だけ特別なのか。このアルバム以降、リーダーになってしまったロバート・フリップは孤軍奮闘し、アルバムごとにメンバーを入れ替えて、あらん限りの力を振り絞った。集まったメンバーも、決して二流どころというわけではなかった。わけても、「太陽と戦慄」以降の、ビル・ブラフォード(ドラムス)、ジョン・ウェットン(ベース&ヴォーカル)を中心とした後期三作は良い線まで行った。だが、それでも「宮殿」は超えられなかった。「 レッド 」ほどの傑作(僕が一番好きなクリムゾンのアルバム)を持ってしても、贔屓目なしに見れば、やはり「宮殿」の突出感は認めざるをえない。
人によっては、イアン・マクドナルドの存在が大きいのではないか、と言う。実際、「宮殿」で最もスタジオに入り浸っていたのはマクドナルドだったと言うし、あまつさえ、1st完成後、フリップは、マクドナルドにクリムゾンを譲り、自分は脱退しようとさえ思っていた。しかし、フリップはフろうとしたマクドナルドに逆にフられ、クリムゾンという重荷を担って行くことになってしまう。これで、脱退したマクドナルドが、クリムゾンを凌ぐ活躍をしていれば話はわかりやすいのですが、現実はそうではない。同じくクリムゾンを脱退したマイケル・ジャイルズ(ドラムス)を伴い、傑作と名高い「 マクドナルド&ジャイルズ 」(残念ながら筆者は未聴 m(_ _)m)を発表したものの、それもやはり「宮殿」を超えたわけではないようだ。なにより、以降のクリムゾンの評価と比すると、マクドナルドの評価は高いとはいえない。(まぁ、こういうこと書くと、「お前が知らないだけでマクドナルドは本当は凄いんだ」とかいう人が出てきそうだけど、是非、マクドナルドの凄さを教えてほしいものである。これは皮肉でもなんでもなく、心から思う。Welcome Good Music.)となると、一旦何だったんだろう、と、思わざるをえない。ロック界における七不思議の一つとでも言うべきか。
続いてボーナス・トラックの構成に触れておきましょう。
CDとDVD-Audio(特典映像も一曲含む)の二枚がカップリングされており、CDの内容はすべてDVD-Audioに含まれています。また、DVD-Audioには5.1chミックスが含まれています。ただし、当方、5.1ch環境を持ってないし、持つ気もないので、CDの通常ミックスを中心に行かさせてもらいます。
CDの5曲目までがオリジナル・アルバム。6曲目以降がボートラとなります。
ボートラ一曲目がいきなり“ムーンチャイルド”の全長版。要するにCD本編の“ムーンチャイルド”は短縮版というわけ。なぜこんなことをするのか理解に苦しみます。素直に本編に全長版を入れておけば資源を無駄にすること無く、もう一曲くらい貴重な音源をぶち込めたでしょうに。“ムーンチャイルド”後半のインプロヴィゼーションは失敗だったと言うような事をどこかでフリップが言っていたような気もしないではないですが、それにしてもこの扱いは酷い。まぁ、確かにこのアルバムで一番退屈な箇所ではあるけど(笑)。
その一方で二曲目の“風に語りて”のデュオ・ヴァージョンは興味深い。誰と誰のデュオかはブックレットのどこにも記されていないのですけれども、常識的に考えてマクドナルドとフリップでしょう。おそらくはフリップが生ギターを弾き、マクドナルドはメロトロン(がどういう楽器かは割愛(笑)。自分で調べて!(^_^;)を弾いている。ヴォーカルは無し。マスター・テイクとはまた違った叙情性が感じられるのが面白いです。三曲目の“風に語りて”はミックス違いと言う事ですが、どこが違うのかさっぱり分かりません。(^_^; もしかして、5:49あたりからピロピロと出てくるギターが貴重なのかしら?。確かにマスター・ヴァージョンにはこのギターはないわ。四曲目の“エピタフ(墓碑銘)”は単なるカラオケだけど、エンディングがフェイド・アウトしていないのが貴重か?。五番目は、これは曲ではなく、スタジオでの情景を録ったもの。なんでこんなの入れようと思うかな?。不要です。(^_^;
次にDVD-Audioのみに収められているボートラ。「オルタネイト・アルバム」の副題が付いている通り、オリジナル・アルバム全曲の別バージョンが収録されている。
一曲目は“21世紀の精神異常者”の、ドラムス、ベース、ギターのみによるトリオ・ヴァージョン。マクドナルドのサックスなどは無し。ヴォーカルも無し。おそらくマスター・テイクの元ネタ。これはこれで興味深いトラックではあるが…。この曲なら、オルタネイト・テイクが在るなら、そちらを聴いてみたかった。
二曲目の“風に語りて”は、マスター・テイクより短いが、それ以外は、ほぼ同じに聴こえる。まぁ、テイクは違うんだろうけど。
三曲目の“エピタフ(墓碑銘)”は先ほどのカラオケよりも少しだけ長尺。こちらもカラオケだがエンディングがちょっと違う。あとフリップの生ギターが左チャンネルで良く鳴っているような気が。あくまでヴァージョン違いで、テイクは同じなのかな。よくわかんねぇ(笑)。
四曲目の“ムーンチャイルド”はテイク1ということだが、既にヴォーカルが入っている。仮歌なのかな?。インプロヴィゼーション部分は無しで、すんなり終わってしまう。
ラストの“クリムゾン・キングの宮殿”はいかにも初期テイクという感じ。歌なし。手探りで曲を構築していく様子が見て取れるようだ。しかしマクドナルドは何を演っているのだろう?。いないのかな?。
最後に、特典映像について。
DVDには、彼らの最初期の演奏映像である1969年7月5日ハイドパークの“21世紀の精神異常者”が収められているが、この映像は1分45秒程の短縮版。本来は6分超えの演奏なので、これではちょっと不満が残ります。
と言う感じで、物によっては、水増しか?、というものもありますが、それなりに興味深く聴けるボートラだと思います。
まず本編のアルバム。
最初は、A面一曲目の“21世紀の精神異常者”ばかりがFMラジオでかかっているのを聽いて、勝手にアルバムのイメージを想像していました。この曲は、すごくかっこよくて、どこか奇妙な感じもあって、好きな曲だったので、こういう曲ばかりなのかと思ってました。
念願の1st全曲を聴いたのは、高校時代(1980年代初頭)のFMエアチェックによってでしたが、その時は「一曲目以外はゆっくりの曲ばっかりで、なんて退屈なアルバムなんだろう」と思いました。同時期に2ndも全曲聴いたのですが、あまり印象は変わらず。それで「クリムゾンはまぁ、良いや」と言う感じで、しばらく距離を置くことになってしまいました。
それが、社会人になって数年後。山川健一さんが書いたクリムゾンのエッセイで、「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」と言う言葉が印象に残り、その言葉がタイトルになっているアルバム 暗黒の世界 をエイヤッと購入(1993/8/10(火))して聴いてみました。そしたらビックリ!。
一曲目の“グレート・デシーヴァー”があまりにもかっこよかった!。ものすごく感激したので、残りの曲はろくろく聴かずに、二日後(1993/08/12(木))に、4枚組ライヴBOX「 ザ・グレイト・ディシーヴァー〜ライヴ1973-1974 」を買う始末!。(同BOXは、後に二枚づつ二組に分売したものも出ている。 グレート・ディシーヴァー1グレート・ディシーヴァー2 )
このライヴ・ボックスはクリムゾンの'70年代最後期のラインナップでの演奏がみっしり詰め込まれており、これで、僕のクリムゾン熱は一層熱くなりました。
そして一ヶ月ちょっと間を置き、今度は、4枚組のアンソロジー・ボックス「 紅伝説1969-1984(ジ・エッセンシャル・キング・クリムゾン) 」を購入。(1993/9/25(土))
これはディスク1が「宮殿」全曲(一部編集によるカットあり)に「アイランズ」までの楽曲を抜粋収録(一部音源差し替えあり)。ディスク2が「太陽と戦慄」以降の楽曲の抜粋に加えて、実質的ラスト・アルバムとなった「レッド」全曲(一部編集によるカットあり)を収録。ディスク3は'80年代に突如復活したディシプリン・クリムゾン期の音源を、ディスク4はここまでの全期にまたがったライヴ音源(当時は殆どが未発表のものだった)を収録、と、実に豪華な仕様。(このBOXは増補版が後に発売されたが、それらは、未発表音源を散りばめつつも、水増し感が強く漂い、僕は手を出していない。興味ある人は「真・紅伝説」で検索されたし。)
このボックスのディスク1で初めて「クリムゾン・キングの宮殿」が超絶な名盤であることに、やっと気づいたという勘の鈍さ。このディスクでは、“ムーン・チャイルド”の後半のインプロヴィゼーション部分が全てカットされている以外は、ノーカットで「宮殿」が収録されていました。二曲目以降はテンポの遅い曲ばかり、と言う、以前の印象は間違ってはいませんでしたが、退屈だなんて、とんでもない!。どの曲もメロディアスで、グッとくる楽曲ばかりであります。有名な“エピタフ”の「混乱こそ我が墓碑銘」という虚無の漂う歌詞もぐさっと刺さりますし、“風に語りて”の美しさも筆舌に尽くしがたい。そして、ラストのタイトル曲の怒涛の展開は、何度聴いても感動!。こんなにも壮大で美しい楽曲があるなんて!。
何故にこうまでも「宮殿」に対する評価が変わってしまったのかは僕自身にもよくわかりません。言えるのは、最初に「宮殿」を聴いた時の僕は、ロックン・ロール大好き少年であり、テンポの遅い曲は余程キャッチーな曲でなければ退屈だと思っていた、と、言うことです。まぁ、「宮殿」の楽曲群が、その、「よほど」に該当しなかったの?、と、言われれば、若かりし日の過ちは誰にでも在る、と弁解せざるを得ないのですが。(^_^; 言える事は、「宮殿」を理解できるようになったのが、もし加齢による感性の変化によるものだとしたら、年をとるというのも悪いことばかりではない、と言う事。と、村上春樹風に言っておく。
こうしてクリムゾンに開眼した僕は、一ヶ月と立たぬうちにオリジナル・スタジオ・アルバムを「宮殿」から「レッド」まで揃えてしまうのでありました〜。
あぁ、長い前振りだった!。えっ、こっからが本番だよ!?。「宮殿」の魅力をたっぷり語って行こうってワケさぁ。(いや、大したことは書けなかったが。(^_^;)
まず本編のオリジナル・アルバム。
ビートルズの「 アビイ・ロード 」をチャートの首位からたたき落としたと言う伝説を生んだ名盤。でも今では、その伝説は眉唾っぽい、と言うのが定説になっている。実を言うと、このアルバム、チャートの一位になったことはないらしい。それで「アビーロード」を蹴落とすとは、口はばったいにも程があるが。ただ、そういう伝説を尾ひれをつけて伝えたくなるような傑作であることは認めてもいい。(まぁ、考えて見れば、いくら「アビーロード」が名盤だからといっても、いつまでもチャートの首位にいるわけはない。どこかで入れ替わるんだけれども、どのアルバムと入れ替わったかについては、僕は興味はない。所詮チャートなんて相対評価だし。)
クリムゾンの歴史の中でもその出来において「宮殿」は異彩を放っている。ひどい言い方をすれば、クリムゾンは、結局この1stを超えることが出来なかった。まぁ、今も『キング・クリムゾン』と名のついたグループは存続してはいるわけだが、それでも1stを超えることは金輪際ありえないだろう。
なぜ「宮殿」だけ特別なのか。このアルバム以降、リーダーになってしまったロバート・フリップは孤軍奮闘し、アルバムごとにメンバーを入れ替えて、あらん限りの力を振り絞った。集まったメンバーも、決して二流どころというわけではなかった。わけても、「太陽と戦慄」以降の、ビル・ブラフォード(ドラムス)、ジョン・ウェットン(ベース&ヴォーカル)を中心とした後期三作は良い線まで行った。だが、それでも「宮殿」は超えられなかった。「 レッド 」ほどの傑作(僕が一番好きなクリムゾンのアルバム)を持ってしても、贔屓目なしに見れば、やはり「宮殿」の突出感は認めざるをえない。
人によっては、イアン・マクドナルドの存在が大きいのではないか、と言う。実際、「宮殿」で最もスタジオに入り浸っていたのはマクドナルドだったと言うし、あまつさえ、1st完成後、フリップは、マクドナルドにクリムゾンを譲り、自分は脱退しようとさえ思っていた。しかし、フリップはフろうとしたマクドナルドに逆にフられ、クリムゾンという重荷を担って行くことになってしまう。これで、脱退したマクドナルドが、クリムゾンを凌ぐ活躍をしていれば話はわかりやすいのですが、現実はそうではない。同じくクリムゾンを脱退したマイケル・ジャイルズ(ドラムス)を伴い、傑作と名高い「 マクドナルド&ジャイルズ 」(残念ながら筆者は未聴 m(_ _)m)を発表したものの、それもやはり「宮殿」を超えたわけではないようだ。なにより、以降のクリムゾンの評価と比すると、マクドナルドの評価は高いとはいえない。(まぁ、こういうこと書くと、「お前が知らないだけでマクドナルドは本当は凄いんだ」とかいう人が出てきそうだけど、是非、マクドナルドの凄さを教えてほしいものである。これは皮肉でもなんでもなく、心から思う。Welcome Good Music.)となると、一旦何だったんだろう、と、思わざるをえない。ロック界における七不思議の一つとでも言うべきか。
続いてボーナス・トラックの構成に触れておきましょう。
CDとDVD-Audio(特典映像も一曲含む)の二枚がカップリングされており、CDの内容はすべてDVD-Audioに含まれています。また、DVD-Audioには5.1chミックスが含まれています。ただし、当方、5.1ch環境を持ってないし、持つ気もないので、CDの通常ミックスを中心に行かさせてもらいます。
CDの5曲目までがオリジナル・アルバム。6曲目以降がボートラとなります。
ボートラ一曲目がいきなり“ムーンチャイルド”の全長版。要するにCD本編の“ムーンチャイルド”は短縮版というわけ。なぜこんなことをするのか理解に苦しみます。素直に本編に全長版を入れておけば資源を無駄にすること無く、もう一曲くらい貴重な音源をぶち込めたでしょうに。“ムーンチャイルド”後半のインプロヴィゼーションは失敗だったと言うような事をどこかでフリップが言っていたような気もしないではないですが、それにしてもこの扱いは酷い。まぁ、確かにこのアルバムで一番退屈な箇所ではあるけど(笑)。
その一方で二曲目の“風に語りて”のデュオ・ヴァージョンは興味深い。誰と誰のデュオかはブックレットのどこにも記されていないのですけれども、常識的に考えてマクドナルドとフリップでしょう。おそらくはフリップが生ギターを弾き、マクドナルドはメロトロン(がどういう楽器かは割愛(笑)。自分で調べて!(^_^;)を弾いている。ヴォーカルは無し。マスター・テイクとはまた違った叙情性が感じられるのが面白いです。三曲目の“風に語りて”はミックス違いと言う事ですが、どこが違うのかさっぱり分かりません。(^_^; もしかして、5:49あたりからピロピロと出てくるギターが貴重なのかしら?。確かにマスター・ヴァージョンにはこのギターはないわ。四曲目の“エピタフ(墓碑銘)”は単なるカラオケだけど、エンディングがフェイド・アウトしていないのが貴重か?。五番目は、これは曲ではなく、スタジオでの情景を録ったもの。なんでこんなの入れようと思うかな?。不要です。(^_^;
次にDVD-Audioのみに収められているボートラ。「オルタネイト・アルバム」の副題が付いている通り、オリジナル・アルバム全曲の別バージョンが収録されている。
一曲目は“21世紀の精神異常者”の、ドラムス、ベース、ギターのみによるトリオ・ヴァージョン。マクドナルドのサックスなどは無し。ヴォーカルも無し。おそらくマスター・テイクの元ネタ。これはこれで興味深いトラックではあるが…。この曲なら、オルタネイト・テイクが在るなら、そちらを聴いてみたかった。
二曲目の“風に語りて”は、マスター・テイクより短いが、それ以外は、ほぼ同じに聴こえる。まぁ、テイクは違うんだろうけど。
三曲目の“エピタフ(墓碑銘)”は先ほどのカラオケよりも少しだけ長尺。こちらもカラオケだがエンディングがちょっと違う。あとフリップの生ギターが左チャンネルで良く鳴っているような気が。あくまでヴァージョン違いで、テイクは同じなのかな。よくわかんねぇ(笑)。
四曲目の“ムーンチャイルド”はテイク1ということだが、既にヴォーカルが入っている。仮歌なのかな?。インプロヴィゼーション部分は無しで、すんなり終わってしまう。
ラストの“クリムゾン・キングの宮殿”はいかにも初期テイクという感じ。歌なし。手探りで曲を構築していく様子が見て取れるようだ。しかしマクドナルドは何を演っているのだろう?。いないのかな?。
最後に、特典映像について。
DVDには、彼らの最初期の演奏映像である1969年7月5日ハイドパークの“21世紀の精神異常者”が収められているが、この映像は1分45秒程の短縮版。本来は6分超えの演奏なので、これではちょっと不満が残ります。
と言う感じで、物によっては、水増しか?、というものもありますが、それなりに興味深く聴けるボートラだと思います。
2020年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レコードを買って以来、CDは持っていなかったので、値段も手頃で良かったです。
2021年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通のプレイヤー未満の環境ですが音がよい気がします。
ボーナストラックは別ディスクの方がありがたいです。
ボーナストラックは別ディスクの方がありがたいです。
2020年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ムーンチャイルドのフルバージョン、風に語りての別テイクなど、お値打ち感満載。
2020年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音がいいのと、別テイクやミックス前音源など、想像以上に充実しており、買って正解でした。レコードは文字通り擦りきれる程聞いたのですが、おなじ演奏と録音クオリティでこのような音源が聞けるとは、45年前の自分に教えてあげたいくらいです。
他の国からのトップレビュー
John Smith
5つ星のうち5.0
The first Prog album and a classic
2021年7月27日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Japanese HQ pressing. You can hear ever sound recorded by this super group
Fixxmaniac
5つ星のうち5.0
Una edición japonesa muy detallada
2020年1月13日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
Excelente mini edición de un clásico atemporal.
henriot
5つ星のうち1.0
C'est bien dommage
2020年1月20日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Bien reçu, mais déçu,
Le disque n'est absolument pas HDCD.
Ma platine ROTEL comporte le voyant HDCD , il s'allume avec d'autres disques mais pas avec celui-ci,
Vu le prix c'est quand même honteux .
Le disque n'est absolument pas HDCD.
Ma platine ROTEL comporte le voyant HDCD , il s'allume avec d'autres disques mais pas avec celui-ci,
Vu le prix c'est quand même honteux .
HeKCtor
5つ星のうち5.0
BEST EVER PROGRESSIVE ROCK BAND
2010年12月19日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This box set is priceless, outstanding and amazing. Sound quality and music arrangements reaching the perfection. This material clearly demonstrate the vision and talent of one of the greatest leaders bands ever: Robert Fripp. It is delightful to listen this band at their best. This product is not for everyone, but just for those who really appreciate and know about rock on any of it genres: progressive, hard, art, symphonic, psychedelic, etc. The fusion amongst classical music, jazz, blues and rock is simply out of this world. It is very impressive to listen the type of variation on the Court Of The Crimson King album, passing from the heavy gem of 21st Century Schizoid Man to easy jewel arrangements such as Epitaph, I Talk To The Wind, Moonchild and The Court Of The Crimson King.
King Crimson best ever alignement: Robert Fripp (guitar), Greg Lake (bass guitar), Ian McDonald (woodwind, keyboards & mellotron) and Michael Giles (drums & percussions), supported by Peter Sinfield (words & illumination) leaves clear that best rock was made within 70's decade. From my personal point of view, there is no other group even as King Crimson. Some other really greatest bands such as Rush, Genesis, Pink Floyd, Jethro Tull, Le Orme, New Trolls, Camel, Pendragon, Colosseum, Premiata Forneria & Marconi, Banco, Maschera di Cera, Grobschnitt, Yes, EL&P, Latte e Mielle, Magma, Can, Kayak, Caravan, Procol Harum, Riverside, Van Der Graaf Generator, Porcupine Tree, Renaissance are still short compared with King Crimson.
This box set is a treasure and because of that is just for really fans and progressive rock experts, so don't lose your time if you are fan of bands such as Marillion, Dream Theater, No Man, Madonna, Lady Ja Ja, Michael Jackson, Blackfield, Asia, etc.
It is important to clarify that this is not rock for the masses, but is ART ROCK in all the extension of this term.
Expensive? No if you understand rock.
God bless King Crimson since their genesis to the end of times!
King Crimson best ever alignement: Robert Fripp (guitar), Greg Lake (bass guitar), Ian McDonald (woodwind, keyboards & mellotron) and Michael Giles (drums & percussions), supported by Peter Sinfield (words & illumination) leaves clear that best rock was made within 70's decade. From my personal point of view, there is no other group even as King Crimson. Some other really greatest bands such as Rush, Genesis, Pink Floyd, Jethro Tull, Le Orme, New Trolls, Camel, Pendragon, Colosseum, Premiata Forneria & Marconi, Banco, Maschera di Cera, Grobschnitt, Yes, EL&P, Latte e Mielle, Magma, Can, Kayak, Caravan, Procol Harum, Riverside, Van Der Graaf Generator, Porcupine Tree, Renaissance are still short compared with King Crimson.
This box set is a treasure and because of that is just for really fans and progressive rock experts, so don't lose your time if you are fan of bands such as Marillion, Dream Theater, No Man, Madonna, Lady Ja Ja, Michael Jackson, Blackfield, Asia, etc.
It is important to clarify that this is not rock for the masses, but is ART ROCK in all the extension of this term.
Expensive? No if you understand rock.
God bless King Crimson since their genesis to the end of times!
Richard
5つ星のうち5.0
"An uncanny masterpiece"...
2012年7月19日に英国でレビュー済みAmazonで購入
...was how Peter Townsend described it upon release. He was right. So was Jimi Hendrix, who called them the best live band in the world at the time (which is why should also investigate the "Epitaph" vols DGM have put out). But if you like late 1960s & 1970s progressive rock & don't know this, you should buy this now, this second. The singing, playing, composing, improvising and production are all beyond exemplary. Despite the spasmodic excellence of subsequent line-ups and their recordings, this was the only true King Crimson: one of the great groups of all time.