オリジナルはかなりのレア盤らしいのだけど、まぁ正直、NRBQの存在自体が、相当レアなものではありますからな。通算4作目。本作から「Q」はクインテットではなくてカルテットを表わすようになったそうな。
どうも彼らのアルバムというと、とっ散らかったものが多いイメージがあって。いや実際にそうなのだけど、それこそがNRBQの魅力であり、特性であり、えぇと何と言うかつまり、メジャーになりきれない理由でもあるのですね。
それでも本作は「ヤンキー・スタジアム」や「ティドリー・ウインクス」、「グルーヴス・イン・オービット」と並んで、初心者にもお薦めできるアルバムとなっておりますな。ロックンロールを中心に、焦点の定まった曲が多い印象。アル・アンダーソンも本作からしっかりと、その歌声を披露しているし、「モナ」という名曲も収録しているし。
リマスタリングは平均点。紙ジャケも厚紙を(最近はペラペラのも増えましたねぇ)使用していて、満足できる仕上がり。世界初CD化の上、限定発売なので迷っている人は急いだ方が良いかも。