スリ
今まではブレッソン監督の映画ではいまいちだったが、最近観てみてやや良いに変わる。
理由は主人公が、ジャンヌ(マルカ・グリーン)と結ばれ、ブレッソン監督には珍しくハーピーエンドが気に入りました。
スリの内容・描写自体には、さして興味は惹かれなかった。
バルタザールどこへ行く
好きな映画ではなく、よって印象もありません。
少女ムシュット
「たぶん悪魔が」に次ぐ、好きな作品です。
ブレッソン監督の作品は、あらゆる意味で卓越していて、この作品も容赦ない救いなさを描いている。その事についての説明は薄いが、ある種の説得力を感じさせる。
それは映像やモデル(俳優)の説得力と思わせる。それに合わせて、音楽による演出はほとんどない。
この映画の映像美の極致は主人公の川への自殺シーンである。
私は変質したが、夢に出てくるほど強いインパクトでした。
このDVD-BOXは少女ムシュットを堪能出来ただけでも、買って良かったです。