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バロン デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

4.6 5つ星のうち4.6 1,555個の評価

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新品 中古品
DVD 通常版 ¥930 ¥282
DVD 通常版 ¥990 ¥1,000
DVD 通常版
¥1,279 ¥187
DVD 2枚組
¥1,967 ¥1,207
DVD 通常版 ¥1,980 ¥1
DVD 通常版
¥2,500 ¥2
DVD 2枚組
¥1,210
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フォーマット 色, ドルビー, ワイドスクリーン
コントリビュータ テリー・ギリアム, ヴィーナス/ローズ:ユマ・サーマン(小金沢篤子), サリー:サラ・ポーリー(伊藤美紀), バロン:ジョン・ネビル(大木民夫)
言語 英語, 日本語
稼働時間 2 時間 6 分

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商品の説明

「モンティ・パイソン」メンバー、鬼才テリー・ギリアムの代表作が約100分の豪華新規特典映像収録で登場!

【ストーリー】
実在した世界一のほらふき男爵、バロン・フォン・ミュンヒハウゼンをモデルに、月、地底、海への奇想天外な夢の旅を映像化したユーモアたっぷりの冒険物語。 バロンは空想好きな10歳の娘、サリーに励まされ、トルコ軍の占領下にあるドイツの町を救うために、不思議な力を持つ4人の仲間を捜しに気球に乗って出発するが・・・。 『モンティ・パイソン』メンバーのエリック・アイドル、そして、オリバー・リード、ユマ・サーマン、スティングなどの豪華キャストに加えロビン・ウィリアムズの怪演も見物!!

・テリー・ギリアム監督とチャールズ・マッキーワン(脚本/アドルファス役)による音声解説 ・メイキング~「バロン」製作の苦悩~ 約70分 ・テリー・ギリアム監督とチャールズ・マッキーワン(脚本/アドルファス役)によるストーリーボード集(5種) 約30分 ・未公開シーン集(4種)

【スタッフ&キャスト】
《製作》トーマス・シューリー
《監督》テリー・ギリアム
《脚本》チャールズ・マッキーワン/テリー・ギリアム
《出演》バロン:ジョン・ネビル(大木民夫)、サリー:サラ・ポーリー(伊藤美紀) 、ヴィーナス/ローズ:ユマ・サーマン(小金沢篤子)

【CopyRight】
(C)1989 Columbia Pictures Industries, Inc. All rights Reserved.

※ジャケット写真、商品仕様、映像特典などは予告なく変更となる場合がございますのでご了承ください。

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 英語, 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19 x 13.6 x 1.2 cm; 117.93 g
  • EAN ‏ : ‎ 4547462049841
  • 監督 ‏ : ‎ テリー・ギリアム
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 2 時間 6 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/6/25
  • 出演 ‏ : ‎ ヴィーナス/ローズ:ユマ・サーマン(小金沢篤子), サリー:サラ・ポーリー(伊藤美紀), バロン:ジョン・ネビル(大木民夫)
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語, 英語
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • ASIN ‏ : ‎ B00174RH7C
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 1,555個の評価

カスタマーレビュー

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ギリアムの創造力・想像力
5 星
ギリアムの創造力・想像力
仕様も生産国もメディアも異なる商品頁のレビューが共有されているがASIN:B00006880A、EAN:4988107210279のレビュー。2002年のDVD(日ソニー)。ご注意ください。原題:The Adventures of Baron Munchausen, 1988年、英=伊、カラー、127分、テリー・ギリアム監督。ジョン・ネヴィル、サラ・ポーリー、エリック・アイドル、ロビン・ウィリアムス、ヴァレンティナ・コルテーゼ、ジョナサン・プライス、ユマ・サーマン、チャールズ・マッコーウン(兼脚色)、ジャック・パーヴィス(「バンデットQ」「ブラジル」)出演。簡単な仕様は文末にあります。ほら吹き男爵の名で有名な(実在した)ミュンヒハウゼン男爵(ミュンヒハウゼン症候群の名の元らしい)、通称バロン(ジョン・ネヴィル)が語る奇想天外な物語。ドイツ民話「ほら吹き男爵の冒険」を元にした書物は幾種類もあるが、諸版の出版の経緯等は面白い(wiki参照)。ギリアムはドレ挿絵の入った版の本を読み(注)、この世界を映像にしなくては、と思ったらしい(ネットでドレの描いた「ほら吹き~」の挿絵の一部を見ることができる)。18世紀半ば。「理性の時代(The Age of Reason)」。バロンは、トルコの攻撃を止めさせ城壁都市を解放するため、そしてそのため昔の4人の家来を探す旅に出る。シュールで人を喰ったエピソードの数珠つなぎと圧倒的イメージを味わう映画であり、起承転結とかオチとかストーリー性は、はなから狙っていない。頬が緩む荒唐無稽な道中の語り口、見せ方、テイストはギリアムの創意あふれるものであり、センス・オブ・ワンダーに満ちている。どこを観てもどこから観てもいつも新鮮な驚きがある。美意識が溢れている。「バンデットQ」「未来世紀ブラジル」「ローズ・イン・タイドランド」など、主人公の逃避というか夢見ることの意味が重く、しかしある意味では軽やかに描かれた諸作と比して本作のテイストは異なるが、従前からの中世趣味が横溢し、中心に流れる現実や理屈への挑戦状ともいうべき空想・夢想への傾倒は健在。非論理的なことの大事さが映画そのものから、そしてギリアムの製作姿勢から浮かび上がる。映画の中の現実(変な言い方だけど)と、バロンの口から語られる回想とが、曖昧に描かれ、観る者はその境目で翻弄される楽しさを味わう(幾人かが現実と空想でダブル・キャストされている中で、サリー役のポーリーの存在が両世界に共通している点が大きい)。観ている間我々をしばし現実から遠く引き離してくれるギリアムの想像力・創造力、うその楽しさが満載。なになにの法則だとか、理屈と理論ばかり。こんな世は生きていても意味が無い、と嘆くバロンが現代にいたら・・退屈と軽蔑のあまり即日で死んでいるだろう。後年ギリアムが映画化しようとした、あの有名なドン・キホーテの前身みたいなところも感じられる。俳優陣は豪華なもので、バロンにジョン・ネヴィル(舞台出身で、俳優人生の後半はテレビを中心に活躍した(「Xファイル」、ブレット版「シャーロック・ホームズ」「新スタートレック」等、当時御年63歳の飄々とした味わい。某首相似)。脇にモンティ・パイソンメンバーの1人エリック・アイドル。そしてロビン・ウィリアムス(別名で)、ヴァレンティナ・コルテーゼ、オリヴァー・リード、ユマ・サーマン、ジョナサン・プライスら。そして忘れてはならないのが、バロンと行動を共にする(というか皆の精神的エンジン役となる鉄火少女)サラ・ポーリー(「スウィートヒアアフター」「写真家の女たち」等)。前歯がすいて愛らしく、いきいきとした魅力を振りまく彼女は本作のキモ。ともにイタリアのスタッフ、ダンテ・フェレッティ(パゾリーニ、フェリーニ諸作、「薔薇の名前」、スコセッシ作品)の美術、ジュゼッペ・ロトゥンノ(フェリーニ、ヴィスコンティの諸作、「ひまわり」)の撮影がいつもながら素晴らしく、ハッとする瞬間、美しいワンショット。本作への彼らの貢献は大きい。これを彩るのがリチャード・コンウェイ(「フラッシュ・ゴードン」「ブラジル」)の特撮。近時のCGばかりで作られた貧疎なルックの作品がとても太刀打ちできない質感と奥行き、重みを感じさせるもの。本作はギリアムの指揮のもと、彼らの仕事が渾然一体となった極上の動く紙芝居。フェリーニの影を濃く感じさせ、もちろんモンティ・パイソンも。個人的には手作り感がハリーハウゼンともだぶる。特に嵐の海~月面~エトナ火山~怪魚の腹中あたりの奔放なイメージの素晴らしさ。音楽は「ダイ・ハード」「リーサル・ウェポン」シリーズ、「ブラジル」「デッドゾーン」のマイケル・ケイメン。ギリアムの本作製作の悪戦苦闘と怒り・落胆は「映画作家が自身を語る テリー・ギリアム」に詳しい。大手スタジオ・自称マーケター・邪魔しかしない保険会社との軋轢・確執も綴られている。思えば未完成に終わったものも含めて、カオスの中で苦闘した苦い経験の数々がある。本作も例外ではない。作家と呼べる監督(別に呼べるから偉いとかそういうのとは違うけど)が現在どれだけいるのか。呪いともいえるヴィジョンと質感へのこだわり。まだまだトンガって、型にはめようとする者とこれからも闘って欲しい。応援してます。(注)イアン・クリスティ「映画作家が自身を語る テリー・ギリアム」pp.220, 221, フィルムアート社、1999年。ギリアムは、チェコのアニメーター、カレル・ゼマン作の「ほら男爵の冒険」(Baron Munchhausen、アニメ・書割を背景に実写を組み合わせた映画)の写真を見、後にドイツ映画「ほら男爵の冒険」(Münchhausen、1943年、独UFA創立25周年意念超大作。ゲッペルスの依頼を受け製作されたドイツ4番目のカラー映画(アグファ・カラー)。3番目とするサイトもある。ヨーゼフ・フォン・バキー監督。邦盤DVDも出ている。)を観たとのこと。ルドルフ・エーリヒ・ラスペによる英語版の本(1785年版)が有名になったが、ギリアムが読んだのは、ラスペ版にドレの挿絵が入っている1862年のヴァージョンの模様。★オリジナルデータ:The Adventures of Baron Munchausen, 1989, UK=Italy, Theatrical aspect ratio1.85:1 ( Spherical ),Columbia Pictures他・Columbia Pictures, 127min. Color (Eastmancolor), 35mm★ASIN:B00006880A のDVDについて:パラ・傷・ちらつきは無く、滲み・甘味はほぼない。色乗りよく、シックな画調。あと1歩だがDVDとしては特に問題はないがあと少しディテールがよく出ていたら・・。リージョン2対応、NTSC プレス盤映像仕様は16:9LB、画面アスペクト比:1.78:1(左右若干トリミング)片面 2層、127min、Color.音声:英語、日本語, Dolby Digital, Surround字幕:日本語、英語、On・Off 可、字幕・吹替えとも特に問題は感じない。メインメニュー、チャプターメニューあり、ピクチャーディスク〇映像特典:海外劇場予告編(4:3、トリミング、字幕なし、画質あまり良くない)、バイオ、フィルモグラフィ(ギリアム、アイドル)〇音声特典:なし〇付属物:なし販売:日Sony Pictures社 2002年, BDD11774★本サイトで買える他の商品(DVDカテゴリでThe Adventures of Baron Munchausenで検索):〇DVDでよければ邦盤がどれも安い。テリー・ギリアムとチャールズ・マッキーワン(脚本)による音声解説 。メイキング「バロン」製作の苦悩(約70分)、監督とチャールズ・マッキーワンによるストーリーボード集(5種、約30分)、未公開シーン集(4種)が収録された2枚組商品も中古が安い。〇邦盤BDは数種発売済み。そちらのレビューも参照ください。〇Import BDは略。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画のDVDをなかなか見つけられずにいたので、今回購入できて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
個人的な感想ですが、こういう年代のセットの味が大胆に活かされていて、カメラワークが美しく効果的で、夢のあるお話で、むちゃくちゃ大好きな映画です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テリー・ギリアム三部作の中でも個人的には一番好きな作品。重層的に構成されたフィクションとリアルの闘争を描きながらも、映画としては飽くまでエンターテイメントであり且つハッピーエンド。
落ち込んだ時、気持ちが沈んだ時に観るべき特効薬。もちろん、そうでない時に観ても楽しい作品。

チョイ役でStingが出てる。すぐ処刑になるけど(笑
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕様も生産国もメディアも異なる商品頁のレビューが共有されているがASIN:B00006880A、EAN:4988107210279のレビュー。2002年のDVD(日ソニー)。ご注意ください。
原題:The Adventures of Baron Munchausen, 1988年、英=伊、カラー、127分、テリー・ギリアム監督。ジョン・ネヴィル、サラ・ポーリー、エリック・アイドル、ロビン・ウィリアムス、ヴァレンティナ・コルテーゼ、ジョナサン・プライス、ユマ・サーマン、チャールズ・マッコーウン(兼脚色)、ジャック・パーヴィス(「バンデットQ」「ブラジル」)出演。簡単な仕様は文末にあります。

ほら吹き男爵の名で有名な(実在した)ミュンヒハウゼン男爵(ミュンヒハウゼン症候群の名の元らしい)、通称バロン(ジョン・ネヴィル)が語る奇想天外な物語。ドイツ民話「ほら吹き男爵の冒険」を元にした書物は幾種類もあるが、諸版の出版の経緯等は面白い(wiki参照)。ギリアムはドレ挿絵の入った版の本を読み(注)、この世界を映像にしなくては、と思ったらしい(ネットでドレの描いた「ほら吹き~」の挿絵の一部を見ることができる)。

18世紀半ば。「理性の時代(The Age of Reason)」。バロンは、トルコの攻撃を止めさせ城壁都市を解放するため、そしてそのため昔の4人の家来を探す旅に出る。シュールで人を喰ったエピソードの数珠つなぎと圧倒的イメージを味わう映画であり、起承転結とかオチとかストーリー性は、はなから狙っていない。頬が緩む荒唐無稽な道中の語り口、見せ方、テイストはギリアムの創意あふれるものであり、センス・オブ・ワンダーに満ちている。どこを観てもどこから観てもいつも新鮮な驚きがある。美意識が溢れている。「バンデットQ」「未来世紀ブラジル」「ローズ・イン・タイドランド」など、主人公の逃避というか夢見ることの意味が重く、しかしある意味では軽やかに描かれた諸作と比して本作のテイストは異なるが、従前からの中世趣味が横溢し、中心に流れる現実や理屈への挑戦状ともいうべき空想・夢想への傾倒は健在。

非論理的なことの大事さが映画そのものから、そしてギリアムの製作姿勢から浮かび上がる。映画の中の現実(変な言い方だけど)と、バロンの口から語られる回想とが、曖昧に描かれ、観る者はその境目で翻弄される楽しさを味わう(幾人かが現実と空想でダブル・キャストされている中で、サリー役のポーリーの存在が両世界に共通している点が大きい)。観ている間我々をしばし現実から遠く引き離してくれるギリアムの想像力・創造力、うその楽しさが満載。なになにの法則だとか、理屈と理論ばかり。こんな世は生きていても意味が無い、と嘆くバロンが現代にいたら・・退屈と軽蔑のあまり即日で死んでいるだろう。後年ギリアムが映画化しようとした、あの有名なドン・キホーテの前身みたいなところも感じられる。

俳優陣は豪華なもので、バロンにジョン・ネヴィル(舞台出身で、俳優人生の後半はテレビを中心に活躍した(「Xファイル」、ブレット版「シャーロック・ホームズ」「新スタートレック」等、当時御年63歳の飄々とした味わい。某首相似)。脇にモンティ・パイソンメンバーの1人エリック・アイドル。そしてロビン・ウィリアムス(別名で)、ヴァレンティナ・コルテーゼ、オリヴァー・リード、ユマ・サーマン、ジョナサン・プライスら。そして忘れてはならないのが、バロンと行動を共にする(というか皆の精神的エンジン役となる鉄火少女)サラ・ポーリー(「スウィートヒアアフター」「写真家の女たち」等)。前歯がすいて愛らしく、いきいきとした魅力を振りまく彼女は本作のキモ。

ともにイタリアのスタッフ、ダンテ・フェレッティ(パゾリーニ、フェリーニ諸作、「薔薇の名前」、スコセッシ作品)の美術、ジュゼッペ・ロトゥンノ(フェリーニ、ヴィスコンティの諸作、「ひまわり」)の撮影がいつもながら素晴らしく、ハッとする瞬間、美しいワンショット。本作への彼らの貢献は大きい。これを彩るのがリチャード・コンウェイ(「フラッシュ・ゴードン」「ブラジル」)の特撮。近時のCGばかりで作られた貧疎なルックの作品がとても太刀打ちできない質感と奥行き、重みを感じさせるもの。本作はギリアムの指揮のもと、彼らの仕事が渾然一体となった極上の動く紙芝居。フェリーニの影を濃く感じさせ、もちろんモンティ・パイソンも。個人的には手作り感がハリーハウゼンともだぶる。特に嵐の海~月面~エトナ火山~怪魚の腹中あたりの奔放なイメージの素晴らしさ。音楽は「ダイ・ハード」「リーサル・ウェポン」シリーズ、「ブラジル」「デッドゾーン」のマイケル・ケイメン。

ギリアムの本作製作の悪戦苦闘と怒り・落胆は「映画作家が自身を語る テリー・ギリアム」に詳しい。大手スタジオ・自称マーケター・邪魔しかしない保険会社との軋轢・確執も綴られている。思えば未完成に終わったものも含めて、カオスの中で苦闘した苦い経験の数々がある。本作も例外ではない。作家と呼べる監督(別に呼べるから偉いとかそういうのとは違うけど)が現在どれだけいるのか。呪いともいえるヴィジョンと質感へのこだわり。まだまだトンガって、型にはめようとする者とこれからも闘って欲しい。応援してます。

(注)
イアン・クリスティ「映画作家が自身を語る テリー・ギリアム」pp.220, 221, フィルムアート社、1999年。
ギリアムは、チェコのアニメーター、カレル・ゼマン作の「ほら男爵の冒険」(Baron Munchhausen、アニメ・書割を背景に実写を組み合わせた映画)の写真を見、後にドイツ映画「ほら男爵の冒険」(Münchhausen、1943年、独UFA創立25周年意念超大作。ゲッペルスの依頼を受け製作されたドイツ4番目のカラー映画(アグファ・カラー)。3番目とするサイトもある。ヨーゼフ・フォン・バキー監督。邦盤DVDも出ている。)を観たとのこと。ルドルフ・エーリヒ・ラスペによる英語版の本(1785年版)が有名になったが、ギリアムが読んだのは、ラスペ版にドレの挿絵が入っている1862年のヴァージョンの模様。

★オリジナルデータ:
The Adventures of Baron Munchausen, 1989, UK=Italy, Theatrical aspect ratio1.85:1 ( Spherical ),Columbia Pictures他・Columbia Pictures, 127min. Color (Eastmancolor), 35mm

★ASIN:B00006880A のDVDについて:
パラ・傷・ちらつきは無く、滲み・甘味はほぼない。色乗りよく、シックな画調。あと1歩だが
DVDとしては特に問題はないがあと少しディテールがよく出ていたら・・。

リージョン2対応、NTSC プレス盤
映像仕様は16:9LB、画面アスペクト比:1.78:1(左右若干トリミング)
片面 2層、127min、Color.
音声:英語、日本語, Dolby Digital, Surround
字幕:日本語、英語、On・Off 可、字幕・吹替えとも特に問題は感じない。
メインメニュー、チャプターメニューあり、ピクチャーディスク
〇映像特典:海外劇場予告編(4:3、トリミング、字幕なし、画質あまり良くない)、バイオ、フィルモグラフィ(ギリアム、アイドル)
〇音声特典:なし
〇付属物:なし
販売:日Sony Pictures社 2002年, BDD11774

★本サイトで買える他の商品(DVDカテゴリでThe Adventures of Baron Munchausenで検索):
〇DVDでよければ邦盤がどれも安い。テリー・ギリアムとチャールズ・マッキーワン(脚本)による音声解説 。メイキング「バロン」製作の苦悩(約70分)、監督とチャールズ・マッキーワンによるストーリーボード集(5種、約30分)、未公開シーン集(4種)が収録された2枚組商品も中古が安い。
〇邦盤BDは数種発売済み。そちらのレビューも参照ください。
〇Import BDは略。
カスタマー画像
5つ星のうち5.0 ギリアムの創造力・想像力
2017年2月6日に日本でレビュー済み
仕様も生産国もメディアも異なる商品頁のレビューが共有されているがASIN:B00006880A、EAN:4988107210279のレビュー。2002年のDVD(日ソニー)。ご注意ください。
原題:The Adventures of Baron Munchausen, 1988年、英=伊、カラー、127分、テリー・ギリアム監督。ジョン・ネヴィル、サラ・ポーリー、エリック・アイドル、ロビン・ウィリアムス、ヴァレンティナ・コルテーゼ、ジョナサン・プライス、ユマ・サーマン、チャールズ・マッコーウン(兼脚色)、ジャック・パーヴィス(「バンデットQ」「ブラジル」)出演。簡単な仕様は文末にあります。

ほら吹き男爵の名で有名な(実在した)ミュンヒハウゼン男爵(ミュンヒハウゼン症候群の名の元らしい)、通称バロン(ジョン・ネヴィル)が語る奇想天外な物語。ドイツ民話「ほら吹き男爵の冒険」を元にした書物は幾種類もあるが、諸版の出版の経緯等は面白い(wiki参照)。ギリアムはドレ挿絵の入った版の本を読み(注)、この世界を映像にしなくては、と思ったらしい(ネットでドレの描いた「ほら吹き~」の挿絵の一部を見ることができる)。

18世紀半ば。「理性の時代(The Age of Reason)」。バロンは、トルコの攻撃を止めさせ城壁都市を解放するため、そしてそのため昔の4人の家来を探す旅に出る。シュールで人を喰ったエピソードの数珠つなぎと圧倒的イメージを味わう映画であり、起承転結とかオチとかストーリー性は、はなから狙っていない。頬が緩む荒唐無稽な道中の語り口、見せ方、テイストはギリアムの創意あふれるものであり、センス・オブ・ワンダーに満ちている。どこを観てもどこから観てもいつも新鮮な驚きがある。美意識が溢れている。「バンデットQ」「未来世紀ブラジル」「ローズ・イン・タイドランド」など、主人公の逃避というか夢見ることの意味が重く、しかしある意味では軽やかに描かれた諸作と比して本作のテイストは異なるが、従前からの中世趣味が横溢し、中心に流れる現実や理屈への挑戦状ともいうべき空想・夢想への傾倒は健在。

非論理的なことの大事さが映画そのものから、そしてギリアムの製作姿勢から浮かび上がる。映画の中の現実(変な言い方だけど)と、バロンの口から語られる回想とが、曖昧に描かれ、観る者はその境目で翻弄される楽しさを味わう(幾人かが現実と空想でダブル・キャストされている中で、サリー役のポーリーの存在が両世界に共通している点が大きい)。観ている間我々をしばし現実から遠く引き離してくれるギリアムの想像力・創造力、うその楽しさが満載。なになにの法則だとか、理屈と理論ばかり。こんな世は生きていても意味が無い、と嘆くバロンが現代にいたら・・退屈と軽蔑のあまり即日で死んでいるだろう。後年ギリアムが映画化しようとした、あの有名なドン・キホーテの前身みたいなところも感じられる。

俳優陣は豪華なもので、バロンにジョン・ネヴィル(舞台出身で、俳優人生の後半はテレビを中心に活躍した(「Xファイル」、ブレット版「シャーロック・ホームズ」「新スタートレック」等、当時御年63歳の飄々とした味わい。某首相似)。脇にモンティ・パイソンメンバーの1人エリック・アイドル。そしてロビン・ウィリアムス(別名で)、ヴァレンティナ・コルテーゼ、オリヴァー・リード、ユマ・サーマン、ジョナサン・プライスら。そして忘れてはならないのが、バロンと行動を共にする(というか皆の精神的エンジン役となる鉄火少女)サラ・ポーリー(「スウィートヒアアフター」「写真家の女たち」等)。前歯がすいて愛らしく、いきいきとした魅力を振りまく彼女は本作のキモ。

ともにイタリアのスタッフ、ダンテ・フェレッティ(パゾリーニ、フェリーニ諸作、「薔薇の名前」、スコセッシ作品)の美術、ジュゼッペ・ロトゥンノ(フェリーニ、ヴィスコンティの諸作、「ひまわり」)の撮影がいつもながら素晴らしく、ハッとする瞬間、美しいワンショット。本作への彼らの貢献は大きい。これを彩るのがリチャード・コンウェイ(「フラッシュ・ゴードン」「ブラジル」)の特撮。近時のCGばかりで作られた貧疎なルックの作品がとても太刀打ちできない質感と奥行き、重みを感じさせるもの。本作はギリアムの指揮のもと、彼らの仕事が渾然一体となった極上の動く紙芝居。フェリーニの影を濃く感じさせ、もちろんモンティ・パイソンも。個人的には手作り感がハリーハウゼンともだぶる。特に嵐の海~月面~エトナ火山~怪魚の腹中あたりの奔放なイメージの素晴らしさ。音楽は「ダイ・ハード」「リーサル・ウェポン」シリーズ、「ブラジル」「デッドゾーン」のマイケル・ケイメン。

ギリアムの本作製作の悪戦苦闘と怒り・落胆は「映画作家が自身を語る テリー・ギリアム」に詳しい。大手スタジオ・自称マーケター・邪魔しかしない保険会社との軋轢・確執も綴られている。思えば未完成に終わったものも含めて、カオスの中で苦闘した苦い経験の数々がある。本作も例外ではない。作家と呼べる監督(別に呼べるから偉いとかそういうのとは違うけど)が現在どれだけいるのか。呪いともいえるヴィジョンと質感へのこだわり。まだまだトンガって、型にはめようとする者とこれからも闘って欲しい。応援してます。

(注)
イアン・クリスティ「映画作家が自身を語る テリー・ギリアム」pp.220, 221, フィルムアート社、1999年。
ギリアムは、チェコのアニメーター、カレル・ゼマン作の「ほら男爵の冒険」(Baron Munchhausen、アニメ・書割を背景に実写を組み合わせた映画)の写真を見、後にドイツ映画「ほら男爵の冒険」(Münchhausen、1943年、独UFA創立25周年意念超大作。ゲッペルスの依頼を受け製作されたドイツ4番目のカラー映画(アグファ・カラー)。3番目とするサイトもある。ヨーゼフ・フォン・バキー監督。邦盤DVDも出ている。)を観たとのこと。ルドルフ・エーリヒ・ラスペによる英語版の本(1785年版)が有名になったが、ギリアムが読んだのは、ラスペ版にドレの挿絵が入っている1862年のヴァージョンの模様。

★オリジナルデータ:
The Adventures of Baron Munchausen, 1989, UK=Italy, Theatrical aspect ratio1.85:1 ( Spherical ),Columbia Pictures他・Columbia Pictures, 127min. Color (Eastmancolor), 35mm

★ASIN:B00006880A のDVDについて:
パラ・傷・ちらつきは無く、滲み・甘味はほぼない。色乗りよく、シックな画調。あと1歩だが
DVDとしては特に問題はないがあと少しディテールがよく出ていたら・・。

リージョン2対応、NTSC プレス盤
映像仕様は16:9LB、画面アスペクト比:1.78:1(左右若干トリミング)
片面 2層、127min、Color.
音声:英語、日本語, Dolby Digital, Surround
字幕:日本語、英語、On・Off 可、字幕・吹替えとも特に問題は感じない。
メインメニュー、チャプターメニューあり、ピクチャーディスク
〇映像特典:海外劇場予告編(4:3、トリミング、字幕なし、画質あまり良くない)、バイオ、フィルモグラフィ(ギリアム、アイドル)
〇音声特典:なし
〇付属物:なし
販売:日Sony Pictures社 2002年, BDD11774

★本サイトで買える他の商品(DVDカテゴリでThe Adventures of Baron Munchausenで検索):
〇DVDでよければ邦盤がどれも安い。テリー・ギリアムとチャールズ・マッキーワン(脚本)による音声解説 。メイキング「バロン」製作の苦悩(約70分)、監督とチャールズ・マッキーワンによるストーリーボード集(5種、約30分)、未公開シーン集(4種)が収録された2枚組商品も中古が安い。
〇邦盤BDは数種発売済み。そちらのレビューも参照ください。
〇Import BDは略。
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2022年12月31日に日本でレビュー済み
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こういった映画が最近は減ってるように思う。わたしは大好きだけどなぁ!愛のある可愛らしい映画です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思っていた以上にきれいな商品で満足しています。迅速な対応ありがとうございました。
2019年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物はちゃんとしたものがきましたよ。
映画の内容は人によるので。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セットが重厚な質感をもっていて、いかにも映画映画していて楽しめました。 今回自宅で字幕版をあらためて観てストーリーのおさらいができました いまどき誰もこんな映画作れないと思いますよ おすすめです。 
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Moon Steer
5つ星のうち5.0 awesome adventure, way too compact
2023年12月20日にカナダでレビュー済み
Amazonで購入
Worth at least one view, needs more than one to fit more puzzle pieces in place. I'm really happy to finally have it.

For people who didn't read the book, it's a parody of superheroes stories, from before superheroes were even a thing. Started as a collection of tall/dreamstate tales similar to the Cyrano travels to the Moon and Sun, or Guliver's Travels, the Wizard of OZ books or Alice in Wonderland. In similar vein, as self-derisive "fantasy", it affords the leeway to sneak in a lot of social critique; some of it does shine through the movie in classic Monty Python dryness. Some such critique goes by so fast to be almost missed, like the one involving the character Sting cameos in.

The BluRay main menu animation is a quick summary of the movie. Just like the movie is a quick summary of the Baron's adventures. Sadly, this is the best adaptation we have so far. There's enough material in these stories to fit in a TV miniseries to even start fleshing out all the characters, let alone include the stories from the book which didn't fit in the movie. Everything in the movie is a sketch, some of them are self-reflecting and intertwined. That includes the lavish decors and costumes. Of course, that fits the director's style just fine, a match for the rest of his movies and shows. That comes straight out of the book one may say... there are tens of adventures and hundreds of twists in the tiny book itself (even in the smallest first edition from 1785, slightly increased in 1796 and then in 1901).

As it's directed, the movie doesn't quite make up its mind on whether it's a children's story or an adult one. So both viewer categories have to make concessions on the rendition, the young ones with a bit more patience as the story lumbers along and doesn't really explain the various versions of the characters, the grownups with reading between the lines. And that's not limited to things like feet tickling, or the varying [in]compatibility of mind and body over time. That example's from an over-the-top yet typical Robin Williams sketch ([un]credited as an Italian "King of Everything").
While the book is told as an autobiography, the movie adds the "theatric" layer, a bit of story-in-a-story stack that doesn't quite pop out all the way back to the movie's starting reality (or pops out too far, depending on interpretation of the ending), just like it sometimes happens in the 1001 nights stories about stories.
E. Andrew
5つ星のうち5.0 Terry Gilliam Film
2024年3月16日に英国でレビュー済み
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Off the wall stuff.. Great.
bernard chapel
5つ星のうち5.0 Tout ok
2023年1月15日にフランスでレビュー済み
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Schulze
5つ星のうち5.0 DVD Baron Münchhausen
2021年12月15日にドイツでレビュー済み
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Schnelle Lieferung und im top Zustand
Chris bct
5つ星のうち5.0 Most folks have never heard of this movie. Fantasy at it's best.
2014年3月20日にアメリカ合衆国でレビュー済み
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I can't remember if I saw this on the big screen or not. Clearly, it is meant for the big screen. It's a huge film, visually. The intensity of the Baron's opponents overcome by his profound faith in fantasy. I've seen this film numerous times and it's one where you will probably always find more on the screen. I call this the film that spent a lot of money and it's all up there on the screen. The sets, the costumes, the chaos, the improbability of various situations, all with panache, wit, style and a central theme, that the Age of Reason is not good for us, that our imagination is crucial to a wonderful life.

If yer an Uma Thurman fan, anticipate seeing one of the most visually stunning scenes of a natural beauty as The natural beauty, Venus. Breathtaking. It's totally a family film except for a couple of course terms and some scary scenes. So, I'd not take anyone younger than 12. Otherwise, it's totally a film for all ages.

Terry Gilliam gets a lot out of his actors in this movie. Oliver Reed, R.I.P., feels, to me, to be at his comedic best here. John Neville, R.I.P., looks made for the role. I imagine he went nuts when given the opportunity to play this wide ranging character. Robin Williams provides a cameo that has given me many opportunities to cite logic and thought versus our carnal selves.

I've made a list of my favorite 300 or so films and this is about number 5. Given the insufficient distribution of the film upon it's original release, it's nice for fans to continue to turn others onto this lovely film. There's aspects to the story, there's depths to the costumes and sets, there's depth of concepts here that can keep ya learning from the film over the years.

I've yet to watch the extras on this 20th anniversary edition. I'm glad they did this for the film and can only hope that Criterion would do a release of this incredible film. This does belong with other Monty Python related films like Erik the Viking and Time Bandits (which is itself, brilliant, though not in the same deep ways Baron Munchausen film is, but grand and wonderful, lasting as high quality over the decades just like this film). And, if you like this I would recommend Stardust with Robert de Niro in a comedy role another woefully underviewed, less than well known great fantasy film.

I love film. The movies can take us places like music, poetry, sculpture and art can, places that our ordinary senses don't always take us on our own. When imagination is matched with millions of dollars and, seemingly, literally, all that money is up on the screen, and it's done with great humor and struggles between concepts that we may not recognize are presented to us in a grand visually sumptuous feast, we apparently can get The Adventures of Baron Munchausen. If, per chance, it is shown on a big screen somewhere, I urge you to take the time to see it. I'm so glad that we can see it widescreen and, if we're blessed with the resources, to see it on a big screen in our home. To see this cut up for the square TV screen by cutting out chunks of the original using pan and scan would be an artistic crime.

Somehow, Gilliam and crew were able to overcome the business difficulties of the movie studio and still create, truly, this masterpiece. There are moments in it when it takes my breath away. And others when I'm simply startled. "Just cut some from the top." I don't worry about what is true or fantasy in this film, what is real or made up. I believe that is the point. Let fantasy live and we are rewarded, in this case, with this beautiful and fascinating film. Sure, there's some confusion off and on. What we should be asking is, how could this film come into being when so many films are, well, not this. Are action or comedy or drama. This film has story, lessons, pure joy, elicits laughter and a great bad guy(s) as well as very unconventional heroes. I haven't seen it in some years and can't wait to pop it on the dvd player again.

I did notice that a number of amazon reviewers talked about first seeing it as a child. I was 34 when it came out. This really should be viewable by children, in the same sense that Grimm's fairy tales could have quite some scary aspects to them, but that was part of the lessons learned. I don't mean to over emphasize the scary as they are but, really, fleeting moments. I'm not quite sure when I've had this much fun at the theater, if that's where I actually first saw it. Needless to say, I highly recommend this film. If you are disappointed then I have to assume the core lessons Terry Gilliam is trying to teach simply could not bloom in you. For the avid fans who have posted reviews here, it is clear that his (and his team's) message hit home, dearly, to many people and, fortunately, continues to year after year. God bless whomever released this film. Clearly, a one of a kind film and one that can easily leave an impression for the rest of one's life, with a bit of glint in our eye something akin to the Baron's maybe!
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