![STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2008年 05月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/41EdQxXsKFL._SY445_SX342_.jpg)
まず表紙巻頭の撮り下しは大橋仁が担当し、モデルも注目株の京本有加。非常にいい出来です。
しかしこの特集の肝は、なんといってもカメラマンやアイドルのインタビュー、コラムなどの読み物記事。
登場するカメラマンは篠山紀信、藤代冥砂、沢渡朔、藤原江理奈、野村誠一、MOTOKO。
特に読みどころは、藤代冥砂が書いたコラム。
「よく写真は恋愛に喩えられたりもする。私は全くそうは思わない」と野村誠一の「恋写」（カメラマンが恋をしながら撮ればモデルもカメラマンに恋してくれるという野村格言）を完全否定した。
対して野村誠一はインタビューで「いい顔を撮れば被写体と通じ合える」と語っている。
しかし、グラビア愛好家ならば、
その言葉に反して野村誠一がいい表情を撮れているのは極めて稀だということも、
逆に藤代冥砂に撮られたアイドルが彼に恋しているように見えたりすることも知っている。
そこがグラビアの面白いところだと思う。
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