<"TAGS OF THE TIMES 1"と"CUTS OF THE TIMES 1"について> "TAGS OF THE TIMES 1"は、1998年1月に発表されたインディペンデント・ヒップホップのコンピレイション・アルバム。当時インディーズ・シーンで注目を集めていたCompany FlowやDJ Spinna、またはKMDのZev Love X改めM.F.DoomやUMC'sのKool Kimのようなベテラン勢、日本のSoul ScreamのE.G.G.Manや、MursやShing02といった当時ベイエリア出身の新興アーティストまでが参加したプロジェクト。Shing02やMursの日本での活動は、本作収録の "それでいこう / blank paper" から始まった。 一方、日本のヒップホップの土台を築いたDJの一人で、Mary Joyの黎明期からレコードをプレイしてくれたDJ Kensei氏が、"TAGS OF THE TIMES 1"のアナログ・レコード(2LPと12")と、2台のターンテーブル+DJミキサーを使用して、DATに一発録りしたミックス・テープが 1998年3月発表の "CUTS OF THE TIMES 1"である。これは、日本の多くのDJ達がミックスやジャグリング、スクラッチの手本とする歴史的ミックス・テープとなった。 1998年の初版完売以来、再発のリクエストが多く寄せられており、DJ Kensei氏と話しあってこの10年の節目に再発することを決定した。 <10周年・第二版の主なアップデート箇所> 原作 "TAGS OF THE TIMES 1" とミックスCD "CUTS OF THE TIMES 1" を二枚組にセットし、原曲とミックスの対比を楽しみやすくした。 "CUTS OF THE TIMES 1" は、アナログ・レコードの音を良さを活かしつつ、当時の空気も大切にしながらマスターリングを見直した。 それにより、DJ Kensei氏のスクラッチやジャグリングなどのミックスの臨場感が上がったと思われる(当社比)。 "TAGS OF THE TIMES 1" に、Shing02 + MURS "Blank Paper"と、Eyecue "Dirt Hustlin'"を収録。初CD化。 32頁ブックレットに、歌詞対訳を満載。ライナーノートは、当時のインディペンデント・ヒップホップのレコード事情に詳しい栗原 大(日本人)が担当。
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