TYAと言えば、かの有名なウッドストックでの熱気溢れる「アイム・ゴーイング・ホーム」の名演のイメージが呪縛となってしまったバンドですが、初期はジャズ、ブルーズ指向、中期はハードロック的な要素が増し、後期はアコースティックを多用し、ストレートなロックン・ロール指向となる等、方向性はその都度微妙に変わっています。
本作はその中期に当たる比較的ハードロック色が強い作品で、このバンドにどんな音を求めるかで、その人の評価が分かれるが、個人的にはブルーズを基本とした黎明期のブリティッシュ・ハードロックを偏愛しているので、傑作アルバムの『夜明けのない朝(Ssssh.)』には及ばないですが、大いに評価したい作品です。
リーダーの元祖早弾きアルヴィン・リーは弾きまくりというより随所にらしさを出しつつ楽曲と歌を重視してるように感じられ、その姿勢は(3)のように情感たっぷりなバラードに顕著です。
またハードな楽曲で言えば(1)と(4)が傑出しています。特に(1)はイントロのギターが恰好良く、A・リーの生み出したフレーズでは一二を争う出来だと思います。
次作はアコースティックを多用し音楽性を拡散の方向に持って行くだけに本作のハードロック的要素は貴重で一聴の価値ありです。
Watt
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, インポート, 2018/4/20
"もう一度試してください。" | インポート | ¥2,137 | ¥2,770 |
CD, インポート, 1997/2/26
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥992 |
CD, CD, インポート, 2008/3/13
"もう一度試してください。" | CD, インポート |
—
| — | ¥1,128 |
CD, インポート, 1997/4/14
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥1,298 |
CD, 限定版, オリジナルレコーディングのリマスター, 2004/10/27
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, 限定版 |
—
| — | ¥3,150 |
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曲目リスト
1 | I'm Coming On (2004 Digital Remaster) |
2 | My Baby Left Me (2004 Digital Remaster) |
3 | Think About The Times (2004 Digital Remaster) |
4 | I Say Yeah (2004 Digital Remaster) |
5 | The Band With No Name (2004 Digital Remaster) |
6 | Gonna Run (2004 Digital Remaster) |
7 | She Lies In The Morning (2004 Digital Remaster) |
8 | Sweet Little Sixteen (2004 Digital Remaster) |
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 13.49 x 14.5 x 0.99 cm; 96.1 g
- メーカー : EMI Europe Generic
- EAN : 5099920815622
- 商品モデル番号 : Watt
- レーベル : EMI Europe Generic
- ASIN : B00149ND8M
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年2月21日に日本でレビュー済み
Ten Years Afterというと、アルヴィン・リーのギタープレイがウリっていうイメージが強かったのですが、このアルバムはまったく違います。
このバンドはライブでは水を得た魚のようなのですが、スタジオ盤になるととたんに精彩が無くなるという両極端なバンド。(ブルース・ロックとしては非常にクオリティが高いのですが、ステッペンウルフやZZ TOPのようなポップス性の高いブルース・ロック・バンドにはならなかった)
このアルバムはギタープレイに頼ったそれまでの作風から一転、(もちろん演奏パートは抜群に燃えますが)ロックミュージックとして抜群にバランスがよく、音楽性が高いです。
テン・イヤーズ・アフターは1990年代に再結成されたとき、「アバウトタイム」という隠れた傑作を発表しています。前にもアルヴィンはソロで「デトロイト・ディーゼル」というアルバムを出していますが、やはり、この「Watt」のようなポップ性の高いロックを構築していました。思うにそれまでの Ten Years After は、周りから「演奏テクの凄さ」ばかり誉められ、観客の求めるものと、自分たちのやりたいことが衝突してしまい、思い通りのことができなかったんじゃないかと思います。
このアルバムは、「演奏テクの凄さ」はそのままに、「ポップス性」も高めた珠玉のアルバムです。
銃声なども入れたり遊び要素も高く、気持ちの充実がうかがえます。
Ten Years Afterの、というより、あの時代のロックの名編ですので、買って損はないアルバムだと思います。
このバンドはライブでは水を得た魚のようなのですが、スタジオ盤になるととたんに精彩が無くなるという両極端なバンド。(ブルース・ロックとしては非常にクオリティが高いのですが、ステッペンウルフやZZ TOPのようなポップス性の高いブルース・ロック・バンドにはならなかった)
このアルバムはギタープレイに頼ったそれまでの作風から一転、(もちろん演奏パートは抜群に燃えますが)ロックミュージックとして抜群にバランスがよく、音楽性が高いです。
テン・イヤーズ・アフターは1990年代に再結成されたとき、「アバウトタイム」という隠れた傑作を発表しています。前にもアルヴィンはソロで「デトロイト・ディーゼル」というアルバムを出していますが、やはり、この「Watt」のようなポップ性の高いロックを構築していました。思うにそれまでの Ten Years After は、周りから「演奏テクの凄さ」ばかり誉められ、観客の求めるものと、自分たちのやりたいことが衝突してしまい、思い通りのことができなかったんじゃないかと思います。
このアルバムは、「演奏テクの凄さ」はそのままに、「ポップス性」も高めた珠玉のアルバムです。
銃声なども入れたり遊び要素も高く、気持ちの充実がうかがえます。
Ten Years Afterの、というより、あの時代のロックの名編ですので、買って損はないアルバムだと思います。
2002年8月3日に日本でレビュー済み
'70に発表された力作で、プロデュ-スが成功した最初の作品と言えるだろう。前作まではいい楽曲が揃っているけれどもプロデュ-スに失敗しているアルバムが多かったが。彼らの様なライブを信条としているバンドはスタジオライブ形式で録音するのがベスト(これはそうではないが)。得意とするジャジ-な(1)で幕開け、(8)のC.Berryのロックンロ-ルクラシック(これはワイト島でのライブバ-ジョン)まで全曲、彼らの持ち味が100%発揮されている。中には(5)の様に西部劇のバックに流れる様な曲や、(3)の様なマイナ-調のロックバラ-ドと、曲調に幅がある。(8)以外は全てA.leeのオリジナル。これは数多い彼らのアルバムの中でもTOP3に入る作品で、スタジオ録音ものではBest.
他の国からのトップレビュー
Cliente Amazon
5つ星のうち5.0
Ottimo album
2023年2月27日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Ottimo album
THIERRY HERVE
5つ星のうち1.0
La calidad
2022年3月8日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
メディアを読み込めませんでした。
Desafortunamente el vinilo no es plano.
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
I like this cd a lot
2019年5月20日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Ten Years After were one of the greatest Blues/Rock bands, and Alvin Lee was one of the greatest guitarist and rock singers. There's a guitar riff on song number 3"Think about the times" that reminds me of something the Beatles did. There's a great cover version of "Sweet little sixteen" originally done by Chuck Berry. These 2 songs are just 2 among all the great songs on this cds. All the members of Ten Years After are great musicians. Great songs on a great cd. I will buying more Ten Years After cds.
Alejandro Yepez Silva
5つ星のうち5.0
Compartir Música Rock
2018年11月19日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
Todo excelente, el producto es para mi propio uso. Colecciono música desde hace unos 40 años.
J C Carter
5つ星のうち5.0
A Blast from the Past
2019年12月13日に英国でレビュー済みAmazonで購入
If I recall correctly, Watt was the very first album that I ever bought.
At the time I thought it was a brilliant rock album.
Now some 45 years later I have just bought the CD and guess what?
It is STILL a brilliant rock album!
From the moody, bluesy 'My baby left me' through to the almost prog rock 'She lies in the morning' and on to the heavy rock, live version of 'Sweet Little Sixteen' featuring Chuck Berry, this album still storms along!
The late Alvin Lee's guitar work was symbolic of the creativity that TYA showed but retained the ability to thump out a good driving riff.
It takes me right back to the days of being in the 6th form where we all used to bring albums into the common room to pass the time of day and be told by passing teachers to keep the noise down! Happy days!
At the time I thought it was a brilliant rock album.
Now some 45 years later I have just bought the CD and guess what?
It is STILL a brilliant rock album!
From the moody, bluesy 'My baby left me' through to the almost prog rock 'She lies in the morning' and on to the heavy rock, live version of 'Sweet Little Sixteen' featuring Chuck Berry, this album still storms along!
The late Alvin Lee's guitar work was symbolic of the creativity that TYA showed but retained the ability to thump out a good driving riff.
It takes me right back to the days of being in the 6th form where we all used to bring albums into the common room to pass the time of day and be told by passing teachers to keep the noise down! Happy days!