2008年の新人の中でも非常に前評判が高かった5人組の初作。
ということで、けっこう話題になっていますが、シングルの時に比べると、楽曲にばらつきは感じます。
アルバムのリードトラックになっているカラフル・ライフ、ザ・レース辺りは
彼ら特有のスミスを彷彿させるギターサウンドとストリングスが絡み合った名曲。
カラフル・ライフのエヴァーグリーンなメロディには普遍性と大器を感じます。
ネクスト・アンタッチャブルのイントロが叩き出されるケイジャン印のリフは絶品。
アミラーゼのイントロのストリングスとリフが絡み合ったもなかなかです。
今まで聞いた事のないタイプのリフがゴロゴロしてます。
タイプ的にはジョニーマーとバーナード・バトラーに近いのかな。
そういえばプロデューサーもバーナードでした。
ノー・ジョアンナなどより研ぎ澄まされれば、すごい曲になりそうなものもチラホラ。
1stアルバムは大体荒削りなものですが、その中でも名曲とダイヤの原石が一緒になってる感じです。
名盤ではありませんが、次のアルバムに大きな期待を持てるアルバムだと思います。
今年の冬に出るという2NDに期待ですね。
ともあれ、エヴァーグリーンなロックと弦楽が融合した彼らのサウンドは得がたいものだと思います。
幅広い音楽ファンにオススメしたい一枚。